↓まずはこちらの記事からどうぞ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/15/news046.html
実は私は、このサイトの元関係者(4年以上前の話)です。
なので多少のバイアスは考慮してくださいw
でも、それを抜きにしてもこの会社の社長の意見はかなりおかしい。
カフェスタは2002年、パワードコムの事業として始まり、韓国Daum Commucations子会社などを経て今年4月にMCJグループに入った(アバターコミュニティー「Cafesta」がMCJ傘下に
)。
MCJグループはデジタル機器の製造・販売を主に手がけてきており、PCのマウスコンピューターや、デジタルオーディオのiriver japanなどを傘下に持つが、ネットサービスはカフェスタが初めてだ。
カフェスタを買収し、ネットサービスに参入した理由を、上澤社長はこう説明する。「グループでWiMAX端末事業への参入を計画しているが、WiMAX搭載機を販売する際、接続先として、ある程度ネームバリューがあり、ユーザーを確保しているサイトが欲しかった」
だが実際に買収して「開けてみてびっくりした」という。WiMAXをいち早く試すような、最新PCデバイスに興味があるコアな層が利用していると期待していたが、カフェスタは20代~40代の女性ユーザーが中心。「お弁当の写真を募集すると一気に5000~6000枚も集まるような生活に密着したサイトで、WiMAXにはリンクしなかった」
このサイトは、立上げ当初から 10代~30代の女性が
メインターゲットでした。
それは、ずっとPRし続けていたし、ちょっと調べれば
そんなことはすぐ分かる。すくなくとも
「WiMAXをいち早く試すような、最新PCデバイスに興味があるコアな層」
ではないことだけは確か。
もしこれを知らないで買収していたのだとすれば、明らかな調査不足。
主な収入源は広告で、以前は月間数千万円の広告収入があったが、ここ最近の不景気で出稿が激減したという。アバターも販売しているが、無料のポイントで手に入るものも多く「月間数百万程度の収入にしかならない」状態。かなりの赤字が出ているという
ここ最近の不景気で、って書いてあるのに、それを前提に
「広告収入で成り立たせる無料モデルは、もう限界だ」
は、話が飛躍しすぎ。
yahooやmixiやGREE、モバゲーもみんな広告モデル。
もし広告モデルが成り立たないのなら、それらの
既存のほとんどのサイトが成り立たない計算では?
全てのサイトが年商数十億以上を上げていて、
上場している会社ばかりです。
確かにこれらのサイトでも有料課金比率は以前に比べれば
上がってはいるものの、ほとんどのサイトは広告モデルメインのはず。
なぜかというと、広告の単価がすごく高いからです。
1つの広告枠で数十万円~数百万円。
広告が一本取れるだけで有料会員の数千人分がまかなえる計算です。
そして、有料会員制度が成功しない理由はもう一つあります。
それは課金方法です。
携帯は、課金モデルが確立しています。
携帯決済というものがあります。
だから、モバイルの携帯サイトは(公式サイトは)有料が当たり前です。
しかし、PC向けのサイトは話が別です。
決済方法がありません。
かつてはISP決済というものがありましたが流行りませんでした。
Webマネーは、面倒すぎます。
クレジットカード決済はまだマシですが、数百円の決済には
元々向きません。
それにクレジットカードを持ってない層はどうにもなりません。
ネット銀行での決済もありますが、口座を持っていて、
かつ残金があることが前提です。
そしてなにより携帯(キャリア)決済みたいに
「ワンクリックで課金」というわけにはいきません。
この弱点は、2002年にカフェスタが出来た頃から
ずっと変わっていません。
だから、有料会員収益モデルをメインにしてこなかったのです。
完全有料制なら、ヤフーもmixiも事業が成り立ちませんよ。
現状では、有料会員制は、あくまで補完収益にとどめるしかない。
少なくとも、経営努力を棚に上げて、
「ユーザーが金を使わないから」
「前の運営者が収益モデルを確立しなかったから」
なんて、言い訳です。
単にお客さんをバカにした発言ですね。
収益の話なら少なくとも、昨日今日の話じゃないんだから
買収する時に分かってたはず。
分かってないのなら、それは明らかに買収者の調査不足であり怠慢です。
経営者として、こんな発言をして良く恥ずかしくないなぁと思います。
今でも180万の会員(実働は10%以下でしょうが)を抱えていて
かつては、実際に年間に億単位の広告収入があったサイトです。
小手先で収益をどうにかしようとする状況ではなく、
もっと原点に立ち返って利用者数を増やし、広告収入を
増やす努力をするのが、正しい経営ではないでしょうか?