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店の周りには虫が色々居る。
こう書くと嫌がられるかもしれない。
蟻、蜘蛛、ダンゴ虫、ハサミ虫、ミミズなどなど・・・・。
夏になると、蝶、トンボ、蝉、カナブン。
秋になると、蜂がよく来る。
スズメバチやクマバチも時には来店する。
知らん顔していればいいのだが、店内に居座ると強制撤去となる。
大きめのボロで掴んで外に逃がすのだが失敗は許されない。
逆襲されると危険なので何処かに留まった所を素早く押さえる。
こうなると蜂もダメージを受ける。
外へ出てそっと手の力を緩める。
飛べずにヨロヨロと歩く姿を見ていると申し訳ない気にもなる。
蜂の体は固い。
そっと掴めればいいのだが、やはり怖いので難しい。
その弱った蜂を狙うのが蟻達だ。
あっという間に群がってくる。
もがく蜂の姿が切なく見える。
蟻は上手いことさばいてゆく。
蜂の体内の物質から食べているのか取り出しているのかは定かではないが、外皮には興味は無さそうだ。
蜂は生命力が強いのだろう、もがきながらも抵抗は出来ず、蟻のなされるままである。
時々、獲物に砂をかぶせてさばいていることがある。
巣の近くのためなのか?
獲物が大きいからであろうか?
暑さを避ける目的があるのだろうか?
動物も居る。
ヤモリだ。
かなり以前から住み着いている。
店を守ってくれる縁起の良い生き物だ。
暗くなると外壁に居て虫を狙っている。
時々赤ちゃんヤモリを見かける。
瞳が輝いていて、トテモ可愛い。
親が居るから、この赤ちゃんヤモリもいるのだろうと思うと無事に育って欲しいと子供を持つ我が身と重ね合わせてしまうのである。
3才の息子が保育園で習った、
『手のひらを太陽に』
をよく歌っている。
生きているからこその何か、個の尊重、共生が見事に込められている。
たどたどしく歌う息子の瞳も輝いている。
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