息子の趣味 | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

 

息子は、

高校を中退した頃、

昼夜逆転、

ゲームやビデオばかりの日々だったけれど、 

写真撮影には時々出かけていた。

 

 

谷口先生のカウンセリングを受ける前は、

 

学校へ行かない、

昼夜逆転で、

趣味の

写真撮影にしか出かけない息子、

ゲームばかりをして

ビデオを見てばかりいて・・

 

 

これで良いのか?

 

いつまで続くのか?

 

バイトでもさせたいな。

 

こんな怠惰な生活許せない。

 

 

 

なんて思っていた。

 

 

 

夫が言う、

 

「何かさせなくて良いのか?

このままじゃニートになるぞ。

どうするんだ!」

 

は、私を不安にさせた。

 

 

 

身内が言う、

 

「バイトでもさせたら?

そんなにあまやかしていいの?」

 

は、私を焦らせた。

 

 

 

私が責められている感じがして

辛かった。

 

私だって、

このままで良いとは思っていない。

 

いつまで続くのか不安だし、

バイトでもしてくれないかな、

 

 

 

 

谷口先生のカウンセリングを受けて

 

私の気持ち、

 

このままで良いのか?

いつまで続くのか?

どうしてバイトでもさせたいのか?

 

を整理した。

 

 

その奥に隠れていたのは

 

息子が自分は大丈夫だ、

やってみよう

と一歩踏み出してほしい、

 

という思いだった。

 

 

それからは、

昼夜逆転、ゲーム、ビデオの日々の中で

 

息子が自分は大丈夫、

やってみようと思える関わりをした。

 

 

私の焦りや不安な気持ちが整理できたら、

息子の持っている力を

私が信頼できるようになった。

 

今は、

その力を発揮しているようには

私には見えないだけ。

 

 

出かけられる息子、

それだけでもありがたくて、

 

出かける息子に、

「良い写真が撮れるといいね。

撮ったら見せてね。」

と送り出した。

 

帰ってきたら

撮った写真を見せてもらい

話を聴いた。

 

同じような写真があるので

1枚1枚の違いを聴いたり、

撮った時のエピソードを聴いたりした。

 

一番気に入っている写真は

送ってもらい

私のスマホの待ち受けにした。

 

 

 

 

昼夜逆転、ゲーム、

ビデオの日々の中でも

 

息子が

自分は大丈夫、

やってみようと思える関わり、

私の精一杯で続けた。

 

息子はバイトは一切せず大学生になった。

大学時代は、大学で非定期に募集するアシスタントを

時々していたようだ。

<バイトで稼ぐやバイトに明け暮れる>

とは無縁な大学生活だった。

 

 

今は撮影を時々楽しんでいる?

私は、息子の隣にいてくれたカメラと

息子に寄り添ってくれていた趣味に感謝している。

 

大丈夫、春は来る

 

 

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