迷い道クネクネ。
好きだったな、この歌。
高音が綺麗すぎて歌えませんけど、好きだったな。
こんにちはBJです。
古本屋の店先にワゴンセールみたいに「たたき売り」されている本。
ありますでしょ。
なんか、旬の過ぎたエッセーやら小説がワンサカ。
日ざらしの中に並べて置いてあるやつ。
しょうがないとは言え悲しいものがあります。
その「もの悲しさ」を愛する私は、ワゴンをよく覗き込みます。
時の流れは残酷だ。
などと思いながら今回も眺めておりました。
ちなみにワゴンの本は「一冊110円(税込み)」です。
なんか値段も悲しいよなと思いつつ。
「世界文学大系」と言う本が何冊か出てまして・・・
その中に「デカルト・パスカル」と書いてある一冊がありました。
嘘でしょ。
と思いながら手に取りました。
目次を見ると御二方の代表作が・・・
デカルトの「方法序説」とパスカルの「パンセ」が同じ本の中に入っておるわけです。
で、110円。
ハードカバーのデカい本ですけど110円。
これは何かの間違いではないか。
110円は失礼だろう。
だってデカルトさんとパスカルさんの代表作だぞ。
でも、110円。
ほとんど救出するように買いました。
もう、なんか国際救助隊(サンダーバード)気分です。
古本屋に期待したのは、値段が間違っていましたと言う一言。
ありませんでした・・・
やはり110円なんですよ。
奥付を見ると「昭和33年10月10日発行」だそうで。
古い?
古いですよね・・・
私の生まれた年だ・・・・
古い?
すいませんね。
でも、中身が変わっている訳では無いし。
いや、本の話ですよ。
パンセなんて文庫本でも上中下巻あって高いのです。
はい、前にパンセを引用した時は図書館で部分的に写筆しました。
欲しかったけど諦めていた本です。
が、110円。
「人間は、考える葦である。」のパンセ。
「我思う、ゆえに我あり。」の方法序説。
いいのですか、こんな値段で。
失礼なのではないでしょうか・・・・
中身は変わって無いのですよ。
と、心の中で叫びながら買いました。
110円。
さっそく読んでいます。
面白いかって。
読めばわかる。
そんな感じ。
完璧な迷い道。
プラトンさんごめんなさい。
ではまた。
100年もつヒザとか100年生きるための心得とか体操とか。
なんですかね「人生100年時代」。
100年生きるのが人生の目的なんですか。
私は、そんな目的など持ちたくありません、はい。