悪霊払い? 農村の初夏
全国各地の農村で夏に行われる虫送り。
この行事が始まったのは江戸時代からといわれています。
農作物の害虫は悪霊によってもたらされるという考え方があり、虫送りには悪霊を追い払う意味が込められているそうです。
行事の前には地域のお寺で読経が行われます。
これには悪霊を追い払う意味も込められていたのですね。
農薬の普及につれてこの行事も少なくなってきていますが、天理、都祁、室生と大和高原の農村では今でも古式ゆかしく執り行われています。
読経が終わると、松明に火をつけ、害虫(=悪霊)を追い払うため、松明を振りかざしながら村外れまで歩きます。
村外れに来ると、松明を集め燃やします。
ここが結界となり、そこから向こうは他界。
都祁小倉の虫送りでは、松明を燃やしているところに、向こうからちょうど隣村の人たちが松明を燃やしに来ていました。
理屈で言えば、両者の間にある10mくらいの空間に害虫たちが追い払われていることになります。
その空間が結界であり、互いに向こう側を他界と認識しているのです。
6.16 小倉の虫送り
今日、都祁小倉で行われた虫送りを見学しました。
(虫送りについては・・・農村の風物詩“虫送り” 参照)
8月28,29日に開催予定の“陵燈会”を前に、NPO都祁の方が実験的に灯りを並べていました('-^*)/
(“陵燈会”については・・・都祁むらづくりの舞台に・・・三陵墓古墳 をご覧ください)
まずは、観音寺で読経が行われます。
この読経には、虫送りで他界に送られる虫に対する供養が込められているそうです。
本堂の前には“陵燈会”の行灯が!
写真の下にあるのは竹を使った灯り。
小倉地区に在住のNPO都祁副理事長さんが用意してくださいました♪
さて、いよいよ虫送りの始まり・・・
上、下の2コースに分かれて松明を持った行列が集落を練り歩きます。
私は下のコースについていきました。
集落のはずれまで歩いたところで、松明を集めてすべて燃やします。
このあたりには清流があり、ホタルを見ることが出来ました♪
松明が燃え尽きたら、虫送りは終了です。
真っ暗な里山にゆらゆら揺れる松明の炎が幻想的な伝統行事です。








