飛び級の総括と今後?! | サッカー素人オヤジの日記

サッカー素人オヤジの日記

サッカー素人の昭和生まれのオヤジが、2012年生まれの息子がサッカーを始めたことでサッカーに興味を持ち始めました。
息子の成長や家族のことを記録します。
同年代のサッカー小僧をもつお父さん、もしくは、コーチの方と意見交換したいです。

おはようございます。

某地方都市在住の1970年代生まれのサラリーマンです。


息子は今日明日と、地区トレの遠征に行っています。

都道府県トレセンには選ばれていませんが、FPが20数名いる地区トレのFP12名に選抜して頂けたので、
息子の現在地がなんとなくわかりました。
頑張ってきて欲しいです。

ところで、先日の遠征で息子の飛び級生活(?)が終わりました。

2年生で自分の学年と2カテ上を掛け持ち、
3年生で2カテ上だけに帯同し、
4~5年の12月まで1カテ上に帯同しました。

飛び級期間中に得られたことと、得られなかったことがあります。

得られたことと、得られなかったことに分かれたことには2つの前提があります。
前提①:息子は、スピードに優れていいるわけではなく技術とIQで勝負するタイプ
前提②:チーム内で1カテ上だけ育成への考え方が異なったこと

息子が所属するチームは、2-4-1を採用しており、
オフェンスでは、ボランチを中心としたパス回しで丁寧に前進し、アタッキングサードではその時のメンバーの個性に応じて崩し、
ディフェンスでは、前からプレスをかけてパスコースを限定して中盤の数的有利を活かしてミドルサードで奪う
ってサッカーをします。

勝ちにこだわる大会は少なく、複数ポジションが可能な選手は色んなポジションにチャレンジさせるという方針です。

バルセロナや川崎フロンターレのサッカーが好きな息子が2~3年生の時は、
上記育成方針の恩恵を受けてのびのびとサッカーをしていました。

基礎技術がそこそこあったので、スピードで劣っていてもオフェンスに参加出来ましたし、
ディフェンスで闘える気持ちを持っていた息子は、2カテ上にもひるむことなくプレスをかけて奪うことが少なくなかったです。
メインは右サイドハーフでしたが、
右サイドや中央で奪って、右サイドで組み立てて、左サイドで仕留めるという形に貢献していました。

2カテ上への飛び級は、息子がしたいサッカーのイロハを学べた2年間でした。

一方、1カテ上は方針が真逆と言って良い状況でした。

オフェンスはいわゆる縦ポンで、前に前にの意識が非常に強いチームです。
ショートパスでも「誰か取ってくれ!」ってパスがほとんどでした。

ピッチを広く使って丁寧に繋ぐサッカーを志向していた息子に対して「綺麗なサッカーをしたがる。」と言われたことがありました。
それを聞いたとき、「いやいや、この学年だけがチームの方針と違うことをしているんですよ。」と心の中で叫びました。

サッカーをしたがる選手は少なく、1対1をしたがる選手ばかりだったので、
基本的にパスは出てこないし、預けても戻ってこない状況でした。

1カテ上の専属コーチは、育てるというより、勝つための指示ばかりでした。

何故かこの学年だけパパコーチで、パパコーチの子供が中心になっていました。
その選手がひたすら走りまくるスタイルだったので、チームが志向するオフェンスから益々離れるようになりました。

ディフェンスについてはチームの方針を基本にしつつも、前に前にのプレスが多かったです。

息子はオフェンスにおいて1カテ上とは噛み合わず、
ディフェンスにおいては走り負けすることはあるものの、バランスを取る性格や、思考を経た予測で機能していました。

チームでは噛み合わないオフェンスでも何とか目指すサッカーを身に着けようと、チーム外の活動で精進していましたが、
それを活かす場が無くて空回りすることが多く、辛い時間を過ごしました。

今年の秋口に、都道府県トレセンに落選したのをきっかけに基本を見直すことになりました。
パスミスゼロ・ロストゼロを経た次のステップとして、
裏を狙ったり前に飛び出す動き、ペナルティエリアの中に侵入する動きをテーマにしました。
すると、ようやくオフェンスでも噛み合い始めました。

1カテ上への飛び級では、息子が志向しないサッカーの中でもがく経験、強度が高い中での認知判断、前へ前へのプレスの中での動き方を学べましたが、
息子が志向するサッカーを学ぶ時間を失った1年9か月でした。

苦労した時間は今後活きると信じていますが、
意図はあったものの、好きでしたかったサッカーが出来なかった1年9か月が今後にどう影響するかは未知数です。

ずっと飛び級していた息子に対して、同じ学年からの期待は大きい様です。
コーチは「すぐに対応できるよ。」とおっしゃるものの、息子がどう順応できるか心配です。

そこで、息子と話をしました。

他の選手との連携の感覚を掴めるまでは、じっくりプレーするということにしました。
具体的には、
「ボールをもったらロストしない」
「良いプレーをしようとして慌ててパスをしない」
「気持ち待ちのディフェンスにする」
ってことです。

息子が信頼を得るためには、ミスをしないことだと考えました。
ミスをしないと、ポジション的にも息子にボールが集まりやすくなります。
ボールを触る機会を増やして連携を確認し、連携が取れるようになったら自分のしたいプレーを絡めて良い化学反応を起こすというステップです。

強度高い環境で1年9か月過ごした息子にとって、
同じ学年のトップレベル以外では、キープに苦労せずに堅実なプレーを安定的に出来ると考えています(多分)。

1年9か月で得たものを活かして、自分が活きる方法を探って欲しいです。

 
息子よ、一緒にがんばるぞ!

焦らず着実に積み重ねて、最終的には目標を達成するぞ!


ではでは。

今日は終日デスクワークです。

 


 

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