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多重人格者が出来るまで

解離性同一性障害の記録を残すブログです。


まぁH先生自体は一ヶ月程度の滞在だったんだろうけど、奥様のMさんの滞在期間が長かった為NYから国境を越えたスカイプ診察(笑)を入れなければ今日は二ヶ月振りのカウンセリングだった。

※アタシのカウンセリングは奥様のMさんも同席のもとで行っている。






…が。予想外の出来事発生。
早朝に胃の激痛に目が覚めたのだ。

原因はストレス性のもの。
要は行きたくない子が居るということ。…うん、解ってる。
でもあまりに酷い激痛と吐き気で胃酸を抑えようと水を飲むも効果なし。
牛乳飲んでも効果なしだし、立ち上がるだけでも痛い。
正直

『ナニコレ?どれだけ行きたくないんだよ(苦笑)』という感じ。

痛くて痛くてベッドで寝てても落ち着かないからリビングのソファーで痛みに悶えつつ、

【これじゃあ今日行けないなぁ~。スカイプだなぁ~。】って諦めたりして。

気付けば眠ってしまっていたらしく、目が覚めると胃痛も消えていた。

時間無いけど、取り敢えず準備しながら【暑いし行きたくねぇ…。】ってずっと思ってた。

だけど電話すんのも面倒で気分転換になるかなって思ったのもあって行くことにした。まぁ、正直暑いの苦手なアタシは途中で帰ろうかと思ったけどね!行きにサンダル壊れたし。暑いし。踏んだり蹴ったり。

ちなみに今も胃痛が酷い。

意味わかんね。

もうカウンセリング終わったんだから良いじゃんって思う。

落ち着けよ、アタシの中のアタシ!(笑)

何が気に食わないんだよ?

二週間後と四週間後に予約入れたのが気に入らないのか?

痛みを加えても予定は覆らないんだから諦めろっつーの。

…にしても痛い。本当に痛い。そして気持ち悪い。うぇ。

ここ最近の体調不良っぷりは凄まじいよね。どんだけ嫌なんだよ(笑)

そしてどんだけH先生嫌いなんだよと(笑)

どれだけ体調不良にしてもスカイプ出来るんだから無意味なのに。

…やっぱ先生が言う通り子供人格なのかな。やる事が幼稚。だけど容赦ない。

あーホント痛い。ちきしょう。

この痛さは身に覚えがある痛みで、高校受験のストレスで急性胃炎と急性胃腸炎に同時にかかった時と同じ痛さ。

だからストレスだって判る。

キリキリ痛むのはよくあったけど、こう胃が抉られるような痛さって中々ないなら結構堪えるわ。

治療は精神的にかなりキツイ。

…そして他人格の妨害で身体的にもかなりキツイ。

でも治療をやめようと一度も思わないし、これからも思う事はないのはもう意地だよね。

負けたくない。負けたくない。負けたくない、自分に。


苦しくて苦しくて心が折れそう

そんな時に見た夢は

拷問の夢 だった


拷問されないように頑張っている自分

そして運悪く拷問にかけられる知り合い

…吐きそうだよ
数年振りなんじゃないだろうか。

パソコンで作業してたら突然苦しくなって、呼吸まともに出来なくて視界が揺らいで。

他の子達が暴れてる時もある意味発作に近いけど、症状は全く違う。

暴れてる時は発狂しそうになるギリギリの状態。

発作は目が飛び出そうになる苦しさ。辛さ。

一日も早く私この命が消えてしまえば良いのにね。早く配偶者を解放してあげればいいのに。

苦しんで苦しんで死にたい。

周りの人達に同情されながら死にたいよ。

『可哀想な人。可哀想な人生だったんだね。それに比べたら自分は幸せだよね、頑張ろう。』って、そう思えるように…。











当たり前に過ごしている日々はかけがえのない幸せなこと。

確かに外で働く事はストレス溜まるし疲労もある事でしょう。

それでも自分の手で、足で、身体で元気に働ける事はとても幸せな事だと思うから。

とても羨ましいことでもあるから。

だから私は働けていた時、すごく嬉しかった。

こんな私でも普通に働ける喜びを毎日噛み締めていた。


人から必要とされる人間
人から頼られる人間

それって私の存在理由に思たから。

要らない子じゃなかったんだって、それだけで嬉しくて嬉しくて涙が出そうだった。幸せな日々。

おはようございます も、
お疲れ様です も、
たわいない日常の会話も嬉しかったし、楽しかった。


ねぇ、どうして私は普通の生活出来ないのかな?

ねぇ、どうして私はこんなに身体が弱いんだろう?

普通に生活出来る人達を妬んだりはしないけれど、心から羨ましいよ。

記憶もちゃんとあって、普通の家庭があって、健康体で。

当たり前のことだけど、当たり前じゃないもの。

私にはとてもとても遠い夢のようなお話だもの。


私は一度電車乗って遊びに行くと翌週の半分以上は熱が出て気持ち悪くて動けないんだよ?

それでも、私は幸せです。


少ないけど友達が居て、Twitterではリアルの私を知らないから皆仲良くしてくれるの。

優しいDAN-NA様がいるし、お姑さんもとても優しいの。…私のお母さんて呼べる唯一の存在。

可愛い花嫁さんになる夢も叶った。

だからね、私が出来る事、私がいつ消えても大丈夫なように何を残してあげられるか考えたら、それはやっぱり子供だったの。

私は私の大切な人達に恩返しをするためにも、私の生きた証を残すためにも子供を産みたい。

…それまでは死んじゃいけないんだよ。



…だから。





…頑張れ、私。
私は未だ自分がDIDじゃないと思う気持ちがある。そしてそれを毎回先生に伝える。

…でもそれが覆る事はない。

DIDだと八割以上は受け入れてはいる。
…けれど、心の底では記憶障害がある“だけ”なのだと信じたい気持ちがあるのだ。私は“普通”なのだと信じたい…。

きっとその祈りにも似た思いはずっとあり続けるのだと思う。

それは私にとっての“希望”でもあるから。…だから失う訳にはいかないとさえ思っている。

たとえ周りから見れば滑稽だとしても。


カウンセリングの話しだが、カウンセリングは相変わらずで新しい記憶が戻る事もなく、ただただカウンセリングを受けている状態だ。


でもカウンセリングを続けていく中で毎回少しずつ明らかになる事がある。

先週のカウンセリングで明らかになったのは、【母親が私に嫉妬していた事】、そして【母親に遊んでもらった記憶がない】こと。


小さい頃ーー…まだ両親が離婚する前、私が父に何か買って貰うと決まって母親に捨てられていた。洋服も沢山捨てられたし、お気に入りの赤いベレー帽も捨てられた。

お気に入りだったからこそ父は二度程買い直してくれた気がするが、それでも捨てられ続けた。

私はその母親の行動を責めることはしなかった。幼心に母親がそうしたいのならば仕方ないと諦めていたから。

けれど先生に「それは嫉妬だよ」と言われて疑問に思い色々思い返してみると母親は兄達にはそんな事していなかったのだ。そう捨てるのは決まって私の物だけ。

それに気付いて私は初めて嫉妬されていたのかも知れないと自覚したのだ。父親に対してでさえ嫉妬心を剥き出しにする母親だ。当然、義理の父親が私に甘ければ私への嫉妬心もより強いはず。

そして私は母親と犬猿の仲だった義理の父親の娘にも可愛がられていた。…そりゃあ、私は邪魔だよな。と何だか今更ながら納得してしまう。

ちなみにカウンセリング中からずっと母親に遊んでもらった記憶を探ってみたが全く思い出せない。
父親や、兄達に遊んでもらった記憶は沢山あるのに、母親だけはないのだ。

ん…?何かおかしい。

そんな筈はない。
確かに常識はずれの人ではあるけれど私はそれなりに愛されていたはずなのだ。…そう思っているからこそ不思議で仕方ない。

やはり…私は愛されていなかった、のか…?

いや、全ての原因が母親にあることも母親に精神的虐待を受けていたことも解っている。

それでも私は異常な愛され方だとしても“母親に愛されていた”と信じてきた。だからこそ、その今まで無意識的に信じてきた事が覆る事実を受け止められていないだけなのかも知れない。

…あぁ、そうか私は本当に愚かだ。

現実を受け止められずに生きてきたということが明確になり、こうも落ち込むなんて…。

それだけ私はあの母親を求めていたということだろう。
お互いに一方通行の想いは決して交わることはなく、すれ違ったままだったけれど。

滑稽な私。滑稽な母娘。



そして今回のカウンセリングは先生たちがNYに長期出張中のためSkypeで行った。先生はWEBカメラ、私は画像を先生に見せるように設定していて。途中で画像を変えたら先生がその画像を絶賛し「感性が豊かなのね。」と言ってきた。

そう言えば自分の感受性は豊かすぎるところがあり、涙脆すぎるのをどうにかして治したいと日頃から思っていた私は良い機会だと思い先生に尋ねてみた。そうしたら、

「君はそうしないと生きてこれなかったからだよ。」という。

どういう意味か判らず聞き直すと、

「虐待とかを受けてきた子は皆同じように五感が鋭く感性が豊か。それはそうすることでしか自分の身を守れなかったからなんだよ。」と。

はー…。なるほど…。
だから私は家の中に居ても人が来る気配や近所のガス漏れの匂い、口に出すと周りの人に怒られるような音が聞こえたりするのか。納得。解決にはならなかったけど、まぁいいや。

来月は先生ひとりだけしか居ないからカウンセリングはお休み。

次は七月。

取り敢えずよく判らない気分の落ち込みになす術なく、時間が解決するだろうと旦那様に甘えようと思う。ごめんね。
この前、先生んトコ行って不満を全て吐き出した。


・旦那様にmixiもツイッターもニコ生もニコ生のblogも全部確認されていること。

・一日に3、4回以上電話かかってくること。

・別人格出てても2回目のカウンセリングの時に先生達以外の場所で他人格が出ないことを約束したから、旦那様の前で交代しててもホストをわざわざ演じなくてはならないこと。

・それが嫌で嫌で仕方がない。

・だってホスト以外は旦那様を愛してないから。

・おかげで苛々する。鬱陶しい。面倒臭い。どうにかしてくれ。


つか男が男を好きな訳ねぇだろっていうねwwwとりあえず諸々がもう無理。もう逃亡したい。つかこのままなら逃亡するから、まじで。って話をしたら先生が旦那様に市民権を得るために話してくれることになった。やったー!

これで堂々と「俺はホストじゃねぇからくっつくな。鬱陶しい。」って言える!!

それが嬉しいし楽しみなのだが。

話聞いたら凹むんだろうな。

…ウゼぇ…。