élan vital | 想像と創造の毎日

想像と創造の毎日

写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

緑が分断され露出した山肌
倒木が登山道を幾度と遮る
鳥は歌うように敵を知らせ
蕾は放射状に開き花になる
蜘蛛の巣が集めているのは
食べ物ではなくて光だった
冷えた雲は重くなって明日
地へ降り注ぎ雨と呼ばれる
空と地の真ん中に私がいる
分割するから認識するのだ
私はいない本当はどこにも
いないからどこにでもある
疲労が意識を遠ざけていく
私は木々と寸分も違わない
私が私でありたい恒常性で
崖下へと誘わせる重力への
反発が起こる軸を意識した
意識が戻ると色は放たれる
渾沌から形を切り出してる
無数の孤独が枝分かれする
自由意思に目眩がしていた
あの蜘蛛の糸に捕まりたい