第2回は、「適した土とは?」 | Nom親爺のブログ

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プルメリア育成や南国の植物のお話

親爺タイから帰ってきました。飛行機DASH!

寒くて風邪ひいちゃいました。雪だるま

 

さて前回は「土」についてとても広い話をしましたが、今回はもう少し絞ってお話しようかと思います。

題して「適した土とは?」です。

何に適した???

当然プルメリアですよ~

前回に有機用土と無機質用土の2種類のお話をしましたが、では実際にどうしたらいいの?

どう考えて配合すればよいの?

と思っている皆さんへ

毎回ですが親爺流の回答をいたします。

 

地植えできる地域の方は参考にはなりませんので悪しからず!

鉢植えで育てている方を対象としてお話しいたします。

 

それでは、プルメリアってどんな土が適しているのですか?

はい、どんな土でも大丈夫ですよ~・・・音譜

それじゃあ回答にならないではないですか!と怒られそうですが。

プルメリアは木ですからどんな土でも育ちます。

 

毎回お話していますが、プルメリアは大木になる木ですから。

でもこの木を鉢植えで咲かせるには?

南国の植物を如何にしたら冬越し出来るか?

と考えると頭が痛くなる。

 

 前置きが長くなりましたが、先ずは親爺の環境から考えた土です。

屋上なので、北風に直接あたり加温しないと氷点下まで下がる。

屋上なので、365日太陽に当たっている。

室内には取り込まない。

最低温度は、3℃ぐらいまで下がる。

と言う環境です。

この場合は、気温が低いので冬越しの場合には鉢内の水分が問題です。

鉢内の水分が残っている場合は「」と同じで根が凍ってしまうことがあります。

こうなると冬越しはできません。叫び

ですから、いかに早く水分を鉢外に出さなければなりません。

一般的に水切れの良い土を使うのが理想です。

 

水切れの良い土とは?

無機質系の用土です。

赤玉土、黒土、鹿沼土が一般的でしょうか。

この内、鹿沼土はPHの関係で適しません。

一般的に簡単に手に入る用土としては「赤玉土」でしょう。

 

でも最近では良い改良用土が出ています。

親爺がお勧めするのはアイリスさんの「粒状培養土」です。

これだけでもいいと思うくらいの完成された用土で、粒状なので水捌けも申し分ありません。

そしてもう一つ改良用土として

パーライト、軽石、バーキュライトなどがあります。

この3点はどれも水捌けが良く無菌な物が多く雑菌を嫌うプルメリアには向いています。

無機質用土は、赤玉土+パーライト+バーミキュライトで決まりですね。

 

では、夏の時期に対応するには?

前記の配合では生長する栄養分が無いですよね!

ですから親爺は少しの有機用土を追加しています。

それは、腐葉土、牛糞堆肥、ピートモスなどです。

この有機用土を2割程度入れて全体的な用土を完成させています。

粒状培養土+赤玉土+パーライト+バーミキュライト+腐葉土+牛糞堆肥

 

 

これが前回もお話した親爺の配合なのですよ。

この配合は冬越しに自信のない方にはお勧めする配合ですよ!

 

そしてもう一つ

室内で冬越しされる方向けの配合です。

こちらは15℃以上ある室内で冬越しするというのを条件として配合を考えてみました。

室内気温が高いので少し水分が残っていても大丈夫ではないかと。

こちらの配合割合は、無機質用土7~6割+有機用土3~4割でしょうか。

これでバッチリですが、この配合で植え替えた夏は肥料分を少な目にしてくださいね。

なぜなら土に養分がたくさん含まれているからです。

禍肥料になると大木になっちゃいますよ~

肥料は2年目くらいに有機分を含んだ物をあげればいいと思います。

親爺は「魅惑の肥料」をお薦めしています。

こうすれば2~4年は鉢の中の環境が安定して綺麗な花を咲かせてくれると思いますよ。

ここに書いてあることは、親爺が実践した経験上から記載しています。

皆さんの育成環境に合わせてご自身で配合して最適な土を見つけてくださいね。

次回は、「鉢底石って使っているの?」です。