初心者同志 -2ページ目

不良対応。

ボードゲームを購入していると、避けられないことの1つに、

内容物の欠品というのがあります。


今回は少し、そんなお話。


私が先日購入したのは、『D&D第4版 ボードゲーム レジェンド・オブ・ドリッズト』


いつものように開封し、早速、内容物を確認。

うんうん、よし。

すべて、きれいに揃ってるぞ!


と、思ったのですが、その後日。

実際にゲームで遊んでいると、あれ?

マニュアルに記載されているフィギュアが1つ、足りない・・・・・・。


そこで改めて確認してみると、マニュアルにはフィギュア「灰色5体」とあり、

実際に5体入っていたものの、その中には同じ種類のフィギュアが2つある。


むむ、これは怪しい。


裏側のパッケージの写真を見てみると、この灰色のフィギュアの中に、

どうやら私が探していたフィギュアが、実際には含まれていた様子。


ちなみに、見つからなかったフィギュアは、ドリッズドを主役とした

小説シリーズではお馴染みの、あの、『ヤーラクスル・ベインレ』


あの、腕のたつちょっと憎めない伊達男。

ドリッズドシリーズの中で、私が大好きなキャラクターの1人。


そして、2つ入っていたのが、ダークエルフ(ドラウ)世界の悪の女王、

『イヴォネル・ベインレ』


初心者同志-イヴォネル・ベインレ


・・・・・・これ、なにかの呪いですか?


これは困ったぞ、ということで早速メーカーに連絡。


ちなみにこの商品は製造自体はアメリカのメーカーで、

それを【ホビージャパン】が日本語のルールブックや、カードに貼る用の

シールなどを一緒に付属して、販売しているもの。


ということは、欠品対応もかなり時間がかかるだろうなあ、と

返答や対応までにかかる期間の長さを最初から多少は覚悟しつつ、

ホビージャパンのサイトに記載されていた、カスタマーサービスに

詳しく状況を書いて、メールを送信。


ところで、これまでに幾度もボードゲームを購入してきた私ですが、

実は不良対応をして貰うのは、これが初めて。


これまでは運がよかったのか、内容物の欠品などには一切

当たらなかったのです。


さて、ここで今回の件に話を戻しまして。


なんと!驚くことが起きました。


私が、メールを送信して、わずか2時間足らず。

【ホビージャパン】から、早くも返信がきたのです。


しかも、含まれていなかったフィギュアを、早速配送してくれるとのこと!


・・・・・・早っ!


その後、翌日こちら側の住所などを改めてメールで連絡。

最初にメールで不良対応をお願いしてから、わずか3日後。


じゃーん。


初心者同志-ヤーラクスル・ベインレ


うーん、見事なメーカーさんの対応!


輸入ボードゲームを購入するとき、少なからずサポートなどの問題で、

躊躇してしまう人もいるのではないかと思いますが、

私も実は、これまでそんな1人ではありました。


でも、少なくとも【ホビージャパン】さんは大丈夫!


そう思えた、ちょっと感動した今回の出来事でした。


ちなみにこのゲーム、小説の雰囲気を見事に再現してます。


遊んでいると、小説を読み直したくなる・・・・・・。

レギスがいい感じ!

秋からの海外新ドラマ。

ちょっとボードゲームの日本語化過程の紹介を中断して、

この秋から始まる、もしくはもう始まっている期待の海外ドラマの紹介を。


その前に先月、放送が終了したばかりのこの作品にも触れておかないと。


 『THE MENTALIST メンタリスト』

もう、ほんっと楽しかった。

この近年に始まった作品の中では、間違いなく最も完成度が高いドラマ!

と、改めてしみじみ感じた作品だった。


初心者同志-menta02


そもそも『メンタリスト』のシーズン1は、作品の設定に奇抜さがあり、

(元、自称霊能力者で、詐欺師だった男が事件の捜査に協力、解決に導く)


ストーリーに斬新さがあり、

(主人公が正規の捜査員ではないので、捜査方法が常に法律すれすれで突飛)


キャストの顔ぶれに新鮮さがあった。

(個人的には『ランド オブ ザ デッド』の主人公が一番印象強い、パトリック・ジェーン)


つまりフォーマット自体は、海外ドラマではこれまでに散々使い果たされてきた、

〝1話完結型の推理サスペンス〟でありながら、

作品そのものはこれまでにない、まったく新しいものに仕上がっていたのだ。


でも、それはあくまでも、シーズン1の話。


シリーズものであれば、どうしても避けて通れない道として、

作品をつづければつづけるほど、新鮮さは薄れてくるし、奇抜さにも慣れてしまう。

斬新さは逆に鼻について、作品を素直に楽しむ上で邪魔な要素になることもある。


だからシーズン2を実際に見るまでは、今回もシーズン1と同じように楽しめるか

すっごく心配だったんだけど、これが驚くくらい大丈夫だった。


当然、スタッフ側も、視聴者を飽きさせないように色々な要素を入れていて、

シリーズものであればお馴染みともいえる、

既存のレギュラー陣のそれぞれの過去のエピソードや、レギュラーメンバーの追加、

新たな天敵の登場、といったことは、この『メンタリスト』でも行われている。


でも、そんなものがなくても、このドラマは別にいいのかも知れない、

と鑑賞をつづけながら、私はずっと思っていた。


なぜなら、この『メンタリスト』の面白さは、ほぼすべて主人公の面白さだからだ。


元霊媒師で、元詐欺師で、元大金持ちで、しかもそのことがきっかけで

家族を惨殺された過去を持つ主人公、パトリック・ジェーンは、

自分の能力で難事件を解決することを、一方では子供のように楽しみながら、

もう一方では、被害者となった人たちに自分を重ねて苦しみ、

犯罪者を、とくに自分の家族を殺した連続殺人鬼を逮捕することに、

普段の明るさからは想像もつかないほどの、暗い執念を燃やしている。


明るさと暗さ、陽気と狂気が、彼の中にはずっと共存しているのだ。

だから、彼をずっと見ていても、ゼンゼン飽きない。


初心者同志-menta01


時には、強引過ぎる捜査方法に呆れ、笑い、いいぞもっとやれとエールを送る。

時には、自分の過去に苦しむ主人公に同情し、その復讐のためにやりすぎる

彼の行動にハラハラさせられる。


うーん、まるで子供を見守る親の気分。


シーズン2を全部見て、すぐにシーズン3もすっごく期待できそうだと思った。

こんなこと、海外ドラマでは実はけっこう珍しい。


だって、その作品が面白ければ、次のシーズンも面白いまま製作されるか不安になるし、

作品が微妙だと、やっぱりもう駄目なんじゃないかと不安になる。


でも、『メンタリスト』はパトリック・ジェーンさえいればなんとかなる、と思えてくる。


『コロンボ』の、ピーター・フォークみたいなもの?


そうなんだけど、少し違うのはジェーンの場合は毎回彼が

なにをするか、想像がつかないところだろうか。


コロンボは少しずつ犯人に迫っていく。

でもジェーンは、油断していると、ドラマ開始5分くらいで完璧な推理を見せて、

犯人を逮捕してしまったりする。


え、もう解決?!て、本気でびっくりさせられる。

でも、それが楽しくて仕方ない。


正直言うと、シーズン2の最終話がかなり消化不良な終わり方で

すごく納得いかないんだけど、、それ以外は完全に文句なし。

うーん、シーズン3が待ち遠しくて仕方ない。


うう、ちょっと紹介するつもりが凄く長くなっちゃった。

では、ここから秋の期待のドラマをサラッと簡単に。


 『V(‘09)』

リメイク作。

空から宇宙人が巨大な宇宙船でやってきて、世界各国と友好関係を

築きたいと提案するが、実はその裏では世界を征服しようと

着々と準備を進めていて・・・・・・、というお話。


初心者同志-v


元のオリジナルを、私は小学生の時にテレビで放送されていたのを

見た記憶があるのだけど、これが少し怖いお話で、子供ながらに私は

アメリカのドラマって、まるで映画みたいだな、と思ったりした。


このリメイク作は米国では思った以上に人気が出なくて、

シーズン2で打ち切りになったと聞いていたので、

ほとんど期待しないで第1話を見たのだけど、


むむっ、思ったより楽しい。


打ち切りということは、ストーリーは完結しないで凄くいい所で

終わっているに違いないので、さらっと見るつもりなのだけど、

評判が悪かったというシーズン2だけ作り直すとか、できないかなあ。

せっかくなのでシーズン1だけは、最後まで見たい。


 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』

待ってましたっ!のシーズン3。


ところで、シーズン2を1話だけ見逃しちゃったので、

ずっと再放送を待ってるのだけど、やってくれないなあ。


初心者同志-bigbang


シーズン1も、もう一度、一気に見たい。

録画はしてあるんだけど、もう一度放送で見たい。

現在1番好きな米国製、シットコム。


■ 『ウォーキング・デッド』

まだ色々と紹介したいけど、やっぱり絶対に外せないのはこれ。


監督が、映画『ミスト』『ショーシャンクの空に』の、フランク・ダラボン。

脚本が、『デクスター~警察官は殺人鬼』のチック・エグリー。


現在、米国でも絶賛放送中で、その放送からからわずか数回遅れで

日本でも直輸入!な感じで放送が開始されたのが、待望のシーズン2!


ダラボンはこのシーズン2で降板してしまったみたいだけど、

シーズン1でガッチリと、この作品の世界の空気感を作り上げてくれたので、

それがシーズン2でもしっかりと活かされていて、今のところ問題なし。

・・・・・ホッ。


現在、第3話までが終了したけれど、もう見事に面白い。


生存者がほとんどいない、ゾンビだらけになった世界で、

生存者たちは時には絶望し、時には生きる理由を見つけて希望に輝き、

やっぱり大抵は絶望する。


初心者同志-walking


前にも書いたかも知れないけど、この作品のすごいところは、

映画ではなく、ドラマだということ。


映画なら、どれだけ絶望的なストーリーでも2時間後には完結する。


登場人物たちがどれだけ絶望的な、ゾンビが闊歩する世界にいようとも、

その物語は常に終わりに向かって進行し、描写される時間も限られている。


でも、これはドラマだ。

すでにシーズン3も製作されることが決まっていて、この世界は、

この世界に生きる生存者たちは、この先もずっとずっと、

延々と、ゾンビのいる世界を旅していかなければいけないのだ。


だから、悩みはすっごく深い。

迷いもすっごく深い。

世界に希望はほとんどないし、わずかな生存者も常に危険な状況に置かれつづける。


映画ならそれほど心配はいらないが、ドラマはずっと旅がつづく。

だから食料や水を常に手に入れる必要があるし、移動手段の確保、

車を運転すれば、今度はガソリンも必要だ。


武器と弾薬の補充。

一番深刻な医薬品の入手という問題もあるし、そしてなによりも、

ゾンビは常に、あちこちをうろついている。


シーズン2はまだまだ始まったばかり。

なのに、展開が一切出し惜しみなしで、本当に大丈夫かと、もう心配で仕方ない。


見終わった直後から、次の放送がある1週間後が楽しみで待ちきれなくなる、

今、間違いなく一番面白い海外ドラマ!

丘の上の裏切り者の館②

前回予告したとおり今回から、

輸入ボードゲーム『丘の上の裏切り者の館』の日本語シール自作過程をご紹介。


と、その前に。


今回の記事を書く前に、ちょっとネットを検索してみたら・・・・・・なんと!


『丘の上の裏切り者の館』の、カードやルールを個人で日本語訳し、

それをすごい立派なシール用のシートとして公開しているサイトを発見!


うっ、ぐっぐっ、全然、知らなかった・・・・・・。


うっうっうっ、もっと早く、検索していればぁ・・・・・・。


私が作成したものは、このボードゲームを購入した【ゲームストア・バネスト】さんが

付属してくれていたシールを元にしたものだったんだけど、

このサイトのものを見てみると、翻訳されている言葉や表現が、結構色々と違う。


ああ、これ、製作する前に見たかった!


もし見られていたら、私が製作するときの参考にできたかも知れないのに。

というか、そもそもシールを作らなくても済んだのに・・・・・・・。


と、もう今更、そんなことを言っても仕方がない。ので、
ここからは恥ずかしげもなく、自分が作成した日本語シールの

完成までの奮闘ぶりをお届けします。


うう、ちくしょぉぉぉ・・・・・・。


さて。

上にも書いたように、このゲームを購入した際、購入先の【バネスト】さんは

最初からカードに貼る用の日本語シールを付属してくれていました。


でもこれ、下地は普通に真っ白で、文字も小さくてちょっと見づらい。


元々このボードーゲームに使われているカードは、デザインが優れていて

すごく格好いいので、この上に無造作に白いシールを貼ってしまうのは

なんだかちょっと残念だ。


初心者同志-CARD01

参考画像。これはアイテムカード。カードは他のゲームではほとんど見ない縦長デザイン。


ということで、自分で日本語シールを作るのであれば、元のカードのデザインを

最大限生かした形で製作してみようと決意。


という訳で、まずはカードをスキャン。


ここで注意したいのは、このゲームには80枚のカードがあるのだけど、

その全てのカードに違う内容が書かれていること。

これって、ボードゲームでは結構、珍しい。


つまり、ゲームには全部で80種類のカードが登場するわけで、

ということは、当然作成するシールもただの「80枚」ではなく、「80種類」が必要だし、

作成するデザインも、80種類を用意する必要がある。


シールの製作を決めた時点で、私はまだこの事実に気づいていなかった。

カードのスキャンを始めてから、ようやくそのことに気がついたのだけど、

そのときにはもう、遅かった気がする・・・・・・。


初心者同志-CARD02

これは実際に自分で作成した際にスキャンした画像の1枚。こちらはイベントカード。


というわけで、こうして、ここから約1ヶ月にも及ぶ、

私の『丘の上の裏切り者の館』、日本語化大作戦!は、スタートすることになった!

・・・・・・のだった。


つづく。

丘の上の裏切り者の館①

私の大好きなボードゲームの1つに、

『Betrayal at House on the Hill/丘の上の裏切り者の館』が、あります。


初心者同志-House on the Hill01

ゲームの舞台となるのは、タイトルにもある通り、丘の上に建つ1軒の巨大な館。

プレイヤーはそれぞれ、この館を訪問してきたキャラクターの1人となって、

その中を探索していきます。


つまりはこれは、『RPG(役割を演じるゲーム)』に近いボードゲームです。


日本では、『テーブルトークRPG』と呼ばれることが多いですが、

1人がゲームマスターとしてゲームを管理、進行させ、

それ以外のプレイヤーがそれぞれ1人のキャラクターを演じて、

実際にその場で、お互いに会話をしながら進めていく、

アメリカでは有名なテーブルゲームの1つですよね。


この『丘の上の裏切り者の館』は、そのボードゲーム版ということになります。


というわけで、このゲームでは通常のテーブルトークRPGであれば、

ゲームマスターが担当するであろうはずの部分を、

すべて、用意されているカード、ボード、ルールブックなどが担当します。


なので、誰か1人がゲームマスターをやるために多大な準備をする必要もなく、

今日は人数が集まらないからちょっと・・・・・・なんて感じで

遊ぶのを断念する必要もありません。


全員が安心して、プレイヤーを演じられるわけです。

これ、結構重要です。


ちなみにキャラクターたちは全員、最初は館の玄関からスタートするのですが、

館に入ったとたんに、玄関は固く閉じられてしまい、決して開きません。


うーん、見事なホラーのお約束!


というわけで、プレイヤーはそれぞれに、ここからの脱出方法を捜して、

そこで遭遇する数々の恐ろしい出来事に耐えながら、

館の中を探索していくことになるわけです。


探索する館そのものも、毎回ランダムに山札の中から部屋タイルを引いて、

それを繋げて完成させていくので、

玄関を入ってすぐの扉を開けてみたら、そこは見渡す限りの『墓地』だった・・・・・・!

なんて意外な展開が、毎回楽しめます。


初心者同志-House on the Hill02

画像はゲームの雰囲気を重視して、プレイ中にみんなに頼んで明かりを落としてから撮ってみました。


と、ここまで書いておいて、1つだけ残念なお知らせが。

このボードゲームは日本では発売されていません。

そのため、一部のショップで輸入されたものを購入するしかないんですが、

当然それは、同梱されている内容物すべてが英語表記。


ルールブックなどはまだいいとしても、ゲーム内で使用される

重要なカードも、当然すべて英語。


すでに書いた通り、このゲームのカードは

RPGで言う、ゲームマスターの代わりを務める大事な役割を持っています。


それが英語ということは、アメリカ人と一緒にテーブルトークRPGを

やってるようなもの・・・・・・!


うう、絶対無理・・・・・・。


このままでは、学生時代に英語で赤点をとったこともある私だけに、

とても気軽になんて遊べない!


というわけで、試みることになるのが、このボードゲームの全面的な日本語化!

なのです。


その奮闘ぶりについては、次回につづきます。

カルカソンヌの街

海外ボードゲームの大定番といえば、『カルカソンヌ』


『カルカソンヌ』とは、プレイヤーが順番に裏側にしてあるタイルを引き、

それをイラストが繋がるように置いていきながら、

土地、町、道路、修道院に自分の私有権を宣言しつつ完成させ、

得点を重ねていくゲーム。


何度遊んでも異なる展開、異なる戦略になるので、ほんとに飽きない。

こんなシンプルなルールなのに、遊ぶたびに驚かされます。


で、この『カルカソンヌ』で、つい最近、

こんな街が完成したので、ご紹介。


初心者同志-CATcity


街を完成させるには、城壁で周囲をすべて囲まなければ

いけないんですが、当然タイルを引く運によっては、

欲しいタイルが来ないこともあります。


そうなると、どんどん予想していなかった変な形に街が変貌していく・・・・・・・

というのは、『カルカソンヌ』では、よくあること。


そして大抵の場合、大きくなりすぎた街は、結局最後まで完成しなかったり

するんですが、今回はゲーム終了間際に、奇跡的に完成!


街の大きさもさることながら、注目は形。


私たちはこの街を、「猫シティ」と呼んでました。


「猫シティ大きいなっ」

「猫シティ、大繁盛だね」

「猫シティ、後ろ足の辺りに住んでる人、不便そうじゃない?」


当然、この場合は黄色プレイヤーが大量得点を獲得ですね。


それにしてもこの街、住みたいわ・・・・・・。


きっと、どこかの漁港の風景みたいに、たくさんの猫で溢れてるんでしょう。

素敵な街だなぁ。