ブログネタ:昔好きだったのに今あんまり…なもの
参加中
その逆。これの脚本家。
「あまちゃん」
まあね、今更なんですけどね。これを語らずして今年は語れないって思うんで、ここで書いておきます。
もうとっくに書きたかったんだけどねー(泣。
なお、これを語るにあたっては、大変恐縮ではございますが解説説明一切抜きで行きますので御了承をw
言わずと知れた今年の上半期NHKの朝ドラ、あまちゃん。
大人気ぶりに更に火が付き、賛否両論呼んでいたのは確かですが、ハッキリ言いましょう、このドラマ傑作です。
上のポスター見て下さいよ。どうです?フツー考えたら悪役揃いでしょう?www なのに悪い人が一人も出てこない。
いえ、普通の映画でしたら私、悪役のが好きですよ。でもね、無理にヒールぶるこたないんですよ本来。
人間のこう、本質みたいなものを描くのであれば、いい人の中に潜む黒い部分、丁度「黒いユイちゃん」のように、
たまにひょこっと顔を出す、自分の中のもう一人の、でも明らかに真実を描けばいいんであって、
ってかそれのがずっとリアルな訳ですよね(暗に現在の朝ドラを揶揄しているのはお解りでしょうかね(苦笑)。
その辺が実に巧かった。全ての人物に無駄がなかったのは、脚本クドカンの手腕かNHKのプロデュース力か、
はたまた全ての役者の力量か、答えはと問われれば、そらあなた、全部でしょうな。
個人的にクドカン映画は興味がないしテレビドラマも見た事がない。たまに入り込むクドさがやけに目に滲みて。
だが今回の朝ドラは違った。誰かも言ってたし、私もそう思うけど、クドカンの脚本を、NHKのプロデューサーが、
絶妙な味加減で演出した、それが功を奏したのだろうと思う。
あまオタと呼ばれるあまちゃんファンがいるらしいが、私としてはそれとも多分一線を画しているんだと思う。
(思ってるだけで大して違わないかもしれないんだがw)
私が一番ずきゅんときたのは、主人公アキちゃんの能天気100%の可愛さでも、コイズミママのドスの利いた声でも
主人公の親友でありライバルであり背中合わせの自分でもある(この辺のキャラ立てはかなりツボ)ユイちゃんでも
モチーフとなった主題曲や挿入歌でも、胸キュンマネージャーミズタク(でも松田兄は元々好きだった)でもなく、
時代を絶妙に揶揄する(というか問題を投げかける)力に他ならない。
小泉ママが太巻に食ってかかる忘れられないシーン。フツーに歌って、フツーに売れるもん作んなさいよ!
あれは間違いなく、現代の音楽シーンに対してクドカンが投げた石ころだ。
誰でも思い出せる現代の魔法、ボーカロイドミックス。自分の好みの声に作り変える事さえ出来る魔法の味気なさ。
勿論私はパフュームだってきゃりーちゃんだって嫌いではない。ないけれど、いつか何処かで感じた違和感は、
どんどん時とともに薄れて行ってしまっている。それは果たして正しい記憶喪失なのか。
そんな事をふと考えさせられる力を持ったドラマって、私は心から凄いと思う。
他にも、とにかく、数えきれない程のリアルさと、そこはかとないおかしみを持った台詞が満載で、
決してクドカンの持つ独特の「ファンだけに解るクドさ」はなく、誰にも解り易く見られたのではないかと思っていたが、
80年代の音楽を既に知らない世代にはあまり受け入れられなかったのかもしれないし、聞くところによると御年配には
今の、何の面白味もない、寧ろ見ていて不快に感じるドラマの方が、安心して見ていられるとの評価もあるのは確かだ。
ココまで書いてばっくれるのも何なんで書きますが、今の何がそんなに気にくわないのかというと、
1.明治の話なのに主人公の台詞回し、イントネーションがまるっきり平成。リアル感ゼロ。
2.脚本がお粗末過ぎ。意地悪な小姑を出せばいいと思ってる辺りが昭和感覚。明治の話だって縄文の話だって、新しさを出す気なら絶対出せる筈だ。
3.主人公が可愛くないのはいい。だが表情が一遍通りしかないのはどうなのか。いつも口をとがらせればいいと思ってる、てかあれが可愛いとでも思ってるのか。
4.食べものの話なのに、食べものを粗末にするシーンや食べものが美味しそうに見えないシーンが前半多数あった。
5.本当の女子はいつの時代も美味しい時はあんなトーンの高い声で「うーん!美味しい(はぁと)」なんて言わない。
とまあ上げればきりがないので止めておく。断っておくが以上は私の全くの主観であり、客観的な意見ではない。
ないが、とにかく、明治だろうが平成だろうが、見ているこっちにリアル感を与える芝居をして欲しいと思う。
つってもまあ、あまちゃんの方がリアルじゃないって人もいる訳だから、どっちが正しいとかはなくて、
結局は好みなんだろうなあ。言い散らかしといてスミマセンw
絶対見ろとか言いませんが。もしも一度も見た事がない、という方で、ご興味がおありでしたら是非お勧めします。
まあ朝ドラなんで、見るのに偉い事時間かかりますけどねw
ママよりも、パパよりも、彼よりも
もしかしたらおじいちゃんやおばあちゃんよりも、
彼女がいたからこそわたしは。
*****
追記:12月30日
ええと、今ですね、見終わったんですよ。これの総集編10時間一気オンエアw
もうね、最終回のあのね、アキちゃんとユイちゃんのあのね、もうね、あそこでね、
毎回泣くんだよね(号泣。
この記事上げた時、11月だったけど、まあ何のかんの書いたけどさ、
やぱしこのドラマは最上級のバディ・ストーリーだったんだなってつくづく思った。
友情なんて甘っちょろいもんじゃない、完全なるバディだよね。
これまでハリウッドで数々作り出されて来た傑作に勝るとも劣らぬ大傑作ですよ。
アキちゃんがユイちゃんに言う。
私は、ユイちゃんの代わりに、東京のあらゆることを見て来た。
結果的に北三陸から一歩も出てこられなかった、ユイちゃんの代わりに。
そして、どこよりも北三陸が一番いいのだと、ユイちゃんに伝えるために帰って来た。
これは紛れもなく、忠兵衛さんが夏ばっぱに対して思っていた事とリンクしてる。
つまり、忠兵衛さんの夏場っぱに対するのと同じように、ここにも愛がある。
種市君が思い付き勉さんが言い当てた、この二人の月と太陽のような表裏一体性は
この二人の持つ、互いに対する深い愛情に根付いているんだと、今更気付いた。
ううん、もう、何処を取っても泣ける。でも同じくらい笑えるドラマだったwww
ダイジェストは10時間かかっても、やぱし一番おいしい=一番おかしい部分を
削ぎ落しているので、ここはひとつ、全巻レンタルして見て頂きたいと強く思う。
個人的には唐沢主演の「白い巨塔」以来のハマり具合だった。
とにかく、太鼓判で傑作ですから。今後も語り継ぎたいドラマの1本ですわ。
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