息子が受けとめてくれていた【講演会のご案内】 | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

以前体験した、

コーヒーショップでのこと。

 

小学校高学年くらいの男の子、

私の隣の席に荷物を置いて立っていた。

 

しばらくすると、

母親らしき女性がやって来た。

 

そして、

 

「荷物くらい取りに来られないの?!

気が利かない!

こっちは重たいのに。」

 

男の子が持っていた荷物の他に

まだ荷物があった。

 

側で聞いていた私は嫌な気持ちになった。

 

 

男の子は荷物をひったくるように

母親らしき女性から受け取った。

 

そりゃあそうだよね、

席を取っておいてと言われたから

席にいたのに、(たぶん)

いきなり責められる。

 

荷物を男の子に渡して

飲み物を持ってきた

母親らしき女性は、

 

「ほんとに気が利かない、

トイレにも行きたいって言ってるのに

荷物くらい取りに来られないの?」

 

とまた責めてトイレに行った。

 

 

トイレから帰ってきた

母親らしき女性は、

また言った。

 

「ほんとに気が利かない!

荷物くらい取りに来られないの?」

 

 

男の子は言った。

「ごめん。」

 

そして、

喫煙コーナーに煙草を吸いに行く

母親らしき女性に

 

「アイスコーヒーにミルクと

砂糖入れる?」

と男の子は聞いたのだ。

 

 

 

涙が出そうになった。

その母親らしき女性は、

昔の私。

 

ごめんと言った息子、

私は、

わかったのだと判断する。

でも、同じことがまた起こる。

 

 

 

息子によく言った。

 

“どうしてできないわけ?”

 

“どうしてわからないわけ?”

 

“この間も言ったよね?

何回も同じこと言わせないで!”

 

“なんで、考えて行動しないの?”

 

“こういうときは

こうするのが当たり前でしょ?”

 

 

息子を社会で通用させるために

今わからせなければ

という私の思いで

私の価値観を押し付けた。

 

こんなことも躾していないと

思われては大変だからという

私の不安をぶつけただけだと

今は思う。

 

あの頃はわからなかった。

 

息子がどんな気持ちかなんて

考えてはいなかった。

 

 

私の責める言葉を

息子は16年間も受けとめ続けてくれた。

 

そして、

高校2年で止まった。

 

 

 

谷口先生のカウンセリングを受けて、

 

息子が社会で通用することに

こだわるのは私、

 

どうしてそんなにこだわるのか?

整理した。

 

息子が社会で通用しなかったら

何が心配なのか整理した。

 

 

そこには周りからの評価が

気になる私がいて、

それは私の問題だとわかった。

 

 

学校へ行けなくなった息子、

その息子に私が

心底望んでいることは

何なのか?

 

整理した。

 

 

息子自身が

自分は存在して良い、

と思ってほしい。

 

息子自身が、

自分は大丈夫、

一歩踏み出してみよう、

と思ってほしい。

 

 

そのために今、

私ができることは何なのか?

 

考えた。

 

 

止まった息子、

学校へ行かない息子、

友達を遠ざけている息子、

 

自己否定する息子、

ゲームばかりして昼夜逆転の息子、

 

 

私が変わろう、

どんな息子も受けとめよう、

そう覚悟して

谷口先生のカウンセリングを受けた。

 

あれから8年が経過した。

息子は社会人になって、一人暮らしをしている。

今もどんな息子も受けとめる覚悟を

忘れてはいけないと思いながら過ごしている。

 

 

息子が

私を受けとめ続けてくれた月日には

まだまだ到達していない。

 

だけど、

 

息子は以前も今も私を

「お母さん」

と呼んでくれる。

 

 

大丈夫、春は来る

 

 

 

谷口先生の講演会が明後日、

5月26日に開催されます。

私たちも体験談をお話しいたします。

 

足を運んでみませんか?

お待ちしております。

 

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《不登校と向き合う講演会》
心が和むと変化が起きる! 
 
今の状況を、親にとっても、子どもにとっても
これからの人生の宝にしてもらいたい!
と願い、できるだけすぐに生活で活かせる内容です。

一部 講演会
不登校の我が子と、どのように関わったらよいか!
二部 体験談(保護者)
心を閉ざした子どもと、どう関わったか?
 
◇日 時 2024年5月26日(日) 午後1時15分~午後4時45分
受付開始は、13時から13時10分
◇会 場 新宿戸塚地域センター 7階 多目的ホール
JR山手線・西武新宿線の高田馬場駅「早稲田口」から徒歩3分。
地下鉄東西線高田馬場駅「2番出口」から徒歩3分。
◇講 師 心理カウンセラー 谷口英子
◇体験談 美ハーモニー
◇無 料 定員 40名 要予約・先着順 
◇資料代 1000円
◇受付期間 2024年3月2日(土)~5月25日(土)17時まで
◇主催団体 NPO法人相談室ハーモニー

 メールでのお問合せはこちらをクリックしてください。

 お電話でのお問合せ ⇒ 03-6265-9757
※当日のお問合せ 
 当日の正午から午後2時まで
 TEL 090-3060-0874

 

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