パフォーマンス向上の為のトレーニング“SSC”とは | パーソナルトレーニングBDSのブログ

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ダイエットなど体作りのための池袋のパーソナルトレーニング。

みなさんおはようございます

 

パーソナルトレーニングBDS武と申します。

 

トレーニングを行う人はなにかしらの目的や目標がある方が殆どです。

 

ダイエット、筋肉増量、健康維持、スポーツの能力向上など。

 

その目的に沿ったトレーニングを提案できるかどうかが、私たちトレーナーの役割でございます。

 

必ずしも筋肉増量の効果あるトレーニングだけが良いとは限りません。

 

筋肉増量に成功したら、次はその筋肉を上手く使えるように訓練していきパフォーマンスを上げていきます。

 

パフォーマンスを上げるトレーニングの一つとして“SSC”Stretch  Shortening Cycleストレッチショートニングサイクルがございます。

 

簡単に申し上げますと早く走る、高く飛ぶ為の身体の動作でございます。

 

高くジャンプしたい時、一度軽くしゃがみ手を振り上げながら飛ぼうとするはずです。

 

この時、お尻や太ももの裏ふくらはぎなどの背面の筋肉は伸張、伸びるわけですね。

 

瞬間的に伸びた筋肉は縮もうする為エネルギーとなり、大きな力となって高く飛べると言うわけですね。

 

それではもっと詳しく見てみましょう。

 

まずこのとき筋肉には3つの動作が組み合わさってきます。

 

1伸張性局面(エキセントリック筋収縮)
2償却局面
3短縮性局面(コンセントリック筋収縮)

 

それに伴い伸張反射を経て大きな力を生む。

 

伸張性局面とは、筋肉の伸張筋活動というものがございます、これはネガティヴ動作ともいい筋肉が収縮した状態で高い付加を掛けて伸ばしていくトレーニングの事。

 

負荷がかかった状態で筋肉が引き延ばされていくのが伸張性筋活動であり、この場合しゃがむ事によりお尻が、もも後ろが身体の体重(負荷)がかかった状態で伸ばされていく事でございます。

 

次に償却局面ですがこれは1→3に移行する切り返しの動作。

短い時間で切り返しが行えるかがポイント、伸張性のまま長い時間が過ぎると力は失われ高く飛べなくなってしまう。

 

短縮性局面とは、筋肉の短縮性筋活動というものがあり、これはポジティブ動作ともいい負荷をかけた状態で筋肉を収縮していく動作、この場合伸張性で力を得て償却局面で切り返し行いジャンプした結果筋肉が元に戻る以上に収縮する事。

 

これを伸張反射といい、簡単にいうと反動。

 

パンチを出す時後ろに一旦手を引きます、その時胸の筋肉が伸ばされその反動で収縮し前方に力強いパンチが出せる。

 

これがSSCの動作から伸張反射を経て大きな力を生む身体のメカニズムになります。

 

身体の筋肉が伸ばされる、大きく伸ばされると身体は防衛反応で元に戻ろうとします、それを上手く活用していくトレーニングがSSCであり、プライオメトリクストレーニングとなります。

 

どのようなトレーニングを行い、どのように強化していけばよいのか。

 

まず筋肉の伸張短縮が行なわれるので、そもそもの筋肉の強さは必要です。

 

スクワットを行い筋肉を強くしていくのは前提で、どこまで伸張できるかの柔軟性も大きく関わってきます。

 

さらに姿勢維持、伸張から短縮の間に姿勢が崩れてしまえば大きな力も分散してしまいます。

 

その為にインナーマッスルの強化、コンディショニング行いバランスを取りやすくする為の強化(例えば足の裏のコンディショニングを整えたり、頸椎、胸椎、腰椎の柔軟性を整え働きやすくする)

 

次回からはパフォーマンスを上げる為のトレーニングどのようなものがあるか詳しく紹介していきます。

 

BDS 武 哲也