「親が変われば子どもは変わる」と言われていますが、
私は子どもの不登校は子どもの問題であるし、
自分が変わることを求められることは
今まで一生懸命やってきた自分を
否定されるような気がしました。
また自分が変わるということに抵抗があり、
自分が自分でなくなるような気がしていました。
しかし子どもが夜遅くまで遊んだり、
家に帰って来ない日があったり、
アルバイトばかりで高校の授業日数が
不足してしまう状況になり、
私は心配で夜も眠れずカウンセリングを
受けることにしました。
まず最初にカウンセリングを受ける中で気づいたのは、
私は今まで子どもの話を
否定したり批判したりしていたことでした。
私は、親は子どもに教え諭す存在だと信じていたので、
子どもの言うことを聞くよりも
自分が伝えなくてはいけないことを話していました。
~すべきという正論を言うことも多々ありました。
そんな親に対して子どもは真っ向から反抗し、
何を言っても無視され、
親子関係は最悪なものになっていきました。
当たり前と思っていたこと、~すべきと思っていたこと、
これに対してことごとく反抗した
子どもの行動を目の当たりにして、
果たしてこれは本当に良いことなのだろうかと
疑問を持つようになりました。
学校に行くこと、宿題をやること、
家に帰って来てご飯を食べること、
こういう当たり前と思っていたことを子どもがしなくなって
私は難題を突き付けられた思いでした。
子どもが次の日、学校へ行こうと思って宿題をし、
翌朝起きて支度をして出かけたので安心していたら、
学校には行かず公園にいるという連絡をもらった時、
とてもがっかりしたことを覚えています。
そんな時、谷口先生は「できなかったことに
目を向けるのではなく、
できたことに焦点を当てましょう」とおっしゃいました。
まず子どもは学校へ行こうとしていた、
そしてそのため、宿題をやった、
次の日に起きて支度をして出かけた-
できたことはいろいろありました。
こうやってできたことに目を向けると、
子どもを批判したくなる気持ちも薄れ、心が軽くなりました。
そしてそういうことができなくなることもあること、
それが当たり前ではないことに気づき、
毎日元気に生きていくことさえも
感謝する気持ちが湧いてきました。
(明日に続きます)
by ブリッジ
共感していただけたら、ポチッとしてね。
↓↓~