ソフトウェアの開発環境のお話 | ごく普通の技術系サラリーマンの一生

ごく普通の技術系サラリーマンの一生

成功体験なんか役に立たない。
定年退職を迎えた普通のサラリーマンの一生を振り返り、会社生活の裏側と本質を書き綴ります。

相変わらず蚊帳の外状態で仕事を進めている。

私はWEBアプリを開発するに当たり、フロント側はHTML+CSS+javascriptで開発を行っている。
javascriptのライブラリは最小限にとどめ、せいぜいチャート類とjQueryぐらいを利用している。

フレームワークは使っておらず、Bootstrapを多少活用している程度だ。
バックエンドはC#で、いわゆるMVCの構成でVisualStudioで開発を行っている。
しかし社内では、最近フロント側をVueのフレームワークを使用し、バックエンドをNodeで作成する事がいつの間にか決まってしまっていた。
周りのソフト屋がいつの間にか開発環境を変えていた事で実態が明らかになった。


私には何の話もなかった。

別にそれはそれでいい。
Vueは今はやりのフレームワークであり、見栄えの良い画面をサクッと作成する事が出来る。
Nodeをバックエンド側に使用する事もメリットは大きく、フロントと同じくjavascriptで開発が可能だ。

私があえて昔ながらのASP.NET MVCで開発するのにはそれなりの理由がある。

まず流行り物に手を出すとそのバージョン変更に永遠に付き合わされる事があげられる。
また、プログラムはそのすべてを内製で賄えるとは思っておらず、いざ外注に出す話になった際
対応出来る出来ないの話になりかねない。
バックエンドもしかりである。

IISはほぼすべてのPCで利用が可能な上に、既にすべての工場で稼働している。

自分のPCで開発した物を簡単にリリースする事が出来る。

しかしNodeを活用しようとした場合、開発側も工場側もまだ環境が整っていない為そう簡単には切り替える事が出来ない。

もう少し時間が必要であろう。

ただ、本来ソフト屋でない素人の自分がソフト開発を行う際は、本当はどちらが妥当なのかは正直不明でもある

もう一つ大きな理由がある。

今の仕事を辞め、WEBアプリ開発の業務を自分で進めようとした場合、覚えておかなければならないスキルはやはり流行り物ではなく、一般的なシステムが望ましいのでは?と考えた為でもある。
フロント側はやはりHTMLとCSSとBootstrapを極め、javascriptとjQueryで開発するのが王道かと。
その上で、必要に合わせてそれぞれのフレームワークを使えるようになっておく事が、望まれるスキルかなとも考える。

ちなみにIoT絡みのWEBアプリを作成する為には、グラフや表の表示が必要である。
私はamchartsを使用しているが、社内ではechartsが主流になりつつある。
echartsは無料の上に機能が豊富で見栄えも良い。
特に不満は無いので活用する事に問題はないのだが、個人的には中国製で有る事に抵抗がある為使用を躊躇っている。
 

会社組織はとかく共通の物を使わせたがるが、もう少し自由に選択させてほしい、と言うのが本音である。


共通化を謳って結局活用出来なかった事例を、私は沢山見て来ているからだ。