あなたの住まいづくり成功宣言! -15ページ目

住宅計画と地盤 -6 何となくでも覚えておいてください

前回の二つのポイントの補足です。
この二点だけは何となくでも覚えておいた方が良いと思います。


①地盤調査会社と補強工事会社が同一でないこと


地盤調査結果の判断も、補強工事も同一の会社でやるとなると、
調査結果を「要補強」と判断して補強工事を行い、
自社の売り上げを伸ばそうとする、という動きが懸念されるためです。


これは相当に性悪説に立った考え方ですが…私は、疑わしい体制は
最初から排除して考えた方がいいと思います。それが施主様の利益に
つながります。


すなわち「不要な地盤補強工事をしない」ということですね。


②地盤保証は、最終的には損害保険会社との提携の上に成り立っていますが、
 その損害保険会社のフトコロが深いこと


同じ地盤調査結果を見て、
「基礎補強工事なしで保証します」という所と、
「杭を打たないと保証できません」という所が出るのは、
地盤に関する事故を保証する財力の違いに依るところが大きいと思います。
(保険会社のフトコロの違い)


なので、もし地盤が軟弱で心配な方は、地盤に関する保証を、
上屋(建物)と切り離し、財力のある地盤保証会社を別に選べばよいのです。

現に(財)住宅保証機構は地盤保証はオプション扱いです。
この辺が象徴的に地盤保証の曖昧さを物語っています。


次回で「住宅計画と地盤」のシリーズは最後です。
「不要な地盤補強工事をしないための心得」を整理します。




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住宅計画と地盤 -5 地盤保証をする主体はどこだ?

このところバタバタが続き、更新しなくてゴメンナサイ!


さて、地盤に関するシリーズ、これまでに、

①地盤強度に応じた基礎工法に、保証をつけることが、
法律や世論の後押しを受けて、常識となっていくこと
②住宅に用いられるスウェーデンサウンディング調査は、
調査結果に対する評価がバラつきがちであること


をお伝えしました。


今回は,

地盤に事故があった時の保証、
(「保険」とほぼ同じ意味だと考えていただいていいと思います)
これはどこがするのでしょう? というオハナシです。


(スウェーデン調査の結果報告書例)
スウェーデン調査結果


ひとつめ。

地盤調査会社が地盤調査結果の判断も行い、
地盤や基礎に関して補強が必要かどうかも判断し、
その工事も同じ会社で行うという場合。

この場合、地盤保証(保険)を引き受けている主体は、
地盤調査業者団体のようです。


ふたつめ。

地盤保証を業とする法人(地盤保証会社)が、地盤調査業者を指定し、
調査結果の検討や補強工事の必要性を地盤保証会社が判断し、
工事方法を指定した上で保証を行う場合。

この場合は地盤保証会社が主体となって地盤保証を行います。


みっつめ。

地盤保証を業とする法人(地盤保証会社)が、地盤調査業者を指定し、
その会社が地盤調査、調査結果の検討や補強工事の必要性を判断し、
必要であれば補強工事も地盤調査を行った会社が行う場合。

この場合は、地盤保証の主体は地盤保証会社なのですが、
補強工事が必要かどうか判断しているのは地盤調査会社であり、
すなわち補強工事会社となります。


なんですか? ややこしくて分からない?
ハイ、それで当然だと思います…すみません!


しかし、いずれの場合も、「不必要な補強工事をしなくて済むかどうか」は、


①地盤調査会社と補強工事会社が同一でないこと
②地盤保証は、最終的には損害保険会社との提携の上に成り立っていますが、
その損害保険会社のフトコロが深いこと


この二点がキーポイントと思います。

次回さらにこのハナシの続きをアップします。



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住宅計画と地盤 -4 スウェーデンサウンディング試験

木造住宅の場合、地盤調査の多くは「スウェーデンサウンディング調査」というものを行います。



スウェーデン調査2


建物の四隅と真中、5つの地点で、鉄製の棒(ロッド)に荷重をかけて回転させます。
その地面に対するめり込み方や回転数によって、地盤の強度を調査します。
わかりやすいサイトがありますのでご紹介を。
http://www.tcn.zaq.ne.jp/akave700/sueden.html


建物を建てる前に行う地盤調査としては、最も簡易で安価な方法です。費用は5万円程度。
これが鉄骨造や鉄筋コンクリート造になると、「標準貫入試験」やら、「載荷板試験」とかいうのですが、

もっと高価な試験方法になります。


木造住宅に「標準貫入試験」や「載荷板試験」を行うのは、例えて言えば、

草野球の試合にプロ野球の選手が出てくるようなもので、ちょっと上等過ぎると思います。


スウェーデンサウンディング調査は、

安価であると同時に、試験に対する評価もバラつきがち

ということがあります。


専門的なことはここでは触れませんが、今回はこの事実のみを押さえていただきたいと思います。


次回は地盤調査会社と地盤保証を行う組織の関係についてです。
だんだん核心に入っていきますよ!



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