今に向き合う | 「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

 

昨日の続きです。

 

 

学校へ行けなくなった原因を
はっきりさせなくても
息子は歩き出した。

 


谷口先生のカウンセリングでも、
どうして学校へ行けなくなったのですか?
と聞かれたことがない。

 

 

カウンセリングの間、
いつ聞かれるのだろうと思っていたが、
聞かれないまま1年

カウンセリングが終わってしまった。

 


学校へ行けなくなった
原因を探すことより大切なこと、

 

 

私は私の不安を整理して、
私の大切な想いを意識して、

 

 

息子の話を聴く、
息子の今を受けとめる、
息子の今に寄り添う、
息子の今を大切に想う、

 

 

ことなのかなと今は想う。

 

 


息子は、大学へ入学後、

「このままじゃ、モヤモヤしてたまらない。」
と言い、
中退した高校へ挨拶に行き
先生方に温かく迎えてもらった。

 

 

それを聴いた谷口先生は、
「降ろしたい荷物がたくさんあるからね。 」
と言った。

 

 

中退した高校へ行くなんて、
傷口に塩を塗るようなものでは?

 

 

わざわざ辛い思いをしに行かなくても・・

 

 

と私は思った。

 

学校へ行けなくなった、
それは、
息子にとってトラウマだと思っていた。

 

 

トラウマだから
息子が自分から足を踏み入れるには
まだまだ時間がかかるはずと
私は勝手に思っていたのだ。

 

 

息子にとってはトラウマではなく、
降ろしたい荷物だったとは・・。

 

 

中退した高校へ挨拶に行き、
荷物を降ろした息子の歩みは力強く感じた。

 


学校へ行けなくなった
原因をはっきりさせなくても
息子は歩き出した。

 

 

息子の中では原因が
はっきりしているのかも知れない。

 

それを私が知る必要はないのだと思った。

 

 

 

過去がまた
降ろしたい荷物になるときが
くるかもしれないね。

 

 

もし、そんなときが来たとしても、
原因をはっきりさせることは
必要ないのだと想う。

 

 


何時も
どんな時も
私にできることは同じなのだ。

 

 

私の不安を整理して、
私の大切な想いを意識して、

 

 

息子の話を聴く、
今の息子を受けとめる、
今の息子に寄り添う、

 

 

 

原因を探すことより大切なこと、

 

 

 

今に向き合う、

 


今に向き合う日々は
今日も続いている。


by  大丈夫、春は来る

 

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