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Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。




先の記事でも書いたとおり、誰かのレビューを見てから、とも思ったのですが、全くヒットしないため、自分で購入してみました。

現象は動画にもあるとおり、ペンの色の予言と時計の透視です。
これまでに全くみたことのない現象、というわけではないのですが、どうも知らないタイプの解決法のような気がしたので、penguin magicで購入してみました。

商品はダウンロードコンテンツで、10分足らずの解説動画です。
これで22ドルは、なかなかいい商売のような気もしますが、時間よりも質です。

解説時も、演技時と同じくらいのローテンションで、淡々と進みます。
ペンの予言は、準備が結構大変です。
適した道具を見つけるのに骨が折れそうですが、手順としてはなかなか楽しいです。
工作系マジックが好きなひとは、好みなのではないでしょうか。

時計の透視は、意外な解決法でした。
そういう考え方があるのか、という感じです。
ただ、これも、適した時計を探す必要がありそうです。

1ネタ10ドルくらいでいいのでは、という気もするのですが、さほど悪くないな、という印象です。
【現象】
演者はまず、「予言」をテーブルに置きます。
次に、ケースからデックを取り出し、観客に手渡します。そして、好きなだけシャッフルしてもらいます。
そして、1/3ほどのパイルをもらい、ケースに入れます。

演者はケースの中に入っているカードが何かを透視していきます。
さらに、ケースからカードを出していき、観客にストップと言われたところのカードを見てみると、予言と一致しています。



先日、神保町の古本まつりに出かけたところ、奇術古書で有名な羊頭書房のブースでこの商品をみつけました。
原案はラリー・ベッカーです。
東京マジックの商品ということで、オンラインカタログをみてみたのですが、現在は扱いがありませんでした。
また、原題を確認しようとしたのですが、よくわかりませんでした。

ギミックとしてはシンプルながら、手順はクレバーです。
組み立ての妙は、さすがラリー・ベッカーというところ。
デックもレギュラーなので、演技のあとに他のマジックへつなげることも可能ではあります。
ねとらぼアンサーで手品記事を書きました。
機会があれば、またちがうネタで書いてみたいです。

それはさておき、今月もtwitterでつぶやいてた手品PV情報より、気になった道具を紹介します。


The Vault


破いたカードの復活現象です。
演出が、貫通するペンなんかに似てますね。
一瞬見切れるところがずるい気もしますが、復活させる場面はカットしません。
角度に弱そうな気もしますが、気になります。


Wonder Bill


奇術とパズルの間みたいなトリック。
10年ほど前に出会って、しばらくずっと、財布に入れてました。
軽く見せるマジックとしては、かなりよくできています。


Coupons


クーポンを破る、という演出が、思いつきそうで思いつかないところですね。
最後に手渡しできるところも非常に良いです。
問題は、日本にあるブツでできるかどうか、ということですが。


Osmosis


すでにいろんなショップで販売が開始していますが、気になる道具です。
指輪と輪ゴムの貫通現象はいろいろあるのですが、これはかなりクリアに見せられそう。


Travel to Rome


気になっている商品です。
海外のレビューを見てから買おうかと思っているのですが、全然見当たりません。
久しぶりに人柱になるか……


では、また次回。


ピーク用のギミック封筒です。
観客の書いた文字や絵などを読み取ることができます。

仕掛けとしては面白いのですが、イマイチ不思議に見えないかもしれません。
というのは、あまりみかけないサイズ・デザインの封筒なので、観客に「よくわからないけど、なにか仕掛けのある封筒で、どうにかして中が見えるようになってるんだよね」と思われそうだからです。

しかも、仕掛けそのものがわかろうがわかるまいが、大枠としては正解とあっては、不思議さにはつながらないのではないか、と思います。


予言の手品は好きなんですが、これはちょっとなあ。
というのは、「カードが3枚あります。うち、1枚はポケットにしまいますね」と、カードをしまってしまいます。
そして、観客が箱を選んだあとにポケットから1枚のカードを出してきて、「これがあなたの選んだものです」と見せるわけですが、なんでポケットにしまったんだろう、と思ってしまうのです。

おそらくは、むしろそういったツッコミを待って、「で、あとの2枚のカードを見てみますが、真っ白なのです」ということにしたいのだろうとは思うのですが、じゃあポケットの中を見せてみろ、と言いたくなりませんか。

それと、道具として付いてくるリングケースはプラスチック製のもので、なんというか、粗末です。
同じプラスチック製の手品道具でも、テンヨーのものだと「しっかりしてる」という印象になるのですが、どうしでなんでしょうか。

説明書には、アディショナルアイデアとして、「箱を増やすこともできます」と言っていますが、増やしても不思議さが増えるわけでもないでしょう。

というわけで、商品としては駄作だと思うんですが、しかし、この道具を触ってるうちに思いついたこともあるので、そういう意味では良かったかな、と。
「他山の石」というところですね。もっとも、わたしの思いつきだって玉じゃなくて石かもしれませんけど。


デックのケースにのぞき見用の窓を書いて、実際にそれが動く、というものです。
さらに、その窓を消して、通常のケースであることを示します。

この動画をみて、てっきり、選ばれたカードをのぞき見するのかと思い込んでいたのですが、
考えたら、それだと選ばれたカードがデックのトップなりボトムなりにないとおかしいってことになりますね。
現象としてそれは、あまりよろしくありません。

で、実際には、こういう感じで演じるのが正しいようです。




うーん、これを見てたら買わなかったな。

というのは措くとしても、ギミックにちょっと不満があります。
トリックに直結する部分を避けると曖昧な言い方になるのですが、一言でいうと「統一されていない」というか、「雑」というか。
10月になって、少しずつ秋が深まってきましたね。
手品的には、ハロウィーンが近づいてきた、という感じでしょうか。

さて、9月分の悪の枢軸部 部活動の記録より、気になった道具をより抜きでご紹介。

XSTRAW


夏に来日もした、ロサンダーの商品です。
サルバノを思い出す、というコメントもありました。


Magickub


手渡しは難しそうですが、Rubik's DreamやParfect Squareに満足できなかったひとも、
これなら満足できるかもしれませんね。
わたし自身は、ギミックに興味がなくもないのですが、買いません。


紅(くれない)のドライカップ


次にi-magicかセオマジックで買い物をするときに、あわせて購入します。
ギミックは消耗品のようですが。


Quiver


VDRに似てますが、機構が少しちがうようです。
扱いが難しそう。


いわゆるリンキングピンです。
商品としては、動画でも使用されている2本の安全ピン(クロムハーツ風)と、解説動画へのリンクが書かれた紙です。

主なギミックは、これまでのリンキングピンとさほど変わりません。解説の冒頭をみたときは「あれ、こんなもん?」という印象でした。

ですが、従来のままだと、



こういう演技はできないのでは……?
と思ってみていたら、技法的な部分で非常に新規性の高いものでした。
リンキングピン、まだ改良の余地がこれだけあったとは。

さらに動画を探していたら、こういう演技をしているひともいました。



これはかなり上手いです。
ギミックを知っていても首をかしげます。

ところで、この商品には動画で演じられているような安全ピンが2本ついてくるのですが、場合によっては3本、あるいはそれ以上のピンがあってもいいのに……という気もします。
普通の安全ピンでもいいのですが、装飾性の高いものもほしいような気がします。
探してみたところ、
QUINTETTO(クインテット) アンティークモチーフ安全ピン フックピン アレンジピン 0.../作者不明

¥1,080
Amazon.co.jp

こういうものを見つけました。
試してはいませんが、シルバーだけでなくゴールドもあるようです。
テンヨー2018、メンタルマジックシリーズの新作です。
過去作のリメイクではないはずです。

【現象】
演者はアイマスクを取り出し、観客に改めてもらいます。
演者はそのアイマスクを付けた状態で、観客の描いた絵やカードの絵柄を読み取ります。

アイマスクを使った演技は、意外に演じられる機会を見ない気がします。
いかにも怪しい道具だからでしょうか。

この道具も「怪しい」ことには変わりませんが、仕掛けは類を見ないような気がします。
添付されているのはアイマスクのほか、演技用の5枚のカードです。

読み取ることのできる範囲は広く、昨年販売されたESPカードと組み合わせることも可能だと思います。
「思います」というのは、演者によって個人差が生まる可能があるからです。

この道具、ギミックが特殊で(だいたいのギミックは特殊ですが、それらと比較しても、ということです)、演者によって「見え方」が変わると思います。
見るものの状況によっても、当然「見え方」が変わるでしょう。
テンヨー2018新商品です。

【現象】
演者は6つの具材のパネルがはまったケース(弁当箱)を示します。
演者に見えないところで、観客にそのうちの2つを選んでもらい、ケースに蓋をしてもらいます。
そして、観客にその具材を食べているところを想像してもらいます。
演者は、観客の想像した具材を当ててみせます。


「演者の見えないところで小物を選んでもらい、それを当てる」という現象の道具はいろいろあって、たとえばかつて販売されていた「メンタルサファリ」などがあります。
関係ありませんが、このころのMagic Wagon製品は価格も控えめですね。


さて、この「超能力弁当」ですが、これまでの道具とはかなり仕掛けがちがいます。
わたしの見てきたものの範囲で類似したギミックは、1つくらいしか思い当たりません。
しかも、その1つよりも使いやすいギミックです。

考案者は佐藤総さんです。
これまで佐藤さんの考案してきたものとは少し毛色がちがうような気もしますが、一方でテンヨーっぽさも感じます。

具材のパネルはなぜかしっとりした食感で、ぷっくりしています。
そのため、蓋を強く押しつけると、パネルが蓋にくっつきます。
まさか、「弁当の上蓋に貼り付く海苔や焼売」を再現したというわけでもないでしょうが。

それと、ギミック部ですが、環境によっては演技に支障をきたすことがあります。
ただ、これも自助努力でリカバリが可能です。