今さら知らなかったは恥ずかしい、先生が身に付けておくべき日本語
まずは、どう使い分けるか、自分で考えてみてから下の解説をご覧ください。
【本日のお題】
「叔父」 と 「伯父」
「温かい」 と 「暖かい」
「鑑賞」 と 「観賞」
「特徴」 と 「特長」
「容量」 と 「用量」
【解説】
叔父
⇒自分の父、または母の弟。
伯父
⇒自分の父、または母の兄
どちらも話す時は「おじ」ですが、漢字にする時は使い分けが必要ですね。「おば」(叔母、伯母)も同じように使い分けます。
温かい
⇒温度が適度で快適な状態。心や体の一部で感じる温度。
例) 温かい風呂 心の温かい人
暖かい
⇒気温に関することについて用いる。
例) 今年の冬は暖かい 暖かい気候
観賞
⇒芸術作品を楽しみ、味わうこと
例) 映画鑑賞 美術鑑賞
観賞
⇒自然を見て楽しむこと
例) 草花を観賞する 魚を観賞する
同じ花を見る場合でも、自然に咲いている花は観賞、生け花や盆栽などの人の手が加えられた草花は鑑賞となります。
特長
⇒他のものと比べて特に優れた部分
例) 彼の特徴は、足が速いことだ。
特徴
⇒他のものと異なって、特別に目立つ部分。
例) この車の特徴は、突飛な車体の形だ。
特徴は優れた部分を表す言葉に対して、特徴は良し悪しに関係なく目立つ部分を表す言葉です。
容量
⇒器の中に入れることのできる量
例) コップの容量が足りず、水がこぼれる。
用量
⇒使用する量。特に、薬に用いる。
例) 一回の用量を間違えず、薬を服用する。
容量は「スマホの容量」 「熱容量」など、目に見えない「器」についても使います。
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