息子の学校鞄は玄関に放置されたままのことが多い。たいていパクッと口を開けた状態だから、そのつもりはなくても中が見えてしまう。上からバンバンと放り込んでいるだけなのは明らか。本やノートの向きはバラバラだし、お菓子の袋や包み、校門前で配られたチラシ、使用済みティッシュ、学校からの配布物、筆箱に入っているはずの文房具、、、などなどが見え隠れしている。
それをみて、ふとロッカーの話を思い出した。
中1の保護者会の時に、担任の先生が、
:「お時間がある方は、ご子息のロッカーを見てお帰り下さい。」
と言ったことがあった。それで息子のロッカーを開けようと思って取っ手に手をかけた。その瞬間、取っての引っ掛け部分に重みがかかったのを感じた。開けるのをやめてそのまま家に帰って息子に伝えた。
:「セーフ!お母さん、正解。開けたら大変なことになるところだったよ。コツがあるんだ。それでも雪崩れてくることがあるけどね。」
:「・・・・・」
というような会話をした。
そんな息子のロッカーを、ある日、仲良しのA君がいたずらで開けたことがある。そうしたら、雪崩のように中の物が出てきて絶句して、固まったらしい。
:「ちゃんと片付けてよ。」
とニヤニヤして意地悪そうに言ったら、きれいに整理してロッカーに入れてくれたらしい。
その上、それ以降もちょくちょく開けては整理してくれるらしい。
👦:「100均で〇〇を買ってきてくれたらもう少し片付くけど。」
と言われたこともあったっけ?
彼女か!?🤣🤣🤣
そんな息子のロッカーは今はどうなっているのだろう。息子に聞いたら、
:「高3になってからはロッカーは使っていない。持って帰るのを忘れたりするし、色々考えるのが面倒くさいから全部鞄にいれて移動している。何か探すときも、家の中と鞄を探せばよいし。」
↑あぁ、歴史は繰り返す。小1の時もランドセルに全教科を詰め込んでいたことがあった。
:「それで、ロッカーはA君が使っているんだ。」
:「『自分のロッカーだけでは足りないからこれを入れさせて』と言われて僕のロッカーを使っていたんだけど、いつの間にかA君のロッカーになっちゃったよ。でも、夏休み前は改めて使わせてほしいとお願いされた。『いいよ~』って言ったら喜んで詰め込んでいた。あれは多分、教科書もノートも全部だと思う。」
:「A君の担任の先生は『休み前にロッカーを空っぽにしなさい』て言うけど、僕の担任の先生は『置いておいてもいいよ。だけど、なくなっても僕は責任はもてないから。そこは理解してね。』というスタンスだから。」
:「・・・・・」
A君にロッカーを片付けてもらっていたお礼ができて良かった!
のかな?