自分が変わること その1 | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

「親が変われば子どもは変わる」と言われていますが、

私は子どもの不登校は子どもの問題であるし、

自分が変わることを求められることは

今まで一生懸命やってきた自分を

否定されるような気がしました。

また自分が変わるということに抵抗があり、

自分が自分でなくなるような気がしていました。

 

しかし子どもが夜遅くまで遊んだり、

家に帰って来ない日があったり、

アルバイトばかりで高校の授業日数が

不足してしまう状況になり、

私は心配で夜も眠れずカウンセリングを

受けることにしました。

 

まず最初にカウンセリングを受ける中で気づいたのは、

私は今まで子どもの話を

否定したり批判したりしていたことでした。

私は、親は子どもに教え諭す存在だと信じていたので、

子どもの言うことを聞くよりも

自分が伝えなくてはいけないことを話していました。

~すべきという正論を言うことも多々ありました。

そんな親に対して子どもは真っ向から反抗し、

何を言っても無視され、

親子関係は最悪なものになっていきました。

 

当たり前と思っていたこと、~すべきと思っていたこと、

これに対してことごとく反抗した

子どもの行動を目の当たりにして、

果たしてこれは本当に良いことなのだろうかと

疑問を持つようになりました。

学校に行くこと、宿題をやること、

家に帰って来てご飯を食べること、

こういう当たり前と思っていたことを子どもがしなくなって

私は難題を突き付けられた思いでした。

 

子どもが次の日、学校へ行こうと思って宿題をし、

翌朝起きて支度をして出かけたので安心していたら、

学校には行かず公園にいるという連絡をもらった時、

とてもがっかりしたことを覚えています。

そんな時、谷口先生は「できなかったことに

目を向けるのではなく、

できたことに焦点を当てましょう」とおっしゃいました。

まず子どもは学校へ行こうとしていた、

そしてそのため、宿題をやった、

次の日に起きて支度をして出かけた-

できたことはいろいろありました。

こうやってできたことに目を向けると、

子どもを批判したくなる気持ちも薄れ、心が軽くなりました。

そしてそういうことができなくなることもあること、

それが当たり前ではないことに気づき、

毎日元気に生きていくことさえも

感謝する気持ちが湧いてきました。

(明日に続きます)


 

by ブリッジ

 

 

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