自分が変わること その2 | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

(昨日からのつづきです)

 

子どもが不登校になると、

いろいろな不安が次から次へと湧いてきました。

将来どうなるのだろう、仕事に就けるのだろうかとか、

夜遅くまで遊んでいるときは、ニュースに出てくるような

犯罪に巻き込まれないだろうか、などです。

また原因探しもありました。

どうしてこんなことになってしまったのだろう、

私のどこが悪かったのだろう、

子どもは私のことが嫌いなのだろうか、など。

 

カウンセリングやワークショップで学んだことは

過去は変えられない、また将来のことは誰にも分からないので

憂いても仕方がない、大切なことは一瞬一瞬を無駄にしないこと、

その積み重ねが将来につながるということです。

そして過去でも未来でもなく

「今」を大切にすることを意識するようになりました。

 

子どもが反抗的な態度を取ったり、

今までにない突飛なかっこうをするようになったとき、

私はとてもショックでした。

素直でかわいかった自分の子どものあまりの変貌ぶりに

自分の気持ちがついていけず戸惑うばかりでした。

子どもの反抗的な態度や突飛な格好は、

私に何かを伝えようしていることの表れだったのだと思います。

子どもは言葉でうまく表現できず、

そういう態度で表したのだと思います。

私はそれに気がつかず、自分の思い描く理想の子どもの姿に

はまらないことを嘆いていたのだと思います。

 

今、困っている子どもには目がいかず、

困った子どもだと思っていました。

しかしカウンセリングやワークショップを受けていく中で、

子どものありのままを受けとめるということを学びました。

つまり良い悪いもひっくるめて、

子どもの姿なのだということです。

これは子どもだけではなく、自分自身、夫、

友人などにも通じることだと気づきました。

誰しも良い面も悪い面もあるということ、

良い面は悪い面の裏返しであること、

そう思えると自分に対しても他の人に対しても

今までより寛大な気持ちで接することができるようになったと思います。

(明日へ続きます)

 

 

 

by ブリッジ

 

 

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