"Revolution" | タコさんの庭

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ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Revolution"

Writers : credited Lennon-McCartney (by John Lennon )

Artist :  The Beatles

Recorded : 1968/07/10,11 EMI Studios(7/9 リハーサル)

Released :

singleB 1968/08/30(UK)  A-side "Hey Jude"

1973/04/02「The Beatles 1967-1970」

1988/03/07「Past Masters Vol.2」

2006/11/20(UK)「Love」

2018/09/11「The Beatles 」Special Edition

           (Unnumbered Rehearsal)

           (Take 14 - Instrumental Backing Track)

2023/11/10   「The Beatles: 1967-1970 (2023 Edition)」

                                                                             

 

  <歌詞和訳>"Revolution" 邦題 "レボリューション"       

                          革命

[Intro]

 Aah!

 

[Verse 1]

You say you want a revolution

Well, you know

We all wanna change the world

You tell me that it's evolution

Well, you know

We all wanna change the world

But when you talk about destruction

Don't you know that you can count me out

    君らは「我々には革命が必要だ」と言う

    いや あのさ

    僕らみんな 世の中を変えたいと思っているよ    

    君らは僕に「今こそ進化する時だ」と語る

    いや あのさ

    僕らみんな 世の中を変えたいと思っているよ

    だけど君らが破壊について語り合うというなら

    僕のことは人数に入れないでいいってこと 知らないの?

 

[Chorus]

Don't you know it's gonna be alright?
Alright
Alright

    わからない? いつかきっと すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

 

[Verse 2]

You say you got a real solution

Well, you know

We'd all love to see the plan

You ask me for a contribution

Well, you know

We're all doing what we can

But if you want money for people with minds that hate

All I can tell you is, brother, you have to wait

    君らは「我々は真の解決策を得た」と言う

    いや あのさ

    僕らみんな そんな計画を見てみたいとは 思っているよ 

    君らは僕に寄付を求めてくる

    いや あのさ

    僕らは できることはすべてやっているんだよ

    だけどもし君らが その憎しみの心で 人々に金を求めるのなら

    僕が君らに言えることは「同志よ 君らは待つべきだ」だけだ

 

[Repeat Chorus]

Don't you know it's gonna be alright?
Alright
Alright

    わからない? いつかきっと すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

 

[Instrumental Break]

 

[Verse 3]

You say you'll change the constitution

Well, you know

We'd all love to change your head

You tell me it's the institution

Well, you know

You better free your mind instead

But if you go carrying pictures of chairman Mao

You ain't gonna make it with anyone anyhow

    君らは「我々は政体を変えてみせる」と言う

    いや あのさ

    僕らみんな 君らの頭の中を変えたいと思っているよ 

    君らは僕に「それが制度というものだ」と語る

    いや あのさ

    それよりも 君らはもっと自分の考えを自由に表現した方がいいよ

    だけどもし君らが 毛主席の写真を持ち続けるなら

    どのようにしても だれとつるんでも 君らは革命を起こすことはできないだろう

 

[Repeat Chorus]

Don't you know it's gonna be alright?
Alright
Alright

    わからない? いつかきっと すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

   

[Outro]

All right, all right, all right

All right, all right, all right

All right, all right

    すべてうまくいくさ すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ すべてうまくいくさ

    すべてうまくいくさ

 

 

本文テキスト

ジョンの歌です。

 「レボーリューション」には、3種類の違うヴァージョンがあります。

 

ジョンが最初に作ったのは、「スロー・ヴァージョン」の「レボリューション」でした。

1968年5月30日

ジョンは、その「スロー・ヴァージョン」で、レコーディングの望みました。

そして、シングルで出したいとジョンは思っていました。

当時のビートトルズのレコードに対する考え方は、シングルA >シングルB >アルバムA1曲目 でした。

出来のいい曲がシングルになり、シングルに入らなかった曲がアルバムになりました。

 

残念ながら、「スロー・ヴァージョン」の「レボリューション」は、

テンポが遅すぎるためポールとジョージが気に入りませんでした。

でも、ジョンは頑張りました。

 

1968年7月10日

一ヵ所を除き同じ歌詞のテンポの速い「レボリューション」で、レコーディングに望みます。

「スロー・ヴァージョン」と違い、ハードなロックになりました音符

 

そして、みごとシングルレコードでリリースされることになりましたラブラブキラキラ

ちょっと悔しいのはB面だったことです。A面は "Hey Jude" でした。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

 

1968年8月1日
トライデント・スタジオ、ソーホー

トライデントの8トラックのレコーダー (EMIはま だ4トラックだった)を使ってオーケストラ、ベース、 リード・ヴォーカルが「ヘイ・ジュード」に加えられ た。ジョンとポールは、彼らの初めてのアップル・ レーベルからのリリースとなる次のシングルのA面を誰の曲にするかについて、激しい口論をした。しかし結局ボールが勝って「ヘイ・ジュード」が最初のアップルからリリースされるシングル(そしてビ ートルズの全キャリアを通じて最大のセールスを 上げたシングル)となった。

 

1968年8月30日(UK) シングル「Hey Jude/Revolution」 発売

「The Beatles」通称 ホワイト・アルバム に先駆けて、シングルとして "Revolution" は発売されました。

 

しかし、シングルレコード「Hey Jude/Revolution」がイギリスで発売された時、

リンゴはビートルを脱退していました。

「the complete BEATLES Chronicle Vol.2 1965-1970」359ページ

マーク・ルイソン著 ビートルズ・シネ・クラブ監修・翻訳

バンドを抜けたリンゴ
8月22日(木)
EMIスタジオ、第2スタジオ
London
ビートルズのあいだの空気が耐えがたくなってしまい、この日のセッションが始まってすぐ、リンゴはとうとうビートルズをやめてしまった。このことは、内々で知っていた人たちのだれもが堅く口止めされたため、マスコミにまでは届かなかった。
しかし、リンゴが今後どうするか考えるために国外を旅しているあいだも、セッションは続けられた。ドラマー不在の最初のセッションとなったこの日、3人はポールの "Back In The U.S.S.R." のレコーディングを開始した。ドラム(ポール)、リード・ギター (ジョージ)、ベース (ジョン)という編成で、ベーシック・リズム・ トラックを5テイク録音した。

 

9月3日、リンゴが戻ってきました!

バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」

翻訳 竹林 雅子 260ページ

 

リンゴの帰還
9月3日。グループに留まることを決め、スタジオに戻ってきたリンゴは、自分のドラム・キットを探し、それが花に埋もれているのを見つけた。だがこの日彼はレコーディングを行わなかった。その代わりEMIの技術者たちが高く評価していたEMIの 新しい8トラックの機材に慣れ親しむことに時間が使われた。
リンゴ :「ぼくはとても疲れ切ってしまっていて、 1週間の休暇を取ることにした。でも仕事をするために戻ってきた時にはもう全てが大丈夫になっ いたよ」でも、と彼は続けた。「ポールは間違いなく世界一のベース・プレイヤーだ。でも片方で彼は決して自分の意見を曲げたりしない。彼は自分のやりたいようにできるまでやり続けるんだ。もちろんそれは美徳でもあるけど、しょっちゅう避けることのできない音楽的不一致を起こす原因になっているんだ」

 

リンゴが戻ってきた次の日、9月4日

トゥイケナム・スタジオで "Revolution" と "Hey Jude" のプロモーション・ビデオの撮影が行われました!

これが、レコードやCDや音楽配信で聴けるといいですねキラキラ

 

プロモーション・ビデオの放映は、

イギリスでは

  9月19日(木)午後7時30分から8時の『トップ・オブ・ザ・ポップス』

アメリカでは

  10月13日(日)午後9時から9時55分の『ザ・スマザーズ・ブラザーズ・コメディ・アワー』

            「the complete BEATLES Chronicle Vol.2 1965-1970」361ページより

              マーク・ルイソン著 ビートルズ・シネ・クラブ監修・翻訳 

 

11月22日(UK) アルバム「The Beatles」発売

シングルにならなかった「スロー・ヴァージョン」の「レボリューション」は

"Revolution 1" という曲名でアルバムに入りました。

  世界の人は、

   シングルで "Revolution" を聞き込み、

   テレビで"Revolution" を歌うかっこいいビートルズを見たあとに、

   アルバムで "Revolution 1" と "Revolution 9" を聞いたんですね!

 

"Revolution 9" は、訳せませんでしたが、3つのレボリューション。

ジョンの復活ですね!