Nighthawks -46ページ目

Nighthawks

本や映画の感想を書く。忘れてしまうから。

2月に国内で公開される「デイ・ウォッチ」の予告に惹かれて,その前編である本作を観た。全部で3部作だそうだ。

特殊能力を持つ異種といわれる人たちが,1000年以上も,光と闇にわかれて戦っている。現代においてもそれは続いていて,ロシアを舞台に戦いの様子をSFXを使いながら描いている。
作風としては,マトリックスとロード・オブ・ザ・リングとスターウォーズを混ぜてロシア風にした感じ。

とにかく,画面が暗い。

それに(こういったSFにありがちだが)ストーリーを進める上で観客につたえておくべき前提条件がすっとばされているように感じた。なんで蚊が飛んでるの?あの鳥たち(カラス?)は何?
その点,マトリックスという映画は,ストーリーを進めつつ,仮想世界やら救世主やらといった情報を抵抗なく観客に理解させていて,とてもうまかったんだなあと思う。

また,映像も期待していたほどではなかった。予算が小さかったのか。パクリ感も強い。

ただ,ロシアでこういった映画がでてきたことには驚き。
ちょうど昨夜,ロシアのドキュメンタリーをNHKで観たばかり。ロシア正教に心酔し,右にひた走るロシア人を観て,「前時代的なあ」と思っていただけに,こんな欧米の匂いがする作品は意外だった。

予告を観る限り,続編である「デイ・ウォッチ」のほうがおもしろそうだし,金もかかっている。
また,結末編はハリウッドで製作するらしい。

評価は辛めにしたが,DVDは1000円前後だし,続編の前に観ておいてもいいかも。

20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR

同門マジシャンの戦いを描いた作品。
水槽から脱出するマジックで妻を失ったマジシャン助手と,その原因を作ったマジシャン助手が,ともに競い合いながら一流マジシャンになっていくが・・・。
ヒュー・“ウルヴァリン”・ジャックマンと,クリスチャン・“バットマン”・ベールが主演。

のっけから,3つ(以上か?)の時代のシーンを細切れに見せられて,「え?」という感じ。
画面の色合いなどを変えているので混乱するとまでには至らないものの,いろいろ考えながら観ないと,ついていけない。なんでこんな編集,構成になったのか。
単純に時系列に話を進めたらつまらないからか?

監督はだれ?と思い,DVDパッケージをみると,なんとあの「メメント」(2000年,アメリカ)の監督。
どおりで・・・。

でも複雑すぎる。
老人や子供は,ついて来れない映画かも。

それに,オチもいまいち・・・。
目玉のマジックも,「こんなのありか?」と,ちょっとショック。
なかなかない設定の作品なので,期待していたのに,残念。

スカーレット・ヨハンソンも,なんか活きてないなあ。

作品全体の雰囲気がいい(美術がいいってことかな)だけに,惜しい感じ。
甘やかしたくないから,評価は辛め。

ギャガ・コミュニケーションズ
プレステージ コレクターズ・エディション

ルイ・マル監督の,またまたサスペンス映画。

のっけから,フランス映画らしい,愛のささやきで始まる。


上司の妻と不倫している男が,上司を自殺に見せかけて殺す。しかし現場に残した証拠を取りに戻ったら,エレベーターに閉じこめられてしまった・・。


ありがちな設定のように思うが,むしろ,この映画が原点になってるものが多いということだろう。

細部に,「なんで?」というところもあるが,わかりやすいストーリー。

ジャズが怪しい雰囲気で流れ,効いている。


ただ,緊迫感がいまいち。デ・パルマと比べるのは時代が違うので酷だけど。


最後はドラマチックでいい。


紀伊國屋書店
死刑台のエレベーター