2歳となり競走年齢に達した社台のアルアイン産駒ザガールインザットソングの22とG1サラのゴールスキー産駒ボランスの22、特に九州産馬のボランスの22は夏の小倉の九州産馬限定レースを使うためにも早めの始動が予想されるので、どれだけ順調に進められているのかが重要になってきますね。
ザガールインザットソングの22
【社台F】
予定どおり坂路コースでは2本登坂の日も設けて、2本目にハロン17～18秒ペースの強め調教を課していたのですが、12月中旬に左前肢の蹄部分に砂のぼりの症状が見られました。すぐに獣医師によって治療を施し、すでに患部は排膿して回復傾向にありますが、寒さが厳しいこともあり、この期間にウォーキングマシン運動でリフレッシュを図っています。歩様もスムーズになってきましたので、近日中に騎乗調教を再開していく方針です。現在の馬体重は514kgです。
（社台サラブレッドクラブ）
ボランスの22
【追分Fリリーバレー】
この中間もじっくりと鍛錬を重ねています。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒または17-16秒ペースで1本、もしくは周回コースをハッキングキャンターで2500ｍ駆け抜けるという内容です。体が伸び気味のフォームはまだ矯正中の段階ですが、着実に改善傾向にあります。左右にブレるなど、まだまだ課題は残るものの、手応えには余裕が感じられ、息の入りも良くなっています。また、ここにきて飼い葉食いが安定し始め、調教後でもきちんと食べられるようになっている様子からは、体質面もしっかりとしてきたといえるでしょう。このまま適切な負荷をかけながら、さらなる走りの質の向上や心身の成長を促していきます。最新の馬体重は481kgでした。
（G1サラブレッドクラブ）
ザガールインザットソングは砂のぼりを発症してしまいました。治ってしまえば競走能力に影響はありませんから今はしっかりと療養してもらえればと思います。気性の事もあってじっくり進める方針の馬ですから多少の遅れもリフレッシュと思えばプラスかもしれませんしね。
ボランスは現状16秒までだと夏デビューには間に合わないかもしれないですね。そうなると九州産馬の本馬は少し厳しくなってくるかもしれません。とはいえ夏の小倉開催まではまだ半年ありますからここから巻き返すことは十分可能、まずは今後も順調に行ってもらわなければ。
ところでサンデーサラブレッドクラブでキャンセル募集のお知らせが出ています。まあ当たらないとは思いますが申し込みだけはしておきました。一口125万円のドゥラメンテ産駒、しかも美浦・堀厩舎預託予定のドゥラメンテの牡馬ですから申し込む人は多いでしょうね。奇跡的に当たってくれないかな～。