日々、知らないことが出てきて。

それを調べるのが日課となっております。

なんとバカだったことか・・私。

 

こんにちはBJです。

大騒ぎになっているパーティー券裏金問題。

この国際情勢が緊迫している時期に何を悠長な話だろう。

などと、その「悠長さ」を笑っておりました。

金の記載漏れなんですから、振り込みにすればよいでしょ。

全部、記録は残ります。

だけど、何故か「派閥解消」へと動いています。

派閥が諸悪の根源・・・・

なのでしょうか。

派閥と言う名前が消えればそれでよしとする。

政策グループとか勉強会とか出てきても「派閥」と言う名前が消えればいい。

そうなんでしょ。

 

いやね、それでいいのです。

 

民意と言う怪物は、あきれるほど言葉に騙されますし、もともと意思などないのですから。

すぐ忘れますよ。

だってね。

選挙に金がかかるから「金を持っているものが勝ち」なわけです。

金のある所に人は集まりますでしょ。

いや、政治の話ですよ。

選挙に金がかかるのは我々がそうさせているのでは?

それとも、議員各位が金のかかるようにしているとでも思っています?

 

派閥もグループもけしからん。

 

ですか・・・・

では、例えば自民党が一枚岩になったとして考えて見ましょうよ。

その代表である総裁=総理が右向け右と言えば全員が右を向く。

国会は立法府ですから法律を変更することも作ることも出来ます。

つまり「独裁」がすぐにでも出来ますでしょ。

なんと行政の長も総理ですから、粛々と独裁に向けて作業できます。

 

えっ・・そんなことは許さない。

 

あらら、だって誰か止めることができますか。

考えて見てください。

日本のように二大政党制を持たない国は、簡単に独裁に陥りますよ。

 

何を言っている、今までそんな独裁者が出たことは無いだろう。

 

えぇそうです。

実は、貴方の嫌いな「派閥の力学」が働いて極端な思想や行動を中和していました。

で、派閥が無くなって(それがお望みでしょ。)自民党一枚岩。

あっという間に独善に陥りますよ。

それは、考えていらっしゃる?

独善は独裁にはつながらない?

それは嘘ですね。

 

いや、そんな簡単に独裁者は出ない。

 

えぇ、簡単には出ません。

だって、私達が作るのですから。

使命感に燃えた人に熱狂し、この人こそが世を変えてくれる人だと応援を惜しまない。

彼こそが、我々民衆の代弁者だ。

そこからしばらく彼と民衆の蜜月が必要です。

民衆の代弁者だった彼が、いつの間にか彼の言葉が民衆の言葉と錯覚されてきます。

そりゃそうだ。

難しい政治の話や外国との付き合いなんか考えるのは面倒ですしね。

彼に任せておけばいいのです。

 

でしょ。

 

そして彼が言います。

「私の言葉が民意だ!」

誰も疑わない。

はい、独裁の始まり。

時間は多少かかっても出来ますでしょ。

でもね、彼は独裁者になりたかったのか?

考えて見てください。

 

じゃあ、日本の政体は独裁者を生むのか?

 

違います。

どんな政体であろうと「独裁者」を生むのは、我々民衆です。

そこを忘れないでください。

 

さて、それはそれで考えてもらうこととして

今回は「民主主義って何なんだ。」

ってところに戻ってきて欲しいのです。

前に「参加と責任のシステム」であると書きました。

宇野重規(うのしげき)さんの言葉です。

 

「民主主義」は、完成された主義ではありません。

何処に不備があるか・・・・

または、人間に可能な主義なのか。

金の問題で騒いでいる今が考える良いチャンスかも。

 

遠い国会の話ではありません。

民主主義の実践は、町内会と言う身近なところに最もよく表れます。

その辺から見てみてはいかがでしょうか。

私は、そうしています。

神は細部にやどる、らしいですよ。

 

ではまた。

 

ちなみに日本は、三権分立をしていません。

議院内閣制とはそう言うことです。

モンテスキューさんごめんなさい。