認知症と介護 母の場合(その3) | 都内 中堅校からの大学受験2026

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2020年に都内の私立中高一貫校に入学した息子の日常を綴っております。

母にとっても家族にとっても、療養型病院の居心地は悪かったです。

半ば追い出されるような形で、次の施設に行きました。

 

 

2023年 夏 ~ 2024年 夏

介護老人保健施設(以下、老健)にうつりました。療養型病院の紹介です。

老健は一言で言うと窓口の広い高齢者施設です(老人ホームの話老人ホームの話(2))。

 

入所して間もない(落ち着いた)頃、

介護認定(6か月後の更新)を受けて、要介護2

環境変化に弱い(施設のケアマネさんの感想)

と言われました。

要介護2。納得です。

ケアマネさんの話によると、病院から移って来る時は要介護度が高くて、老健にきて落ち着いて要介護度が下がるケースが多いとのことでした。

夏休み(2023年)に面会に行くと、母は元気にしていました。療養型病院にいるときよりもずっと落ち着いて穏やかな表情でした。ずっとここでお世話になりたいと思いました。


でも、ここは老健。何回目かのファミリーカンファレンスでついにケアマネさんから告げられました。

容態も安定してきたし、そろそろ今後(退所)のことを考えてください。目標は〇月です。グループホームがおすすめです。」

と。

 

 

老健の何が良かったのかというと、

母の表情がよくなった
スタッフが高齢者対応に慣れていてプロ(本人、家族への圧がない)
・100床以上ある施設だったため十分な広さがあり、高齢者介護に向いた間取りだった(寝たきりや車いすでの動線が考えられているなど)
医療費は老健持ち(逆に言うと、高額な薬を飲む人は断られる可能性あり)
・体の状態にあわせた適切なリハビリをしてもらえる
・在宅介護を希望する場合は、帰宅後の生活を想定したリハビリをしてくれる
退所後、デイケア(通所)やショートステイなどなにかと頼りやすい
・2回目の面会(2024年 春)で、母に退所しないといけないと言ったら、「どうして?ここでいいんだけど。」という返事だった

 

 

退所時の状態

要介護2
認知症の程度は、「ここに署名をして」と言ったら署名はできると思うけど、「ここに書いてある内容を理解して署名をして」と言うのはどこまでできるかわからない(スタッフ談)
穏やかな性格で、グループホームで生活して問題ない
日中は車いす
 ‐ トイレは個室まで連れて行けば自分でできる
 ‐ ベッドと車いすの行き来は自分でできる
 ‐ 車いすのブレーキ操作が覚えられない(センサーで立ち上がったら自動検知してブレーキがかかるものがおすすめ)

 

 

そういえば、

老健なので医師がはいるはずですが、私も妹もお目にかかったことはありません

面会でもファミリーカンファレンスでも、「医師」という言葉は聞いたことがありませんでした。退所する際に確認したら、こちらの医師は入所者の健康管理を実施するのみで家族とは関わらないそうです。ネットで確認したら施設や医師の考え方はいろいろみたいで、積極的に家族と関わる医師もいるそうです。

 

 

2024年 夏 ~

妹と私で探したグループホームにうつりました。

グループホームでの生活は様子をみてそのうち書くと思います。