丸山工作 著『分子生物学入門ーーー誰にでもわかる遺伝子の世界』を読みました。
講談社のブルーバックスです。







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今回の本のお供は、セリアで売られているお人形さんです。

『ブリリアントドール フィーユ』って商品名の子ですよ。
小さくて可愛い子です。

お洋服は私の手編みでーす。





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『分子生物学のエッセンス

 生物学の革命といわれた分子生物学もすっかり定着し、その発展である遺伝子工学も実用化されてまいりました。バイオテクノロジーは先端産業の一翼をになうにいたり、サラリーマンの方々もいちおうは知っておかねばならないようになりました。この小さな本をあらわしたのは、多忙なサラリーマンや好学心のある高校生、文科系の大学生諸君にライフ・サイエンスのエッセンスを呑み込んでいただくためです。この本をざっと読んでいただければ、新聞によくでるバイオ関係の記事はご理解できるかと思います。「はしがき」より』
(カバー袖より引用)










本書のタイトルは分子生物学ですが、内容はほぼ副題の遺伝子のお話でした。

この本、1985年第一刷発行の、かなり古い本です。
調べてみるとすでに新版の『新・分子生物学入門』も出ているので、もしも読むならそちらを選んだ方が良いと思います。
私は例のごとく、大好きブックオフさんの100円コーナーで見つけて、面白そうな本なので気軽な気持ちで買って読んだのでしたが。


医学は日進月歩でどんどん発展していきますから、35年も前の本書はすでに内容が古くなっています。
それでも、全体としては読みやすくわかりやすい、遺伝子についての基礎を知ることができる本です。

ところどころ、今では状況が違うお話もあるのですが、違和感を感じて引っ掛かるたびにネット検索して調べながら、この30年ほどで医学や生物学はずいぶん進歩したんだなぁーなんて感心しながらの読書も、なかなか楽しかったです。
(特にへーっと思ったのが。
35年前の当時は心臓移植の患者さんは手術が成功してもその後の拒否反応でほとんど生きられなかったみたいですね。
それが今では日本ではほとんどの方が10年以上生きられるようになっているとか。
医学の進歩ってほんと素晴らしいですね。)



今はこんなご時世ですし。
コロナのワクチンの説明でよく出てくるmRNAなんかについてもよくお勉強することができますから、なかなかタイムリーな読書だったと思います。

DNA、RNA、タンパク質の合成、遺伝子暗号、ウィルス、免疫などについて、一通りの基礎が全部わかりやすく書かれていました。
良い本だと思いますよ。





最近生物学って面白いなーと思って、ちょっとこの手の本にハマっている私です。
この流れで高校生物も勉強したいなぁ。
それから、本草学なんかにも興味が湧いています。
色々読んでみたいなぁと。


この手の分野にも面白そうなことがたくさんあるので、これから始まる知的冒険の旅にワクワクしてます 笑

















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