ブログネタ：どんなプロポーズに憧れる？
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言葉なんかいらない。優れた映画には。
「ベニチオ・デル・トロ 広島へ行く」
「ベニチオ・デル・トロが新藤兼人監督に『映画』の話を聞いた」
さあ、全国一千万人のベニシオ・デル・トロファンの皆様、大変長らくお待たせを致しました！！！
当ブログ的には、今年の夏最大のイベントとも言えるこの、日本映画専門チャンネルにてOAされた番組を
無事に見る事が出来ました！！！
これを見るに至って、まずはお礼を言わなければ、もとい、賛辞を贈らなければいけません。
当ブログ読者様のおひとりであり、映画ブログ仲間でもあるおんさん 、今回は本当にお世話になりました。
2本のテレビ番組を、それもかな美しい画像で録画して頂き、すぐに送って下さらなければ見られませんでした。
何度でもお礼を申し上げます。本当に感謝しております。
山梨にお越しの際はいつもでコティを御用命下さい。運転は出来ませんが（ペーパーなので）ナビは出来ますwww
また同時に、リアル友でもあるブログ仲間のぴーたん にもお礼を言います。気にかけてくれてありがとう！
そんな訳で、本来なら先に新藤監督との対談について書くべきだが、先に広島へ行くを見たのでこっちから。
まず何がいいかってあの笑顔ですよ笑顔。え？内容？いいじゃないですかまずはこっちの話ですよ。
あれだけの満面の笑顔を見たのはファンである私でも久し振りの事で、その邪気のなさにこっちが和んでしまう。
好きな映画監督の撮った好きな映画の出来た場所を訪れる。映画人である彼にとっちゃこれ以上の悦びはないよね。
ところでこの、広島に来た日の兄貴はこれと同じTシャツを着ていた。確かソニック・ユースのだよね。
ってか兄貴、あんた「CHE」で来日した時も同じの着てたでしょう。何枚持ってんのよ。
とまあ細かいネタもありつつ。
広島空港にて快くサインにも応じ、車に乗り込むデルトロ兄貴。翌朝、ホテルから見える絶景をデジカメでぱちぱち。
滞在1日目は、大好きな「裸の島」の舞台となった島を訪れる。広島の朝について彼はこう言う。
「今朝起きて一番感じた事は、peacefulnessだった」
これ、字幕では「静寂」と訳していたが、silenceではないので、もっとこう、深いところでの、魂の静けさなだろうなあ。
で、佐木島という場所へ行くと、まあすごい、まるで島中でお出迎え！こういうのって嬉しいよね。
ドコ行っても笑顔でサインに応じるToro。ねえ、小学生の君！その人どんな人だか知ってる？！！www
島ではこんな感じ。
1枚目の写真のシーン、漕ぎ方を「こう、こう」と教えて貰っているとデルトロも一緒に「コウ？」と。
ああああああああっ！可愛い！可愛過ぎる！！！
そんな日本語で良かったら私が一緒に教えてあげるのにー！！！（大絶賛妄想中）
3枚目は、音羽信子さんがロケの最中泊ってたお宅だそうだ。それ以来このお宅は新藤監督と懇意なんだとか。
この写真がネットで話題になってて、民家に溶け込み過ぎだろ！とか体育教師みたいだとか書かれてたw
いつうちの婿に入ってくれてもいいよ、兄貴。
で、番組にはないんだけど、こんな写真を発見。三島市長さんを表敬訪問したらしい。
服装から考えて、多分1日目じゃないかな。しかし兄貴、いつ見ても頭がもさも（以下自粛）。
翌日はいよいよ広島の原爆ドームと資料館へ。
しかし知らなかったなあ。広島文化センターの署長さんがアメリカの人だったとは（2007年からだそう）。
だからデルトロも、説明を聞くのに一生懸命で、この日は言葉が少なめ。そりゃそうだ。
後日、ココの感想をあえてひとことで言うと？と尋ねられた兄貴はこう言った。
「A memory, or remember. Remember!!!!、かな」
全ての見学を終えて兄貴は言う。「ハリウッドの映画じゃないんだよね」そうだったらなんぼか良かったよね。
どうして皮膚があんな風になるのか、とかどうして影だけが建物に残るのか、とかセンター長に熱心に質問する兄貴。
真面目で、謙虚で、熱心な兄貴の一面が垣間見られる場面である。
3日目は、新藤監督の「原爆の子」の上映会に先立っての挨拶にも参加。
兄貴節のきいたファッションセンスが最高だね☆
別の記者会見では、「僕は新藤家の養子になったようなもんです」とも発言。だからいつ婿に（やめんか）。
「人生や歴史や文化を学べることは素晴らしい事です」と、ここでも真面目な発言が。
記者会見で、広島では何が印象に残りましたか、と聞かれ、
「子供達です。ドコに行っても広島には子供達がいますね」と言った後、
「まるで記念碑に飾られ、捧げられた花々のように見えました」と語っている。
愛媛からやってきた子供達の歌う声も、きっと兄貴の心に何か訴えたに違いないだろう。
新藤監督の作品を世界各地で紹介できる事を、まるで自分もそのスタッフになれたみたいだと喜ぶデルトロ。
映画を愛する兄貴だからこそカッコいい台詞だなあと、つくづく。
とまあ、そんなこんなでやっと、何故デルトロが広島に来たかというと、この番組がきっかけよ、という番組へ。
新藤監督、お年を召していらっしゃるけど、一生懸命デルトロに答えてくれていた。
勿論、はぐらかされちゃったり、というか、ちょっと的外れなところもなかった訳じゃないんだけど、
それもひっくるめて「新藤兼人」という人なんだと、デルトロは解っているかのようだった。
彼が見てきた監督の映画についてのインタビューと、それに答える監督、という図式が続いており、
本当に兄貴、良く見てるなと感心しきり。あれはああいう意味ですかとか、どういう気持ちで撮ったんですかとか
熱心に聞く兄貴の真面目な表情がいい。
特に私が見たいなと思ったのが、三味線の高橋竹山の話。林隆三が演じてるそうだが、これは興味ある。
んで、デルトロここでお土産をスチャッとな。故郷プエルトリコの三味線にも似た民族楽器トレス。初めて見た。
で、何がいいかってデルトロの最後の質問「あなたは溝口監督のどこに一番影響を受けたと思いますか」
に対して監督ったら、
「あの人はね、86本くらい映画撮ってるんだけど、
そのうち傑作は5、6本しかないんです。
（↑2度繰り返す）
そんな風に、たとえいい映画じゃなくても
一生懸命撮ることです」って爆笑なんですけどwww
最後に「ここは編集してくれても」って言ったらスタッフも大笑い。
殆どが新藤監督のトークなんで、ここではかなり端折りましたがw、とても面白い内容でしたよん。
最後握手したら「あったかい手ですね」って言われてましたね兄貴w
それと「魅力ある俳優さんですから、これから沢山映画を撮って下さい」と。撮ったり出たりって事だろうね。
まさに日本の誇るレジェンドと話をした兄貴でした。
監督が亡くなってしまった時に寄せられたメッセージは、「裸の島」にまつわる言葉が綴られていました。
以上、デルトロテレビ2本立てレポートでした。
なお、お写真の何枚かはこちら から拝借させて頂きました。深くお礼申しあげます。
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