出版前にネットの記事で見かけたので、すぐに図書館に予約をいれました。それでも1番ではありませんでした。 かなり早い順番で借りることができ、読み終えました。
小説仕立ての暴露本です。
長編でストーリがあるので暴露本であることを忘れて小説のように読んでしまいますが、小説ではありません。主人公(筆者)が見たこと、感じたことのみが書かれています。
程度の差こそあれ、日本の大企業にもこの本に書かれたようなカルチャーがあると思いました。
私がいた会社も似たようなことがありました。全くそういったこととは無関係な部署、人もいましたが、そういったカルチャーが性に合っている人、カルチャーに守られた人もいました(本人は無自覚な場合もある)。「ガバナンスを利かす」=「幹部社員を仲良しクラブにする」と勘違いしている部署(人)もありまして、長い間会社にいるとそういう部署が増えてきました。(後略)。
アマゾンの評価を読むと、小説として評価されている方やルポとして評価されていると思われる方がいました。
上にも書きましたが、小説ではないので主人公(筆者)以外の描写は淡々としていて深さはありません。また、当事者が書いたものなのでルポでもありません。