まだまだ朝晩は寒い。
しかし日中は雪が溶け始めている。
足元が泥でぐちゃぐちゃになる時期だ。
冬はもっぱら内側にボアのついたスノーブーツだが、冬の終わりは履き物に困る。
スニーカーはまだ早いし、スノーブーツだと濡れる。
今日、靴箱を整理して思ったのだが、私の最近の靴のワードローブ(ワードローブ??)は、悲しいことに長靴が多い。
畑用、釣り、カメラ用、普段用、そしてそれぞれに長いものと短いものがある。
しかし実はどの長靴も気に入っていない。
ホームセンターで適当に買ったり、よく見もしないでネットで買ったりしているから、デザインも履き心地も今ひとつなのである。
まあ、畑や釣りはデザインはどうでもいいのだが、普段履きぐらいは素敵なやつが欲しい。
あんまり長いとこの春先には暑苦しいし、短過ぎると雪水が入る。
長靴ほど、選ぶのが難しい靴はないと思う。
何せ、ゴム素材なのに伸びないし、紐で調整することもできない。
安いと素材が薄くて破れるし、長靴ごときで高いものを買いたくないという気持ちもある。
これが最高!という長靴に出会ったことがない。
漁師さん推薦の長靴があり、値段は手頃で、履き心地も強度も申し分ないのだが、普段履くにはなかなか勇気のいるデザインだ。
なので今回は、試しにこの長靴を買ってみた。
ちょうど、セールで安かったのである。
こいつ。デザインは良いし、作りがすごくしっかりしていて長持ちしそうなのだが、とにかく脱ぎ履きがしにくい。
水は入らなそうなのだが、その分、履き口が狭い。
これより広いタイプもあったが、狭い方がかっこいいと思った私の選択ミスだ。
ソールはビブラムソールだろうか。
滑りにくそうな素材である。
そして、ものすごく重い。
今のスノーブーツの重さの二倍以上はありそうだ。
これを履いて歩き続けたら、それだけで足が鍛えられそうである。
一番、重宝しているのはこの長靴だが、自立しないので履くのがめんどうであったが、ハンターのこの長靴の履きにくさは短さもあるが、この上を行く。
気付けば、靴箱に並んでいるのは、スニーカー、スノーブーツ、長靴、登山靴、サンダルである。
パンプス(って言い方今もするのかな?履かなすぎて名前すらわからない。)、ブーツなどは買っていないばかりか、ここ何年も履いていない気がする。
一体、どんなときにこれらの靴を履けばいいのか、まったくわからなくなってしまった。
私はこれを履いて、どこに出掛けていたのだろう。
たまに出掛けるときにワンピースを着てみるのだが、ついつい癖でスノーブーツとかをそのまま履いてしまって、あとでおかしい!と恥ずかしくなり、速攻帰る羽目になる。
なので、今度はワンピースでもおかしくない、長靴を探すつもりだ。