前日、発酵不良に終わった生地を何か使う方法がないものかと・・・・。


まずはベイグルにした。

何とか商品となったが、膨らみが弱い分目方を多くした。

お湯の中で沈むようになっていた。

強いものはスグに浮くのだが、なかなか浮上せず、結局お湯の表面まで浮く事は最後まで無かった。

ただ、生地の柔らかさが丁度良くて、それが幸いしたのか、味はまずまずだった。

酸味が余り無かったので食べ易かった。

このベイグルは、来店して下さったお客様に事情を話した上で差し上げた。



続いて記事に10%位いった胡麻を混ぜて、一晩休ませ丸型の煎餅のようにして焼いた。

皮は堅く中は少しもっちり感が残って、小麦の甘味と胡麻の香ばしさが溢れてトテモ美味しい!!

後味に酵母の人参の香りがする。

ハーモニーのある旨味が良い。


近頃、無発酵・低発酵のパンが美味しいなと感じる事がある。

改めてパンの皮、クラストに美味しさを感じる。

小麦と水が化合したものを焼くことで出る味や香りは本能を充たすし、嗜好を問わない。

シミジミ食べてしまう。

オリエンタルなパンが良いナァと思えるようになってきた。


後はピザにしたりオリーブ油や菜種油と混ぜて一晩冷蔵庫で寝かして細長く延ばして焼けばグリッシィーニにもなる。

かなり保存出来てついつい食べてしまう。

成型後は20~30分休ませて霧吹きで水を掛けて焼く。

抑えて焼く。

落して焼く。

プロセスのあるパンは、やはり中身があるなぁと、つくづく思った。


『失敗は美味の素』

かもしれない。(笑)


前回、人参酵母で焼いたパンが好評だった。

その時は男らしい人参だったが、今回は女らしい人参だ。

この人参は甘い。

酵母の様子が違う。

種を舐めると酸味が無いに近い。

ドロリと繋がりがある。

男らしい人参に比べて筋も少なく、とてもおろしやすかった。

どんな方法で栽培しているのか一度伺ってみようと思う。

野生感は劣るが充分な人参の香りがある。


昼過ぎに酸味が出てくる。

キャラメル色の筋が種に出る。

繊維質ではなくて色素だ。

かき混ぜると

『エッ?』

そのまま筋が残るのである。

繊維質なのだろうか?

グルテンと繊維質が合体しているのだろうか。

手で触ってみると何となく筋なのだが、口の中で引っ掛かるような筋ではない。

食べてみると、とても弾力があるグルテンだ。

細かい繊維質にグルテンが付着してこの筋を描いているようだ。

初めて感じる光景だ。


仕込上がった生地は鮮やかさは無く、ややくすんだオレンジ色。

だいだい色に黄土色を加えた感じ。

発酵は男らしい人参より遅い。

まぁこれが普通なのだが・・・・。

成型後ホイロの中の様子を見て発酵はしない、無理だと判断する。


とても優しい人参だった。

優しすぎて、ただそれだけでは駄目なのかも知れない。

【自家製ベジタブル酵母と国産小麦を使い安心安全なパンを作るベンベーカリーWebショップはコチラ!】


ブラックベリーは直径2~3mmの小粒がプチプチと集った2cm位の縦長の隋円形で色は紫から赤紫の色帯だ。

その一粒ずつに種があるのかは、はっきりと解らないが、苗の種より少し口当たりのある同じような種がある。


酵母に魅せられたパン屋-ブラックベリー


10~20歳代の頃、福井市に合計6~7年暮らしていた頃、自転車によく乗っていた。

気に入って走っていた。

美山町~池田町は川が流れ緑と里山の田園地区だ。

国道から外れると車も更に少なくなり、のんびり走りながら景色を眺める。


その山際や田んぼの用水辺りの草むらに赤いものが見られる。

小さなプチプチが集った1cm強位の赤いと言うより朱色の実だった。

みずみずしくて食べれそうな気がする。

人間の本能が働く。

口に入れる。

甘酸っぱくて美味しい。

『へび苺』

という。(勝手に思っている)


水の清らかな所でないと生育しない。

ブラックベリーを食べると、そんな頃のことをフッと想い出した。



にほんブログ村 料理ブログ 自家製酵母パン作りへ ← あたたかいポチッをお願いします。
にほんブログ村

【自家製フルーツ酵母と国産小麦を使い安心安全なパンを作るベンベーカリーWebショップはコチラ!】