夜のインターフォン | 想像と創造の毎日

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写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。




相談がある!

と突然、娘からLINEが来た。
いつも唐突に問題が発生したことを
ストレートに告げてくるものだから
私はその度に今度はどのぐらいの
難易度なのだろうと
内心、ビクビクしている。

友達が昨日と今日、
同じ時間にインターフォンを
鳴らされたらしい!
そして、ポストから郵便物を
勝手に抜き取られてた!

娘とその友達は
同じ看護学校の女の子の
生徒だけが住む
オートロック付きのマンションに
いる。

だから、外部の人が
直接部屋のインターフォンを
鳴らすのも、
郵便物を抜き取られることも
普通ではありえないことだった。

ドアの穴からとか
インターフォンの画面にも
人は映らなかったの?
と尋ねると

隠れてて見えないらしい!
と娘は答えた。


娘の慌てる様子を感じて
さらに慌てた私は
管理人さんか警察に言った?
と飛躍して尋ねた。

すると二人は私よりももっと
ビビって慌てたらしく、
とっくに警察には電話していて、
とりあえず、郵便物については
郵便局に電話してくださいと
言われたそうだ。

なんですと?!
若い女の子が今まさに
どこの誰かも知れぬ変態に
狙われているというのに
悠長に郵便局に連絡しろだなんて!
しかも今は営業時間外じゃないか!と
自分の過保護さの自覚を通り越して
一瞬、怒りが芽生えてしまった。

だって、このマンションに入居したときに
管理人さんから散々脅されたのだ。
ここには女の子の
看護学生しかいないことを
知ってる人もいるので、
年に何回かは
それを狙った男の人が
後をつけて来るという報告があるので、
充分気を付けてください。と。

私はもう
すぐに駆けつけられない距離も
手伝って、不安で仕方なくなった。

だけど同時に
友達があまりいなかった娘が
友達のために
なんとかしようとしてる姿に
アホだけど、
感動もしていたのだった。

あんなに自分のことだけで
精一杯で、
人に助けられることはあっても
助けるだなんて余裕が
まったくなかった娘が、
誰かのために奮闘している。

話を聞いていると
おまえたちは本当に
看護士になって
病気の人たちの力になれるのか?と
そのおっちょこちょいさや
ネガティブさに心配ばかりしていたのだ。

だって、娘とその子の
電話での会話を聞いていると
(というかなぜか娘は
 帰省した際、その子とよくリビングで
 LINE通話しているのだけど、
 音声をスピーカーにしたまま話すので
 会話が丸聞こえなのだ。そして、
 それを相手は知っていて、
 それでも特に気にしない様子。)
死にたい。だの
チ〇コだの、ウ〇コだのって、
今どき小学生でも使わないような
下品な言葉を連呼し、
相手の友達はBLの漫画の話になると
嬉嬉として明るくなる。
というか、そもそも二人の話は
会話として成り立っていないのだ。
だけどなぜかお互いに
気を使わなくて済むからなのか
居心地が良さそうなのだった。

友達は自分のことを
ADHDだと名乗り、
娘はアスペルガーだと言って、
笑い合っていたこともある。 
そしてそれは多分、本当なのだ。

その友達の写真を
前に見せてもらったことがある。
その頃の彼女は
黒縁のぶ厚いレンズのメガネをしていて、
眉の形も整えず、
うぶ毛も処理していないような
いかにも腐女子という見た目だったのに
こないだその彼女が違う友達に
お化粧をしてもらったという
写真を見せてもらった時には
とても驚いた。
めちゃくちゃかわいくなっていたのだ。
白い肌に大きな二重の目。
眉毛は自然な形に整えられていた。
まるでアイドルみたいな可愛さだった。
驚いたみんなにコンタクトにしなよ!と
促されて、最近彼女は
眼鏡をやめたのだという。

あんなに可愛くなったのだから、
誰かが彼女のストーカになっても
おかしくないと娘は考えたのだろう。
大好きな彼女のために
奮闘している様子が
段々おかしくなってきて、
解決してもいないのに
なぜか心配が飛んで行った。
まあ、こんなに過剰なほどの
警戒心を持ってるみたいだし
大丈夫だろう。と。笑

それから数日して、
またLINEが来た。

モテなかったやつらが、
突然可愛くなっちゃって、
なんだか勘違いしちゃった(´>∀<`)ゝ
というお話でした。

ご清聴ありがとうございますm(*_ _)m