少し期間が開いてしまった… ように感じる乗馬であります。

と言うのも6月29、30日の土日はクラブの休馬日になってまして、レッスンを受けられなかったからです。

およそ2週間ぶりとなるレッスンを受けに、6日土曜日の正午過ぎにクラブへと向かいました。

(本当はクッソ暑いから朝イチで行きたかったけど床屋があって… その床屋も行ったら急遽忌引きで休みだった)

 

1時ころ到着するとお昼休みは終わりを迎えていて、ボスの奥様が自馬の準備を行い、自主練を。

いやぁ~… 相変わらずの美しさ。

遠目に見てるだけで凄いんだもんなぁ~

で、午前中にレッスンを終えた乗馬歴15年の大先輩にいろいろ事情聴取と言いますか、基礎を教えて頂いていた訳です(笑)

物凄く丁寧に、それでいて理解しやすいようにお話をしてくれる方なので、聞き漏らさぬようメモを取りながら聞きたいぐらいです。

面白い情報というか、ああああ!と雷に打たれた話は以下2点。

この辺の詳しい話は、馬の単語帳に記載しておこうと思います。

 

お勉強その1、馬が動かなくなる理由

馬は物凄く臆病な動物だから、本当は自分で考えて動きたい、行く方向を決めたい。

なのでレッスン開始直後からライダーに対して「俺の言うことを聞けよ?」と馬は人を試し始める。

そして「試し」を色々とやった上でライダー側から反応が無いと「俺がリーダーだな」と判断をする。

すると最終的に速足をしなくなったり、自分の好きな事をやりだして、ライダーの言う事を聞かなくなる。

A先生に騎乗したときにも、動かなくなる事がしばしばあって、これはA先生の「試し」を気付けず放置していたんだな、たぶん。

 

お勉強その2、手綱の扶助を出す位置の大切さ

手綱を持つ手、操作する位置は馬によって反応の良さが異なる。

これはその馬を調教した人のクセや、その馬がどれだけズブくなっているか?で異なるのだが、

愛馬Mちゃんの場合、調教をしている人がボス(馬術選手)なので、完全に馬術のソレになっている…と。

前回ボスから教わった手綱の位置と言うのは、絵で書くとこんな感じ。

ライダー目線で見た馬の姿で上が馬の頭、中央の丸い部分は馬の鬐甲(きこう)です。

黒線は手綱で扶助を出せれる範囲。

馬場馬術ではこの範囲が狭ければ狭いほど美しく見える… はず(と書いたのは馬場馬術について私自身の理解が低すぎるため)

ボスはこの範囲が極端に狭く、愛馬Mちゃんを調教しているので…

この範囲から外れた場所で手綱の扶助を出しても、愛馬Mちゃんは「ん?」な顔をするだけでスルーする。

開き手綱をやってもハミが右や左にスライドするだけで、扶助としては伝わらない。

僕は騎乗中に慌てて操作しようとすると、つい開き手綱気味になってしまっていた… 伝わる訳が無い。

 

 

 

と言うわけで、レッスン前の場外レッスンで大変感銘を受けまして、ボスからも口数少なく教わってはいたけれど、

それらの意味がやっとストンと胸に落ちた感じがしたのです。

あ… アレはそういう意味だったんだな、と。

本当は自分で考えてゴールに行きつかないといけないのだけど、今回はズルしてしまった。

 

 

ボスの奥様の後で、次の方がレッスンを開始。

僕は最後の最後になりました。

アレかな、怒りまくって長くなるからかな… とネガティブな心境になってしまいドキドキです(笑)

して、愛馬Mちゃんを出して頂き、馬装して準備万端! 

まずは調馬索。

それを眺めている僕は、2週間ぶりってのもあって… 物凄い緊張感。

口から心臓が出るんじゃないかってぐらい緊張をした。 マジで。

(前日仕事で偉い人に報告する機会があったけど、それの100倍は緊張した(笑))

調馬索後、鐙の長さ調節も終わって騎乗開始。

乗って鐙に足をかけ、大きめの深呼吸をすると緊張がだいぶ解けた。

 

まずは常歩で馬場外側を歩き始める。

手綱は緩めず、常に緊張感を持った長さに調節を行う。

前進気勢高めで、首を前後にめっちゃ動かすので、それに応じて拳の随伴を。

 

速すぎるよ~、もっと自分のペースで。

 

確かに速すぎる常歩… なので少しペースを落とさせる。

そうそう、ゆっくりゆっくり。

 

出来るところで運動を始めて~

 

前進気勢は高めだし、脚だけで速足入るか?

カカトを開いて脚を入れる… 速い常歩に。

ペースを落とさせ、鞭を入れる。

尻っぱねを3連続かましてくる愛馬Mちゃん。

 

むぅ… 脚を入れつつ優しめの鞭と、自分の体を速歩のリズムへ。

タッタッと速歩を始めるMちゃん、いいぞいいぞ。

と思ったのも束の間。

右手前で速歩なのだけど、馬場のMちゃんが苦手な場所で壁に向かって激突しようとしてSTOP。

これはMちゃんが左外に駐車場とかがあって、そこを眺めたい! ので止まろうとしてしまった。

違う! 右側に行け! と、拳の位置を考えながら手綱コントロール。

Mちゃんは諦めたのか、右を向いて歩きだし、速歩へ移行。

2周目、またしても同じ位置で壁に激突手前でSTOPをして外を見る。

またしても右に向けさせて速歩へ…

3周目、またまたまたSTOP、いい加減頭に来るな!この野郎!!

こんどは右に向かず左回転で元のルートへ。

 

それは絶対にさせないで!

 

右手前なのに左を向かせて回転は絶対にダメ。

馬が勝手に動いてるのを放置した結果だから… やっちまった。

 

再び右手前で速歩再開。

STOPするのは馬が自分で気になる所を見たいからなので、内包姿勢でそこを向かせないようにする。

右手前だと内包姿勢を比較的、出来るので右手強めで内側を少し見させつつ、左手で外へ行くんだぞと、走る場所をコントロールする。

Mちゃんは馬場出口で帰りたいからまっすぐ行こうとするから、ある程度手前から右行け右行けとコントロールしてあげる。

その先に、さっきからSTOPしている駐車場エリアがあるから… ここも右行け右行けとコントロール。

今回は通過! よしよし。

でもペースを落として常歩にしようとするから、脚を入れ… 足りなさそうだから少し鞭。

速歩キープできるようになった。

たぶんこの辺りまで来ると、Mちゃんを見ると耳を後ろに向けてこちらの声を聴こうとしてる雰囲気がある。

 

何この耳、クッソかわいいな ♡

 

と思えるぐらいに心に余裕が出来てきたので、「いいよいいよー」とか「このペース、このペース」と話しかけてあげたりして。

Mちゃんも「この声はあいつが乗ってるんだな」と思ったのかもしれない。

きちんと内包姿勢を忘れずに、気になる外を見ようとさせずに内側を。

あとで先述の大先輩とカミさんが見学をしていて、先輩が語っていたらしいのだけど、

「ほら、今の状態がハミ受けしてる」

と。

愛馬Mちゃんが、僕の事を信じてくれて、手綱を感じてくれている状態に入っていたってことです!

乗っていた本人もちょっとわかる気がする、この感覚。 この状態がハミ受けか…!

 

手前変えて

 

手前変換ルートを目視し、拳の位置は変えずに曲がっていくんだぞーと指示を出す。

いつもヘロヘロ~っとしたルートを描くのだけど、今日はキッチリと、中央線まっすぐに近い経路を通る!

次は左手前、苦手な方です。

ただやることは同じ、きちんと内包姿勢を。

左手強めで左側を向けつつ右手で右に寄れよ~と指示する… のだが常歩移行して、やはり左中央に寄っていくMちゃん。

 

なんで経路を外れる!!!

 

怒るボス。

すぐさま外側に出すべく、左足のカカトでグイグイ腹を押して外に向けて行き…蹄跡に乗せる。

そして速歩へ。

とにかく速歩を出させることが大事、速歩を維持しながら外側へ外側へ、なるべく蹄跡へ乗せていく。

何とか左手前でも蹄跡に近しい所を走るMちゃん。

苦手?な駐車場のあたりは内側寄り気味なんだけど、2周目あたり外へ外へと指示を出すと、だいぶ外側を走ってくれるように。

 

手前変えて

 

先ほどと同じく手前変換ルートを見て、Mちゃんに指示を出す。

のだが、柱ルート出口で小さく回ってしまい速歩から常歩へ。

 

大きく! 大きく回る! 小さく回らない!!

 

ああもう! 自分の指示の出し方が早かった。

Mちゃんすまねぇ…

すぐさま速歩へ入って蹄跡ルートへ戻す。

途中、速いペースで速歩をしようとするので、両手綱をツンツンしつつ太ももを少し挟んであげる。

(前足を挟み込んで運動しにくくして、速度を落とさせるイメージか?)

 

この後、数回の手前変換を織り交ぜつつ速歩を続け、レッスン終了。

 

常歩~。 いいでしょう愛撫してあげて~

 

パンパンッと肩を叩いてあげつつ「おつかれおつかれ」と声かけを。

常歩中も手綱は緩め過ぎず、楽にさせてあげながらもコントロールはしっかり出来る長さで。

数週常歩で歩いてあげて、洗い場へ。

お湯で丸洗いして、キレイキレイにしたら馬具清掃などなど。

いやはや…

 

何となくMちゃんの騎乗方法のコツが掴めたような気がした1日でした。

 

・とにかく好きにさせない、ライダーの命令をきちんと聞けよ。

・馬が発する「自分がやりたいこと」を見逃さず、それはいい、それはだめを選択する。

・手綱による扶助は、効果があるエリアは凄く狭い!

次回騎乗時も、このイメージで上手に速歩の運動を出来るようにして、上手くレッスンを続けられるようになりたいね。

 

と言うか暑過ぎて、日中のレッスンはモームリ。

騎乗後、汗だくなのはいつもの事だけど、頭がボーっとしてしまい、少し熱中症気味でした。

皆様も熱中症予防をきちんと行って下さいね。

 

 

 

日曜日。

ちょっと遠方に宿泊をしたので、クラブ着は午後12時過ぎ。

午前中のレッスンが終わった方も多々おられ、和やかな雰囲気が広がっておりました。

強かった雨もあがり、外には多少の晴れ間が覗くことも… と言うか、めっちゃ霧が出てる。

内馬場とは言え結構な霧が入り込んでくるので、突然真っ白な「何か」が出てくるから馬もビックリするかも?(前フリ)

 

午後イチ、名古屋から来られている夫婦(Hさん)の旦那さんがA先生で騎乗開始。

A先生は本当にすごい馬だからなー、最近Hさん、若馬の調教を兼ねた騎乗ばかりだったから、だいぶ楽して乗れるんでは。

と思って見ていたら、ボスの激が結構飛ぶ。

A先生は蹄跡をある程度自動的に回ってくれるけど、それではダメ。

ライダーがここを通る! と考えながら通して行かないと、考え無しの騎乗はいけない。

同じ所を通る手前変換にしても、毎回通るルートが微妙に違っていて、それは馬任せにしているから。

馬場馬術は決められたルートを通って行く競技なんだから、正しいルートを考えて乗るように。

的な感じでした。

あー… 凄く耳が痛い。

馬に任せて楽をしようとしてはいかんのです。

 

そして次に愛馬Mちゃん登場。

馬装をしてあげて調馬索を開始。

だいぶ元気が有り余っているのか? 馬場内にポールを設置して、そこを飛び越えさせたり。

後ろ足を鍛える調馬索なのかな… それとも今日は駈歩とかやるのかな… と不安な心境に(笑)

 

はい乗って、常歩

 

脚を入れて常歩をスタート。

昨日の反省から手綱のコンタクトをきちんと最初から取りに行く。

調馬索で少し疲れ気味なのか、前進気勢は昨日ほどではない感じ。

 

速歩~

 

脚を入れつつ、少しビクッとして速い速歩になってしまう。

なので脚と同時に鞭も入れて速歩へ。

 

で、愛馬Mちゃん。

どうやら「物見」をする子だったようで(汗)

急に入り込んでくる霧とかにビックリして急いで逃げようと襲歩に移行する。

馬場を2周ぐらいさせてしまった…

手綱でツンツン引っ張ってみたり、強くグイグイ引っ張ってもダメ、止まらない。

ほーほー と声かけをしてもダメ。

相当グイグイ引っ張って、やっとこ停止、参った。

 

勝手に走らせるな!!

何が何でも停止をさせる!

今やってることは馬が崖から飛び降りててもおかしくない状況なんだから、とにかく止めさせる!

 

はい… すんません…

まさか物見するとは思ってもみなかったな。

何となく前兆はあって、馬場から見える駐車場、あと反対側にある霧が入ってくるところの2か所が危ない。

駐車場側はとにかく怖いようで、そこは速歩中もなぜか避けて通って馬場内側に寄って行こうとする。

何が怖いんだろう、ひょっとして苦手な馬運車が見えてるからか…?

とにかく今はレッスン中、ライダーに意識を傾けさせないと行けない。

 

意識を傾けさせる方法は色々あると思うけど、主に2つだと思う。

そう、手綱と脚。

クラブでも特に物見をするので有名なKちゃんのオーナーさんから聞いていたのだが、物見するな?と思ったら事前にカカトの内側をお腹に触れておくとかして、ライダーがいるんだぞ。

後ろに乗ってるから安心していいんだぞ、と伝えていくんだそう。

なので… 同様に脚で触れてみたら、スピードアップしていくMちゃん。

こりゃダメだなって事で手綱でコンタクトをマメに取る事に変更。

 

何か怖いものがあるんだから、それを見させない。

左手前なら左側を物理的に見させる。

左手を引っ張って向けさせながら右手を使って外側へ寄せる。

 

ボスから何度となくレクチャー、言われているコレなんだけど、コレが実際やってみると難しい。

僕は左手が過去の事故で弱いのかもしれない、左手前の時はいつもMちゃんが内側へ寄ってってしまうから。

なので手綱を思い切り引っ張るぐらいの意識で引っ張り、左を向けさせる。

Mちゃんはどんどん内側へ寄って行こうとするので、右手でツンツンツンツンとコンタクトを取って行く。

すると… 右側へ寄ってって、蹄跡を走ってくれる!

 

そうそう、そうだよー

真っすぐ走っているときは手綱を譲ってあげて、ずっと命令を出し続けてちゃダメ。

ちゃんと譲る時は譲る優しさも持って~

 

と一瞬ほめてもらったのも束の間。

速歩で次の周回に入る時に、再び内側へと寄って行こうとする…!

そのたびに左手に力を入れて右手でツンツン… くぅー…

左手前の時は、ほぼ常に左手に力を入れつつ右手でコンタクトを取り続けないとダメなんだな。

Mちゃんはひょっとして右目が良くって、右側ばかりがよく見えているとかあるのかもしれないなぁ。

 

手前変換~

 

昨日より上手に手前変換が出来た! と思う。

少し斜めってしまったが、なるべく真っすぐ中央線を通れた!

右手前であれば内側に寄るとか無いので、少し楽が出来る(と思ってはいけないのが馬場だぞ…

 

蹄跡通りに走るんではなく大きな円を描くように走ってみて。

自分が思い描いたルートで速歩~

 

蹄跡、隅角を攻めたルートではなく円を描くように速歩。

これがまぁちょっと難しい、ちょっと。

「常に」と言うか、コンタクトを頻繁に取り続ける必要がある。

取りすぎると手前変換と勘違いをしてしまうから、ほどほどに。

何周も円運動を速歩でしてあげて…

 

常歩~

いいでしょう、愛撫~

 

パンパンっと首筋を愛撫してあげつつ、よく頑張ったよく頑張ったと声かけも。

常歩中も今日の復習がてら、上手に蹄跡を歩けるようにルートを考えながら。

手綱を詰めすぎるとレッスンになっちゃうので、少し緩くしてあげて、それでいてルートはこちらの指示通りに。

 

手前変換して常歩~

 

その場でグルっと回転をして、常歩を。

裏掘りをしてあげて、角砂糖をあげて洗い場へ。

馬装を解いてあげてシャワータイムです!

汗を流すだけでなく、たてがみとかも砂まみれて痒そうなので、ブラシで根元からゴシゴシとしてあげたら、

凄く気持ちよさそうにしておった…

綺麗に洗ってあげて、バナナをあげて終わりです。

 

どうもMちゃんは速歩で特定の場所で内側に寄って行く癖があるから、それはきちんと乗り手が直させないとダメそうで。

それは今回も叱られてしまった(何度も言ってるよねぇ!とも怒られた)が…

内側を手綱で物理的に向けさせつつ、反対側の手綱でコンタクトを取って狙った蹄跡を走らせる。

コレは「内包姿勢」の事で、マスターしなければならないテクニックの1つじゃないだろうか。

Mちゃんの場合は物見をさせないのに使っている感じがするのだけれど、馬術的には馬が曲がりやすい姿勢を取ってあげる事でもある。

Mちゃんは普通に外を見ながら曲がったりしてるけど、こいつ曲がりにくかったりしないんだろうか…(笑)

何度も怒られている事だから、ちゃんと出来るようにならないと…

わかっちゃいるけど、左側に向けた瞬間に左に寄り始めるから、右手のコンタクトを同時に取りつつなのかなぁ。

乗って練習しないと覚えられないな、コレは。

イメトレだけだと内側に寄ってくイメージしか湧いてこない。

次回に生かそう、次回に。

土曜日。

宿泊地が遠方だったこともあり、土曜日は朝イチ、9時ころクラブへ登校(?)。

いつもクラブ近くに泊っている方が既にレッスンを終えていて、愛馬Mちゃんを連れてきていただく。

そして馬装を行う。

 

前回までのレッスンで習ったことを忘れないように、思い出して忘れずに!

前回のレッスンでは狙った蹄跡を通らせる事が出来ないことが多かったから、そこを意識して。

(それで柱に膝を強打して、1週間痛みと戦う事になった…)

脚をお腹に当てて壁を作ってあげる、手綱は短く持って馬の口を触っていられるように。

前回のレッスンで後半になって急にMちゃんが指示した通りに動くようになったのは、アレは手綱の長さ調節が出来たからだと思う。

今回のレッスン後にボスに手綱とハミの関係性について習ったのだが、あのきちんと動く状態に入っている事が、恐らくハミ受けが出来た状態と言えるんだと感じた。

なので今回も手綱の長さ調節を上手に行おう!と頭っからやってやるぜ!で臨みました。

 

馬場にボスがMちゃんを連れて行き、調馬索を。

右回り、左回りを終えて前乗り無し。

 

乗って常歩

 

騎乗して手綱の長さを左右きっちり揃えて、脚を入れて常歩を開始。

前へ進むのは声ではなく、脚で進めること。

常歩開始直後はちょっと手綱緩めで… をやっているとMちゃんは勝手をし出すので、きちんと口を感じられる長さで持っておく。

前進気勢強めなのか、首を前後に動かして、元気に常歩をしていく。

こういう時に手綱は緩みがちなので、コブシの随伴と言うか… 優しく手綱を持って…

違うな、持つと意識すると手綱が強くなりすぎるから、手綱に触れておくイメージかも。

肘とかにも力は入れず、手綱を持つ手にだけ意識をする感じで。

(後程全てがご破算になっていくのだけれど(笑))

 

出来る所で運動を始めて~

 

運動を始めると言うのは速歩への移行を開始するってこと。

Mちゃんは前進気勢高めだし、今ならすぐに速歩に移行が出来ると思ったので、脚をポン!と入れてみる…

が出ないから鞭のお世話になる。

鞭をピシッと入れると速歩へと移行するMちゃん。

いいぞいいそ…!

 

手綱緩めすぎ! そんなカチャカチャさせない!

 

くうー、結構キツめに持ってる風だったんだが、これでも緩めか。

確かに速歩に入った途端、正反動で結構上下に動くもんだから、長さの再調整が必要だった。

右手前の速歩だったんだが、特に右手が緩くなる、これは馬が少し内側を向いて走るから内側が緩んでしまう。

なので手綱を再調整をする。

 

常歩

 

正反動の動きから常歩の動きに変えて、なかなか変わってくれないから手綱をツンツンする。

1~2秒後ぐらいには常歩に移行。(遅いけどMちゃんはまだまだ覚え中なので…と言い訳)

 

速歩

 

手前変換

 

ぐあああ! 通過しそうになるーーー! のをぐぐいっと開き手綱で矯正をして、何とか正規ルートを通させる。

中央線を真っすぐ走らず、へろへろっとしたルートで通過をして、何とか手前変換…!

(やらずに通過させるのが最もダメで、馬に勝手にやらせるのを許してはいけない)

 

この後、常歩→速歩に移行するのにMちゃんが疲れてきたのが、ダラけて馬場内側をショートカットし始めるピンチ状態に突入。

 

勝手にやらせてるとボスが怒るから、まずはとにかく外側の蹄跡に戻させる!

鞭を使ってでもいいから速歩を出させる!

たぶん2~3分、ダラけさせてしまったが、再び速歩で蹄跡に戻す事に成功をした… ホッと一安心。

 

いいでしょう、愛撫してあげて~

 

パンパンと首筋を撫でてあげつつ、おつかれMちゃん頑張ったなと声かけしてあげる。

相当汗だくになっており、濃密に速歩をしまくったレッスンでした。

これは良い運動になったんではないかなと思う次第。

馬装を解除してあげた後でシャワーできっちり汗を流してあげて、バナナもあげて馬房へ。

 

そのあとでボスに呼ばれて、手綱とハミの関係性についてレクチャーをしてもらった。

ハミを僕が持ち、持つ手はダラッ…と力を抜く。

手綱をボスが持ち、

 

手を外に動かして手綱を動かすとこう。 真っすぐで動かすとこう。 どっちが伝わる?

ときおり手を外に動かして手綱を使おうとするけれど、あれだと伝わらない。

 

と。

体感をしてみてビックリするぐらいの差を感じた訳です…

それこそ、おおっ…と声が出てしまうぐらいに。

なるほど、この手綱からの入力をハミで感じられる状態を常に作り出す事がハミ受けと言う単語なんだな。

(その単語をボスは絶対に使わないので、僕も声には出さないけれど、ああこれがハミ受け出来ているって事なんだなと理解した)

 

 

ここで愛馬Mちゃんに15鞍近く乗ってきて、わかったこと、重要な事を書いておく。

自分が忘れないようにすること、次回乗る時に思い返して、大変な事にならないようにするためです(汗)

・首は真っすぐに (他の馬のように首で曲げようとすると、急に90度走る方向を変える可能性がある)

・勝手に好きにさせない (若馬で我が強いから気になるモノに目を向けたり楽をしようとしたりする、これを続けさせると言う事を聞かないモードに突入する)

・速歩、自分で勝手にペースを作り出すから、正反動や手綱のリズムで人間のペースにあわせさせる。(速いペースの方が走ってて楽だから楽しようとする)

・手綱は常に口とコンタクトを取れる長さにする (Mちゃんの好きにさせない、気になる物を見させない)

 

こんな感じかな、と。

次回に生かして…!(次の日、いまいち生かせず仕舞いに終わる訳ですが…)

 

 

土曜日、レッスンに行ってきました。

前回、外馬場で相当怒られたもんで、メンタル少し凹み気味。

でもまぁさすがに毎回怒られるってことも無いだろう(笑)と臨んだレッスンでした。

午後から~ だったので、お昼前に伺って色々見学したり、愛馬Mちゃんの馬房を見に行ったり。

何となく愛馬の様子が… こっちを見ない!

かみさんの方は見るのだけど、僕とは目をあわせようとしない感じがする。

これはアレか、前回お前のせいでしこたま怒られたんだぞ を訴えかけてきているのか…

嫌な予感がする1日になりそうだぜ。

午後1時過ぎからMちゃんの馬装を開始。

何となーく元気が無さそうと言うか眠そうな雰囲気。

ボスが馬場へ連れて行き、調馬索を開始。

左回り~、何となく元気がない。

右回り~… も何となく元気がないまま、速歩をするMちゃん。

 

はい、乗って。

 

おおっと… ボスの前乗り無しでスタートですか!

長鞭をお借りして、ドキドキしながら騎乗、手綱を持ち、常歩でスタート。

 

常歩~、停止を入れて。

 

ちょんちょんと手綱のコンタクトを取ってみるけど、停止せず。

ぐぐっと手綱を引っ張って、少し強引に停止にもっていく。

 

そうじゃない、常歩中、人も停まらないと馬も停まれないでしょ。

 

常歩から停止、手綱のコンタクトを取りつつ、荷重を少し後ろ寄りに。

スッと停止するMちゃん、良いではないですか!!

 

それじゃあ手前を変えてから速歩。

 

左手前の速歩来た!!

と言いますのも、愛馬Mちゃんで内馬場を走ったりする際、左手前が大変苦手なのです…

何でかは僕にはまだわからない。

ひょっとするとMちゃんが苦手そうな場所があるのかも?

そこに向かっていこうとしないから馬場の内側へ寄って行ってしまう!

激しく怒るボス…

 

左足で壁を作ってあげて、あわせて右の鐙を意識。

 

たぶん僕の重心が左側にズレてしまっているのかな…

少し右に意識を寄せてってあげると、右に寄ってくれたりする。

このあと30分ぐらい、なかなか蹄跡通りに歩かないMちゃんと四苦八苦するのでした。

 

手綱で曲げようとしない、手は馬のキコウの上から動かさない。

馬も自動的にルートを通ってくれるから、首は真っすぐに。 内側に向けない。

馬に勝手に好き放題やらせないこと、それが積み重なって、こうやって何も言う事を聞かなくなっていく。

 

等々、いろいろと注意を受け…

ほんとわからない、どこでMちゃんのスイッチが入るのか。

ボスが長鞭を取りに行ったのか? 何かをした拍子かもしれないけど、アレだけ鞭を入れても、

なかなか速歩をしなかったMちゃんが急に速歩をし出し、順調に走ってくれる!

速歩を維持して、手前変換を数度行い、Mちゃんをしっかり走らせてレッスン終了。

 

今回のレッスン、速歩に入る前の常歩中に、壁に近づけすぎて柱に膝を強打しましてー、大変痛いのです。

左右ぶつけたけど、特に左足が痛い… ちょっと様子を見て病院に行こうと思います(汗)

 

騎乗後…

 

最初からああいう風に出来るようになって。

最初の時間は無駄でしかないから。

馬は群れで生活をする動物だから、リーダーが1頭、ここでのリーダーは私。

でも騎乗者がリーダーにならないといけない。

普段の接し方から注意をしていかないといけない。

 

…と。

騎乗する馬にとってのリーダーにる… か。

何となく考えてはいたのだけど、なっかなか難しい事だよなぁ… と思うのでした。

ただ普段の接し方とかから注意が必要なのは確かだし、よくよく考えて愛馬Mちゃんと接しないとだな。

 

Mちゃんは洗い場で水洗いをしてあげて、馬装を掃除して片付けで終わり。

日曜日はクラブの午後がお休みだったのでレッスン無し!

いやはや… 疲れたというか膝の痛みがヤバい! な1日でした。

 

あ、X(旧ツイッター)で流行っている「連続テレビ小説」を貼り付けるアレ、我が家でもちょっと楽しませてもらっております。

面白いね、あれ(笑)