アナログ | 想像と創造の毎日

想像と創造の毎日

写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。


  日没の一時間前。
  ことり達は忙しなく、師匠の庭からひまわりの種をどこかへ運んで行く。
  ある時は、洗濯物干の支柱の根元にたくさんの種を隠してあった。
  一粒づつ運んでは隠し、隠しては運ぶ。
  この効率の悪い営みをいつまでも見ていられるのはなぜだろう。

  世の中が便利になっても、心の苦しさと心地良さは変わらない。

  不安をベースに賢くなって未来をコントロールしたい。

  忘れっぽさと愚かさで身体は生々しい。

  堂々巡りの季節こそ、奇跡的な瞬間だ。
  
  芽吹く種と、新しい命に生まれ変わる種。

  春は命の躍動でより一層、色濃くなる。
  空は高く伸びていく。
  時間が増えていく。

  ことりたちのメロディアスな旋律を皮切りにして。