…とは、僕の好きなジョン・アービングの小説、『ホテル・ニャーハンプシャー』の中に出てくる一節。
お伽話が実は残酷なものであるように、人の人生もまた、残酷だ。
「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」というお伽話の結末は、それが非現実なものであると皆が周知しているが故に‘夢物語’なのではないだろうか。
夢見がちな少年時代は終わりを告げ、今眼前に広がる人生は、まるですがりつく島も見えぬ程の荒海だ。
しかし‘人生がお伽話’であるならば、僕自身の取るに足らぬ‘物語’など、不出来な仕上がりになったとて構わないではないか。
最後まで、己に嘘偽りなく語る事が出来るのであれば…。
そんな事を考えながら過ごした、今年のクリスマス。
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