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農園で育て上げた小麦。

愛着がありすぎて全てを大切に使おうと思っていた。


麦わらで何か作ろうと意気込んでいたが、放ったらかしある。(汗)


酵母に魅せられたパン屋-麦わら1

『そろそろ、何か作らねば・・・・。そうや! すのこを作ろう!』


針金で枠を作る。

そこに麦わらを交わらせて織り上げようじゃないか!


頭では素朴な味のあるすのこが完成!

『良い出来だ!うん。』


『あら素敵! 誰が作ったの?』


『私なんです』


『何にやっても上手やね』


『いや~。何となく作ってみただけで。ハッハッハッ!』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


わらをよじったりすると切れるし縦横どうやって交わらせばいいのだろうか・・・・・。


スタートが切れず中止。


そうだ!

ひらめいた!

『ほうき』 なら出来そうだ!


卓上のほうきは麦わらを半分に折って布テープを15~20cm切って両端を少し残して、わらを乗せてくっ付けてゆく。


酵母に魅せられたパン屋-麦わら2

これを棒に巻き付けてゆく。

これを5回繰り返す。


布テープで補強して完成!


酵母に魅せられたパン屋-麦わら4

酵母に魅せられたパン屋-麦わら3

使ってみると十分に使える。


庭は無いけど庭ぼうき的に外で使おうと思う。


今、お客さんのスグ目に付く所に置いてある。

『このほうき、これと交換してくれませんか?』

と言われたら、ブログの良いねたになりそうだ。(笑)


酵母に魅せられたパン屋-麦わら5



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店周りの小さな土地や花壇を農園と呼んでいる。


そこでは、化学肥料を使わずにパン作りの工程から出たものを肥料と見立てて播いている。

野菜や果物の皮や切れ端、酵母の搾りかすなど。

以前はそのままを土にすき込んでいたが、焼畑にすると土が良くなるのだから、逆に播くものを焼いたらどうだろうかと思うようになった。

オーブンがあるのだから、余熱を使ってカリカリにした後で上から押して細かく砕いて完成だ。


ゴミ出しは2週間に1度位だ。(45㍑袋)


開業した頃から環境等への意識はあったので、ゴミを少なくするように努めていたが、ここ数年更に少なくなっている。

土は軟らかさがあり、ミミズも沢山居る。


ミミズの居る土から育ったものは美味しいと子供達に言っているが、3才の息子はミミズが美味しいと思い込んでいる節がある。(笑)



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店の周りには虫が色々居る。

こう書くと嫌がられるかもしれない。


蟻、蜘蛛、ダンゴ虫、ハサミ虫、ミミズなどなど・・・・。

夏になると、蝶、トンボ、蝉、カナブン。

秋になると、蜂がよく来る。

スズメバチやクマバチも時には来店する。


知らん顔していればいいのだが、店内に居座ると強制撤去となる。

大きめのボロで掴んで外に逃がすのだが失敗は許されない。

逆襲されると危険なので何処かに留まった所を素早く押さえる。


こうなると蜂もダメージを受ける。

外へ出てそっと手の力を緩める。

飛べずにヨロヨロと歩く姿を見ていると申し訳ない気にもなる。


蜂の体は固い。

そっと掴めればいいのだが、やはり怖いので難しい。


その弱った蜂を狙うのが蟻達だ。

あっという間に群がってくる。

もがく蜂の姿が切なく見える。

蟻は上手いことさばいてゆく。


蜂の体内の物質から食べているのか取り出しているのかは定かではないが、外皮には興味は無さそうだ。

蜂は生命力が強いのだろう、もがきながらも抵抗は出来ず、蟻のなされるままである。


時々、獲物に砂をかぶせてさばいていることがある。

巣の近くのためなのか?

獲物が大きいからであろうか?

暑さを避ける目的があるのだろうか?


動物も居る。

ヤモリだ。

かなり以前から住み着いている。

店を守ってくれる縁起の良い生き物だ。

暗くなると外壁に居て虫を狙っている。

時々赤ちゃんヤモリを見かける。

瞳が輝いていて、トテモ可愛い。

親が居るから、この赤ちゃんヤモリもいるのだろうと思うと無事に育って欲しいと子供を持つ我が身と重ね合わせてしまうのである。


3才の息子が保育園で習った、

『手のひらを太陽に』

をよく歌っている。

生きているからこその何か、個の尊重、共生が見事に込められている。

たどたどしく歌う息子の瞳も輝いている。



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