奈良の巨木・名木⑤若宮大楠(奈良市)
神社仏閣を訪れたとき、建物以上に歴史の深さを感じさせてくれるのが巨木ではないでしょうか。
木は1年1年、本当に少しずつ、しかし着実に成長します。
樹齢1000年を迎えても、成長を続けている樹木もあるのです。
今回は、神社の悠久の歴史と共に生き続けてきたことを感じさせてくれるクスノキの巨木を紹介したいと思います。
春日大社の摂社・若宮神社。
そこに、奈良県下最大級の巨木といわれる若宮大楠があります。
石灯籠の道を歩いていくと、正面に枝葉を拡げた巨大なクスノキが現れます。
大変大きな木ですが、参道に面した石灯籠に囲まれており、写真を撮るのが難しい巨木でもあります。
大きさを伝え切れていないかも知れません。
春日大社が案内板を設置しています。
【DATA】
名称:若宮大楠
樹高:24m
幹周:11,46m
樹齢:不明
文化財指定:なし
現地案内板:あり
所在地:奈良市春日野町160
坪棚田
棚田
山の斜面や谷間の傾斜地に、階段状につくられた水田。
限られた土地のなかで、少しでも多くの作物を産み出そうとした先人の努力の結晶です。
うへ山棚田(兵庫県香美町)
こんにちは。
いきなり棚田の話から始めましたが・・・笑
今回は奈良県のホームページで面白い取り組みを見つけました♪
その名も
坪棚田
命名したのは奈良県のフラワーセンター。
花壇のような正方形の小さな苗床で、棚田のように階段状に設置することで坪単位の小さな棚田のように見えるので、こう名付けたそうです。
6月15日に天理市で、坪棚田の田植え体験が開催されます('-^*)/
植えるのは、食用ではなく赤や紫の稲穂を鑑賞するための苗で、切り花やドライフラワーに使われるそうです。
これはまさにミニチュアの棚田ですね!
ホームページには
日本の四季の原風景である田植え、出穂、稲刈り、稲刈り語の里山風景を鮮やかに再現します
とありますが、本当にすばらしい企画だと思います。
これを通して、子どもたちや都会の人が里山のよさや棚田の重要な役割を感じてくれたらいいですね。
参考:報道資料(http://www.pref.nara.jp/secure/1987/20100608_tsubotanada.pdf )
大和豊年米食わず
奈良県で古くから言われていることわざに、“大和豊年米食わず”というものがあります。
私は、都祁のお年寄りからこの言葉を聞きました。
大和平野。
美味しいお米や伝統野菜を産み出したこの平野は降水量が少なく、水不足が慢性的でした。
たまに雨続きの年があると、大和は豊作になりますが、それ以外の地域では不作となって飢饉が起きます。
それで結局、大和では豊作の年でも全体が不作になるので、お米が食べられないという俚諺です。

奈良県の南部には、日本一の多雨地帯・大台ヶ原があります。
しかし、その水はすべて吉野川を伝って和歌山県の熊野に流れていくのです。
その大量の水を奈良県にも流すようにしたのが吉野川分水でした。
当初、水の恵みとともに洪水などの災害を被ってきた紀州は、「奈良県には一滴の水もやらない」と言い、工事は難航し何度も挫折しました。
大和にとって長年の悲願だったこの事業は、戦後の治水事業のなかで、紀州・大和両者に安定的に水資源を供給できるよう導水設備ができたことにより、問題が解決したのでした。
農の国・日本
水を巡る抗争は、農業を本にして生活を営んできた、かつての日本国民の暮らしぶりを想起させますね。






