哲学の森‘生きる’という事は、考えようによっちゃあ空しいもんだ。結局最期は、みんな死ぬなり滅びるなりして、なくなってしまうんだもの…。人類の、「自分は一体何の為に生まれてきたのか」という問いに対する答えは、きっと永久に見つからない。でも、人間は生きるのだ。はっきりした理由も分からず、行く先に霞みのかかった‘人生’という道を、ただひたすらに歩き続けるのだ。…妙なもんだな。