↓前回書きましたが、帰国入試に関して、海外の特に田舎にいる人はどうやって勉強するのがベストなのか?という疑問が私にはずっと残っています。真顔

今回は、実体験から私が考える効率的な方法を書いてみます。ウインク

 

・今できる経験を海外で出来る限りさせてあげたい。

・でもそこに帰国生中学受験の熾烈な争いが食い込んでくる。

・海外で四大塾に通えない。せいぜいオンライン。

・日本ではみんなKAに行っている。でも外国では行けない。

 

一体どうするのか。日本に帰るか。海外生活を大事にするか。海外居住者の親がぶち当たる壁だと思います。でもまさに親の本領が試されると思うのです。

家庭によって方針は異なるでしょうが、海外にいながら帰国生入試の準備をすることを選択するのであれば、「効率的なリソース配分」が大変重要と実感しました。受験が終わった今、実体験に基づく反省を伝承できればと思います。もっとこうすればよかった滝汗、というのがありますので。真顔

ご参考まで。真顔

 

海外居住のまま直接四大塾などに通うことなく、せいぜいオンラインと家庭学習だけで乗り越えることができるのか。

最初に押さえるべきポイントは、帰国入試の上位の学校の受験形態は大まかに2パターンに分けられることだと私は思っています。真顔

 

パターン1:英語集中型

英語が準1級レベル以上で難しく、英語1科目受験が選べる。国算はあっても非常に簡単か成績が重視されない学校

 

例)

渋渋、渋幕、洗足学園A方式、広尾学園、広尾学園小石川、三田国際、頌栄女子学院

 

今回帰国入試を経験し、海外居住ならばこの「パターン1:英語型」が効率が良いように思いました。もちろん滞在年数や現地校か否かにもよるし、KAがない中で渋渋、渋幕に突入する勇気が持てるか、というのはありますが。

理由は3つです。

 

理由1.選択肢が多く、受験校の幅が広がる

 

理由2.「パターン2:バランス型」の国算は一般入試並みであり、英語もそこそこのレベルが求められる。海外で英国算を全て高レベルで準備するのは難易度が高い。

 

理由3.英語に現地校の宿題などの取り組みとの相乗効果。

 

英語だけに特化してしまうと、3教科受験がしにくくなり、それもリスク。よって、勉強配分を英語に7-8割投入することで英語を確実に伸ばし、国算はウェートをかけずに、問題が易しい学校を中心に受験していく。

たとえば、広尾学園のAGの算数は出題は英語ですが易しいです。↓三田国際も頌栄も3教科入試の問題レベルはヴェールに包まれていましたが、昨年度の実際の入試では、国算は比較的易しいと娘ニコニコは言っていました。頌栄のサンプルも易しいです。

 

まだ4年生ならば、国語も算数もじっくり4-5年生の範囲から習得すれば良いと思います。算数は最悪5年生までの範囲だけでも完璧にしておけば、「パターン1:英語型」の学校群はかなりカバーできます。中堅校ならば英語さえできればもはや国算はできなくても合格できる可能性は大いにありますので、押さえも効くはず。中堅校の国算は難しくないと思いました。また、英検を点数換算してくれる学校もありますし、最悪英語以外の苦手科目を受けない戦略もとれる。

 

超難関校の面接対策はどうするのかという最大の課題は残りますが・・・。もし過去に戻れるならば滝汗、私はオンラインのよさそうな英語講師でも探して各校の特徴に合わせた面接練習をしまくりますね。

 

パターン2:バランス型

英語は準1級から2級の間の実力が求められる。国算では一般受験生並みの実力(偏差値55-62)が求められる学校。洗足B方式の英語は英検準1級以上。また、英語の配点も低い傾向。

 

SFC、洗足学園B方式、白百合学園

 

英語は洗足B>白百合≒SFCの順の難易度か。洗足B方式の英語は英検準1級以上。

算数はSFC>洗足B>>>白百合の順に難しい。SFCは一般入試と同じ問題。超難。

国語はSFC>≒白百合>洗足Bの順でしょうか。SFCゲロむず。白百合の国語も意外に難しい。

 

これら「パターン2:バランス型」の上位の学校群を志望する場合、海外居住のままでは厳しい印象です。国算に勉強時間を割かねばならず、かつ英語もそれなりのレベル=準1級レベルで用意するということは、勉強時間の爆増を意味します。3科目ですが、英語がある分、一般入試の4科目より大変なのではないでしょうか。しかも、海外で塾なしだったら?特にハイレベルなネイティブ面接まである洗足B方式は相当きついと思いますね。真顔


我々は各校の特性を理解せず、「パターン2:バランス型」の方向性の勉強をしてしまっていました。英:国:算=3:2:5ぐらいでしょうか。全科目とも思うように全てを終わらせられず、結果、勉強量を増やすしかなかった。国算はまあまあ出来るようにはなったが、英語が伸びませんでした。

下矢印

下矢印

その結果、入試本番では・・・

下矢印

下矢印

「パターン1:英語型」の学校の受験では、算数はほぼ全受験校で満点レベル、国語もまあまあでしたが、前回・前々回に書いた洗足B方式の受験記をみても分かるように、各校の英語の本番では最後まで苦しみました。このパターンに対しては、我々真顔ニコニコは算数国語は勉強しすぎ、英語は勉強不足、であったとの実感です。「パターン1:英語型」の入試本番に対して大変効率が悪かったと思っています。

 

「パターン2:バランス型」の学校の受験では、60以上の偏差値レベルが求められますが、国算が中途半端なレベル(50台後半)であることから苦しみました。このパターンの上位の学校では、英検は2級レベル以下でも国算偏差値が65レベルの受験生がそこそこいたようです。(つまり割と早く帰国し、サピックスなどで鍛えられ、御三家を四教科で受けるような受験生に何人か会ったとのこと。)このパターン2に対しては、我々は真顔ニコニコ算数国語は勉強不足、英語はちょうどよいか、洗足Bには少し足りないぐらいだったように思います。つまり、確実な合格のためには、3教科全てについて、さらに上乗せの必要があった。しかし、感覚的にはあれ以上家庭学習時間の上乗せはできなかったです。

 

英語にもっと集中していれば、つまり「パターン1:英語型」に合わせた学習、リソース配分(4-5年生では英:国:算=4:2:4ぐらい、6年生では英:国:算=7:1:2ぐらい。パターン1では、算数は5年生までの学習が肝。)ができていれば、もっと苦労プンプンさせずに済んだのではないか、効率的だったのではないか、と反省しています。滝汗特に算数をやりすぎた。たしかに毎回満点近かったのは安心感がありましたが、一般入試並みの難問が出るのは本当に一部の帰国入試だけで、もう少し手を抜いて良かった。勉強時間の増大のみを招きました。滝汗

 

「総花的な戦略は幸せな帰国生中学受験にはつながらない」真顔

一言で言えば、それが私の実経験から確実に言えることです。真顔

ご参考になれば。真顔

 

3教科の統合戦略で効率的に!!海外居住でも奮闘!

 

 

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