「星占いなんて信じない。だって当たっていないから。」と言う人が居ます。分かります。当たらないと言う人の気持ち。例えば魚座の人は「感情を控えめに表現し、他人に共感するのが得意で優しい。」と言われていますが、「えっ、私はおとなしくも無いし、結構目立ちたがり屋だけど?」と感じたり、牡羊座の人が「正直でストレートに感情を出す。喧嘩っ早いが後を引かない。」と言われても、「当たっている面もあるけれども、そこまで喧嘩っ早くも無いし・・・。」と感じたりすると、「星占いって当たらないんじゃない?」と思ってしまうんですよね。

 

それは正解でもあり、不正解でもあります。「私は○○座」という場合の星座は太陽星座の事を言っていますが、実はそれ以外にも月星座、水星星座、金星星座、火星星座、木星星座、土星星座、天王星星座、海王星星座、冥王星星座と全部で10個も星座を誰でも持っているのです。(生まれた時の太陽の位置が〇〇座にあった、月の位置が〇〇座にあった、という意味です)。

 

 

そのうちの太陽星座はとても大きな影響を人格形成に与えているので、10惑星を代表して星占いの本やテレビなどで紹介されていますが、本当にその人の資質を知りたければ、10惑星全部を見なければ本当のところは分からないのです。

 

しかし10惑星全部を見るのは短い時間では無理ですから、一般的な星占いは太陽星座だけを見ています。太陽星座が表すものは「公の自分、こうありたい性格、努力して身に着けるもの」などです。最近は月星座占いも人気ですが、月は「家での自分、無意識、感情」を表しています。水星は「言葉の表現方法、コミュニケーション能力、文章」を表し・・・と、全部10惑星それぞれ意味があるのです。

 

更に、アスペクトと言う惑星同士の角度を見ないと、その人の資質は正確にはつかめないのです。(個人的にはここだけを見てもその人の資質は丸分かりになると確信しています)。

 

このように、すべてが複雑にからみあっているので、太陽星座だけでその人の資質を全部解明するのは無理なのです。しかし10惑星全部と、惑星同士の角度、その他もろもろを見ていくと、その人資質がはっきり分かります。(相談者様から「当たっています。なぜ分かったんですか?」と驚かれる部分です)。

 

「なぜ生まれた時の惑星の位置で性格や運命が分かるんだ?」と私も最初は疑問に思いました。しかし、自分が疑おうが、何を感じようが、人を占えば占うほど、西洋占星術のすごさや正確さを分かる羽目になり、今に至っています。勉強すればするほど奥の深さに感動するばかりです。不思議な世界です。

 

相談者様のお一人が「鑑定してもらって安心しました。自分の性格の傾向が分かってこれから余計な事で悩まなくて済みそうです。」とおっしゃっていました。確かに「自分にはこういう傾向があるんだ。だからいつもこういう思考パターンになっていたのか。」と認識するだけで謎が解けて、気持ちが楽になる事があると思います。

 

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