聖闘士星矢Ω 第22話 友への思い!忍びの道と聖闘士の矜持! | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

栄斗が向かった先は忍者の里でした。アテナや仲間をほっぽり出してまで行った理由は親父に会いたかっただけというただのホームシックでした。


終わり。


つまらないだけならまだしも、旧作ファンに唾を吐きかけるような想像を絶する回でした。

今更ですが、以下、恒例のツッコミを書きます。


○龍峰に何故ついてくるんだと言う栄斗

いやほんとそうだよ、何がお前をそこまで駆り立てるんだ。その間にお前らの大好きなアリアはさらわれたんだぞ。しかもこの理由、最後まで語られないしね。脚本家も何も考えてないことが丸見えですね、アホか。


○堂々と「富士流総本山」と看板出してる忍者の里

外に看板出してる忍者があるか。バカか?

忍者って忍びの者よ?そっから説明しなあかんの?こち亀のボルボのおじいさんのほうがまだマシ。

樹海の奥にひっそりと暮らしてたテイルズオブファンタジアの忍者の里や、表向きは旅館だった御庭番衆を見習え。


○忍者の里のトップに「親方!」という部下

そらお前大工とかの呼び方やろが。

普通に考えて「御頭」やろ。ドリフの忍者コントでも「御頭!」と呼んでたぞ。


○「忍者の里は窮屈だから俺、聖闘士になるわ」という兄者

お前は入社早々辞める新入社員か。

聖闘士なめてるとしか思えん。昔はみんな地獄のような特訓を受けてようやく聖闘士になれたというのに。

でなんで他の奴らは始末しようとしないんだ?普通抜け忍びなんて口封じで殺されるやろ。常に命を狙われるはずなのに何黙認してんだ、ヌルすぎるやろ。


○自分から脱走したくせに戻ってきて門前払いされてキレる兄者

何が「わからず屋ー!!」やねん。掟を破ってるのに生かしてもらってるだけでもありがたいと思え。

だいたいこいつ、一言も詫びてないしね。パライストラの陰謀を見ぬいて知らせに戻ってくるのは良いよ。

それは認める。でもまず最初は御頭に土下座して、今までの非礼を詫びてからだろうと。

で、「私の罪は命をもって償います!しかし世界の危機が迫っていることだけは信じてください!何卒世界の平和のためにそのお力を!」とでも懇願して、額を地面にこすりつけるぐらい土下座すべきだったんですよ。それを詫びの言葉も無しにいきなり陰謀が云々言い出して、挙句にわからず屋ー!と逆ギレですからね。もうどうしようもない。


○追手にやられて死んだ兄者の亡骸から聖衣を取ってバックレる栄斗

もうちょっとこう・・あるやろ・・描き方が・・

兄者「栄斗・・これを・・俺の聖衣を・・お前が受け継いでくれ・・」

栄斗「あ、兄者!」

兄者「里を・・世界を守ってくれ・・頼んだぞ・・ぐふ」

栄斗「兄者ー!」

ぐらいあるやろ普通。死体から聖衣ふんだくったようにしか見えんかったぞ。


○兄者の父が息子の仇!と栄斗に襲いかかる展開

忍者ならまず息子を殺した奴を狙えや。その時、栄斗は幼い子どもだったろうが。仮に栄斗が逃げてなかっても結果は死体がもうひとつ増えただけやろ。


○忍術でサソリを呼び出す敵

もうここまでくると魔術ですね。アホか。


○「栄斗よ、今一度問う。貴様は一体何者だ!」に「俺は聖闘士だ!」と宣言する栄斗
ならまずその武器を捨てろ。アテナは聖闘士に武器を禁じてます。使えるのは天秤座の黄金聖闘士とその許しを得た者だけです。


○「俺は聖闘士だ!」の後「水遁!絶対零度!」と忍術を使う栄斗
恥を知れ。

そしておそらく聖闘士星矢世代全員を敵にまわしたぞ、この絶対零度は。

絶対零度は軽々しく使えるもんじゃないということはファンなら全員共通認識のはず。カミュと氷河がこの絶対零度のためにどれだけのドラマをみせてくれたか。

http://www.youtube.com/watch?v=wTCzjKvlq6Y&sns=em

Ωスタッフにはこの対決を正座させて見せつけて「絶対零度とはなんだ?答えろ!脚本家!」と言いたい。今回の件を挽回するには、今後最終決戦ででも「青銅聖闘士ふぜいが絶対零度だと?笑わせるな!本当の絶対零度とはこのようなものをいうのだ!!」とボコボコにしてくれるしかない。

だいたいカミュですら到達できなかった絶対零度を、こんな聖闘士でも忍者でもない半端もののガキが極めたと?世迷言もたいがいにせえよ。


○「聖闘士であることを選んだ貴様が何故忍術を!」「俺は聖闘士だ。だがそれと同時に忍者なんだ!」
ミストバーンに言わせれば「中途半端なノラ犬」だろうな。


○結局全部親父の見せてた幻術でした。

栄斗「あなたに会いに来た」
親父「逃げるのはもうやめたのか。成長したな栄斗。達者でな」
で、何を得たの?この闘いで。どう成長したの?

お前に父親に対する葛藤とかあったか?兄者を見殺しにした葛藤とかあったか?全部この話でいきなり出てきたことやん。そんなもんいきなり見せられても茶番にしか見えんわ。

だいたい忍者が「親父に会いたかった」とか・・テイルズオブファンタジアの忍者少女すずは両親が目の前で死んでも「忍者は非情でなければならないのです」と毅然としてたぞ。笑わせるな。


以上、日曜の朝から心底不愉快にさせてくれてありがとうございました。って感じです。

あのサソリも絶対零度→氷河→ミロ→サソリという発想なんだろうな。

スタッフは間違いなく旧アニメも原作も読み込んでませんね、原作パラパラと見たぐらいの知識しかないと思うし、思い入れや熱意も全く感じられん。

で、今度OP変わるんでしょ、わけのわからん歌に。古谷御大のナレーションにあのOPがあるから、かろうじて旧アニメの要素があったのに、それを削除するんですからもう救いようがないですね。