雪は、溶けたと思ったらまた降る。
ダウンジャケットを洗濯して仕舞おうとしたら、真冬のように寒い。
暖房を点けたり消したりして、快適な温度を作るのが難しい。
職場の雰囲気がガラッと変わる。
ひたすら眠い。
春は緩急が激しいが、自分の身体の変化も面白い。
食欲が一気になくなった。
冬の量の半分で、もういらなくなる。
寒いというだけで、身体はエネルギーを無意識に要求していたのか。
どれだけ激しい動きをしていても、それは一日の中の僅かな時間で、便利な現代社会で生きてる普通の人間にとっては、カロリーの消費はたかが知れてるのだろう。
脂肪を蓄える必要もない、と細胞が判断している。
ぴー様の小さな羽毛が毎日自然に抜け落ちるように、私の脂肪も自然に減っていくだろう。
畑の雪が少しづつ溶けている。
ほとんどの作物が姿を消した中、パセリだけが秋の続きから始まるみたいに緑を保っていた。
雪が一気に積もったから、それが毛布のようになって、寒さから守られたのかもしれない。
ただ二年草のため、今年はとう立ちするようなので、新しい株に植え替えた方がいいだろう。
撒いた種は、だいたいが発芽して、みなさん本葉を出し始めている。
最初はどれも縁が丸い双葉だったのが、真ん中から生えてくる本気の葉っぱは、それぞれがみな個性的な形をしている。
それまでは種に貯えられていた栄養を頼りにしていたが、本葉が生えてくるといよいよ自ら光合成をして栄養を作り出すという自立の過程に入る。
どの葉も、深く切り込みが入っていたり、細かいギザギザだったりして、エキセントリックな形だ。
もう甘えん坊の赤ちゃんじゃないぜ。
オレはオレを生きた方を貫くんだ!…と、言ってるいるのかいないのか。
私には、この個性豊かで、生命力逞しい輩(?)たちをこれから本格的に間引かなくてはならないという使命が待っている。
君たちを選別しなくてはならないなんて…。
オラ、優柔不断の偽善者なので、ちょっと♡選べない。
しかし、パセリの本葉が可愛いな。
ロココ調(って何?)というか、軽快、繊細、優美(By Google先生)。
三枚の丸みのある形に細やかな花弁のような曲線美。
ビジュなら、君に一位を授けたい。


