丘の上の裏切り者の館① | 初心者同志

丘の上の裏切り者の館①

私の大好きなボードゲームの1つに、

『Betrayal at House on the Hill/丘の上の裏切り者の館』が、あります。


初心者同志-House on the Hill01

ゲームの舞台となるのは、タイトルにもある通り、丘の上に建つ1軒の巨大な館。

プレイヤーはそれぞれ、この館を訪問してきたキャラクターの1人となって、

その中を探索していきます。


つまりはこれは、『RPG(役割を演じるゲーム)』に近いボードゲームです。


日本では、『テーブルトークRPG』と呼ばれることが多いですが、

1人がゲームマスターとしてゲームを管理、進行させ、

それ以外のプレイヤーがそれぞれ1人のキャラクターを演じて、

実際にその場で、お互いに会話をしながら進めていく、

アメリカでは有名なテーブルゲームの1つですよね。


この『丘の上の裏切り者の館』は、そのボードゲーム版ということになります。


というわけで、このゲームでは通常のテーブルトークRPGであれば、

ゲームマスターが担当するであろうはずの部分を、

すべて、用意されているカード、ボード、ルールブックなどが担当します。


なので、誰か1人がゲームマスターをやるために多大な準備をする必要もなく、

今日は人数が集まらないからちょっと・・・・・・なんて感じで

遊ぶのを断念する必要もありません。


全員が安心して、プレイヤーを演じられるわけです。

これ、結構重要です。


ちなみにキャラクターたちは全員、最初は館の玄関からスタートするのですが、

館に入ったとたんに、玄関は固く閉じられてしまい、決して開きません。


うーん、見事なホラーのお約束!


というわけで、プレイヤーはそれぞれに、ここからの脱出方法を捜して、

そこで遭遇する数々の恐ろしい出来事に耐えながら、

館の中を探索していくことになるわけです。


探索する館そのものも、毎回ランダムに山札の中から部屋タイルを引いて、

それを繋げて完成させていくので、

玄関を入ってすぐの扉を開けてみたら、そこは見渡す限りの『墓地』だった・・・・・・!

なんて意外な展開が、毎回楽しめます。


初心者同志-House on the Hill02

画像はゲームの雰囲気を重視して、プレイ中にみんなに頼んで明かりを落としてから撮ってみました。


と、ここまで書いておいて、1つだけ残念なお知らせが。

このボードゲームは日本では発売されていません。

そのため、一部のショップで輸入されたものを購入するしかないんですが、

当然それは、同梱されている内容物すべてが英語表記。


ルールブックなどはまだいいとしても、ゲーム内で使用される

重要なカードも、当然すべて英語。


すでに書いた通り、このゲームのカードは

RPGで言う、ゲームマスターの代わりを務める大事な役割を持っています。


それが英語ということは、アメリカ人と一緒にテーブルトークRPGを

やってるようなもの・・・・・・!


うう、絶対無理・・・・・・。


このままでは、学生時代に英語で赤点をとったこともある私だけに、

とても気軽になんて遊べない!


というわけで、試みることになるのが、このボードゲームの全面的な日本語化!

なのです。


その奮闘ぶりについては、次回につづきます。