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先週、ドカッと雪が降ったときに書いた日記をアップします。

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寒波が来た。

東北~北陸の日本海側を中心に大雪になっているが、店のある金沢・金石はほとんど雪は無かった。

しかし、風は強く冷たく雷がとどろいていた。

ヒョウやアラレ、ミゾレが降り、時折日が差して溶けて、そんな繰り返しだったが土曜日から一変しだした。

昼前からサラサラとした雪が降り出して風も少し弱まった。

しかし、2時頃になると止み曇りとなった。

もうそろそろ峠を超えたんじゃないかと思っていたが天気予報で明日にかけて更に強い寒波が来ると言うではないか。

案の定夕方4時頃からバリバリと雷が鳴りだして、アラレや雪が激しく降りだした。


こうなると心配事がある。

店のテントだ。

骨組の鉄筋は錆びてボロボロであり、テントも小さな穴がいたる所に空いている。

ここ数年雪が降ると、とても気になっている。

何とかもう1年、もう1年と願ってきた。


近頃の雷はとても激しくなっているような気がしている。

私も金沢以外の土地にも暮らしてきたが北陸の雷は身近に感じられる。

雷光が眼の前で光る感じがする。

何となく原爆と重ね合わせてしまう。

勿論私は被爆はしていないし、その頃のことを知らないがメディア等で見聞する限り、

『眼の前がピカッと光った』

と聴く。

その瞬間その方々達は一気に人生が暗転したのだから・・・・。

雷は光から始まり雷鳴が響き振動もある。


『生きててよかった』

と思うことがある。


次の日、日曜日は休み。

朝5時頃目が覚めるので戸を開けて外の様子を見る。

思ったより雪もなかったので、また布団に潜り込んだ。

日中も陽が射すことはなく、雷が鳴り、アラレ、ミゾレが降っている様だった。


夕方翌日の準備のため向かう。

重たい雪が路肩に積っていた。

店の周りは10cm程度積っていた。

テントの上にもかなり積っている。

早速テントの裏から丸椅子で押し上げて滑り落すのだが、今回は異常に重たい。

あっけなくテントが裂けてゆく。


酵母に魅せられたパン屋-テント


『ああ・・・・・・。』

来るべき事が来ただけである。

守らねばという気持ちから開放された気がした。

とても厳しい状況ではあるが修理せざるを得まい。

私と店は同化していると言っても過言ではない。

踏ん張って粘って何とか活路を見い出して行きたい。


私も店も体力勝負である。


今朝店に来るとテントの上には、ほとんど雪が無かった。

日中も時折雪は降るものの空は明るく青空ものぞく。


裂けたテントから青空が見える。

不思議だがとても新鮮な色彩だった。




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3回続けて冬イチゴをNさんから戴いた。


酵母に魅せられたパン屋-冬イチゴ7


毎週日曜日に七尾にある畑に行くらしい。

ココ最近荒天だったのに・・・・。


『あんたのために採って来たよ』

と冗談めかして言ってくれる。

有難いに尽きる。


今回も45リットル用ゴミ袋に、ほぼイッパイである。

『前回より少なめだな』

と感じた。


実と同じように蕾も集っていて

『もこもこ』

と朱色を輝かせている。

回を追うごとに実の成り具合が良くなっている。

寒いほどに蕾は開き実は熟すのだろうか?


前回よりも多く560gもあった。

生地の練り込み用に200g残し、後はジャムにする。

前回作ったジャムはとても美味しかった。


少し冬イチゴを食べてみると後味が少し青臭さが残る。

この際と言うことでプルーンも一緒にジャムにすることにする。

大粒のとても立派なものだ。


冬イチゴの朱色。

プルーンの黒。

三温糖の茶色。

の三色の色合いが良い。


酵母に魅せられたパン屋-冬イチゴジャム3


火にかける前にシャモジで全体を潰しながらなじませる。

弱火でコトコト煮詰める。

プルーンが強いのか、せっかくの朱色がぶっ飛んでしまった。


酵母に魅せられたパン屋-冬イチゴジャム4


舐めてみると青臭さが少し残っている。

『まずかったかな』

少しシマッタという気分になる。


翌日改めて舐めてみるとプルーンの勝ちみたいなのだが、後味は冬イチゴの味が出てきて、

『負けないわよ!』

といった味加減であった。


冬イチゴだけで作ればよかったと少し後悔する。

それ程美味かった。


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金沢の有機農業家Ⅰさんのホームページから店を尋ねてこられたお客さんが居た。

 

Ⅰさんの醤油が実に美味しかったこと。

奥さんがライ麦パンや酵母パンがとても好きなこと。

 

この2点が繋げてくれた。

 

Ⅰさんの会社で注文を受けたものを私の店で焼いて発送するという流れになっている。

混ぜ物(胡桃やレーズン等)は外国産を使っているが、パンはⅠさんの有機認証された小麦粉と全粒粉、国産の粗塩、てんさい糖で焼き上げている。

発酵素となる酵母もⅠさんの小麦から取り出して育てたものを使用している。

安心安全を超えた域の食べ物だと思っている。

それが

『本質』

なのではないだろうか。

そして、当り前だといえるようになればいいと思う。

こんな繫りはパン職人冥利に尽きる。

酵母のパンを熱く語れる人が来ると、やはり嬉しい。

 

家でもパンを焼くことがあるらしいので小麦酵母をプレゼントしてしまった。

種は飛んで舞い落ちて花を咲かせてくれるだろうか。

咲かなくてもいい。

とにかく飛んで行けである。


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