労務太郎のブログ -2ページ目
【厚生年金法】易しい。目標8~9点
問1:易しい 問2:易しい 問3:易しい
問4:普通 問5:やや難 問6:やや難
問7:やや難 問8:易しい 問9:普通
問10:易しい
例年通り、最も易しい科目です
問1は2~3年前も出題されましたが
定番的問題ですね
脱退一時金の不服申立ては、
「社会保険審査会」ですよね
サービス問題にしては簡単すぎるし、
なぜ、こんな誰でも解ける問題を
問2も迷う要素がなく簡単ですが、
公示送達は延滞金を徴収しない
問3もサービス問題ですが、
同一の月に種別変更すれば、
最後の方を優先する・・・
問4は繰下げ支給の個数問題で、
比較的簡単でした
問5はやや難しいものの、
組合せ問題なので救われた
明らかに誤ったものを消去すると、
正答を導き出すことができます
イ、エ、オに絞り込めるので、
「C」と「E」が残りますね
「オ」は遺族厚生年金の額には、
死亡した夫の繰下げ加算額は含むの
機構のHPにも掲載されており、
ある意味有名ですが・・・
万が一、繰下げ受給していた夫が、
死亡すると、その遺族厚生年金には
「繰下げ加算額は含まれない」
残された妻は残念ですが・・・
繰下げしたのは亡くなった夫ですから
問6は10月から改正の、
「特定適用事業所」に関する事例、
つまり「A」が正しい・・・
法律の条文というよりも、
実務の通達、事務連絡的レベルで、
事例問題なので少し難しかった
解答の「D」(滞納処分)は、
問7は5年以上前の改正であり、
今さら出題されるとは意外
問8はサービス問題で、
「一部」と「全部」を引っ掛け
問9は答練で何度か出題しており、
「繰下げ加算額は在職老齢の対象」
ある意味定番的な問題ですね
問10は「エ」と「オ」で迷う
要素もありますが・・・
組合せ問題なのが救いでした
【国民年金法】易しい。目標8~9点
問1:やや難 問2:易しい 問3:易しい
問4:やや難 問5:易しい 問6:易しい
問7:普通 問8:やや難 問9:易しい
問10:易しい
厚生年金と並び最も平易でした
問1の解答「C」は一見すると
引っ掛かりそうな要素があります
前納が「月を単位とする」は誤り
ところが、問題文の最後に
「6月又は年を単位」と記載なので、
正しいと勘違いする可能性もあり
問2は迷う要素のない組合せ問題で、
サービス問題ですね
昨年から3つの組合せ問題も出題、
この問題も解答が3つの組合せですが、
明らかに「イ」「オ」が誤りで平易でした
問3は厚生年金の問1と同様に、
「社会保険審査官」と「会」の引っ掛け
今年の試験の特徴ですが、
とにかく難しい問題と平易な問題、
その格差が極端でした
問4は実務が絡み、少し難しい
解答のBは「住民票を削除」なのに、
本当に被保険者になれるの
迷った人もいるのでは
問5は年金アドバイザー3級でも
必出の定番問題ですが・・・
産前産後期間は保険料納付済期間になる
楽勝問題でしたね
問6も簡単な保険料納付要件の問題で、
解答は「E」ですが、過去頻出問題です
問7の組合せ問題も、迷う要素のない、
基本的問題でした
問8は少し難しいと感じました
なぜなら「個数問題」だからですが、
「エ」「オ」で多少迷う要素もあり
問9はサービス問題ですが、
予想通り積立金の問題が出ました
その積立金の「D」が正解です
最後の問10も平易な問題でした
「E」の督促状の問題が正解ですが、
「10日以上を経過した日」なんて、
過去数えきれないくらい出題されてます
とにかく、今年の試験では
3科目が難しく2科目が普通レベル
残った易しい2科目が「年金」で、
確実に8割以上は得点しないと、
合格は厳しくなる
【健康保険法】難しい。目標5~6点
問1:やや難 問2:やや難 問3:普通
問4:やや難 問5:普通 問6:普通
問7:難しい 問8:やや難 問9:難しい
問10:普通
最も難しかった科目です
過去にないレベルですが難しい科目が、
労災、一般常識、健保の3科目でした
この3科目は10点満点で3点以下、
つまり基準点割れの人も多いようです
問1はどれが解答なのか分からない
つまり一見すると難しい問題ですが
正答のEは昨年の改正です
実は2日前の年金講座でも確認しました
年金アドバイザー3級テキストには、
ハッキリと記載されているような、
年アド3級試験の出題項目が正解でした
なので昨年に年金講座を受講された人は、
楽々と解けたと言ってました
問2も難しい問題でしたが、
でも「常に学識経験者が立ち会う」
って・・・何となく変ですよね
学識経験者は暇なんですか
問3は組合せ問題なので、
ここで1点稼ぎたいところです
ア、イが難しく迷いますが、
解答のエとオが比較的平易でした
問4は難しいですが、冷静に考えれば
Bの「健保組合が審査支払事務を行う」
そんなことできるの
と考えれば解けたと思いますが…
問5の正答のEは1点稼げますね
まさに今年の改正(住所記載が必要)
問6の正答のDは答練の問題が的中
ですが過去問でも定番の問題です
問7は自分的には難問です
正答のDが文章がやたら長く、
電子情報処理組織の照会云々の、
実務レベルなのでよくわからない
問8の正答は予想問題ズバリ的中
業務上と書いてあるので、
労災かなと惑わされる問題です
問9は指定の「諮問や議」という
少しマイナーな問題であり、
しかも個数問題なので捨て問
最後の問10は事例、実務レベルで、
苦戦した人も多いと思う
他の問題と同じ傾向で、
正しい選択肢は問題文が長い
ということで問題文の長いD
今回は過去に遡ってみても、
健康保険は史上最も難しかった
この科目がここまで難しかった・・
ということは過去になかった
労災、常識、健保の3科目とも、
最悪でも4点以上得点できたか
できれば6点くらい得点できたか
それが合否を分けるポイントです
【一般常識】難しい。目標5~6点
問1:難しい 問2:難しい 問3:やや難
問4:普通 問5:普通 問6:やや難
問7:易しい 問8:やや難 問9:やや難
問10:やや難
そもそもこの科目が平易であったこと、
過去にほとんどありましぇん
どこが一般「常識」なんですか
そんな悲痛な叫びが・・・
聞こえてきそうです
点数を落とす、合格者を減らすため、
それがこの科目の目的と考えるべき
ただ、試験直前の常識強化ゼミ、
答練等の予想問題と全く同じ、
そんな問題も多かった
毎年ですが、選択式も択一式も、
予想した問題が必ず多数的中
自分的にはかなり自信を持ってます
自分のクラスの人については
6点以上は得点しているようです
比較的平易であったのが・・・
問4,5,7あたりで、
問1,2の統計は相変わらず難しい
マイナーな実態調査の問題ですが、
難しいですね
この2問の問題の何が難しいか
どちらの問題も正答が…
調査(アンケート)の結果で、
最も多かった順番が違う
そんなん知りましぇん
でも問2については、
非正規社員の最も多い雇用形態は、
パートタイマーなのでは
話し合いの内容で最も多いのが、
Aの「派遣社員」
派遣社員っておかしいですよね
派遣社員の数はそこまで多くないし、
派遣社員を活用している会社も、
そんなにたくさんあるのかどうか
問3は予想通り労働契約法・・・
就業規則の周知方法は労基法と異なる
10年くらい前にも出題された問題
簡単に解けた人もいるでしょうが、
分からない人は手も足も出ない
問4は組合せ問題なので、
1点ゲットしたい問題です
正答は「エとオ」ですが、
特に「オ」は毎年出題中であり、
予想通り「同一労働同一賃金」
「オ」は7月実施の講座での、
予想問題と全く同じ問題でした
問5は毎年定番の「社労士法」
解答はCですが、
社労士試験には合格したけれど、
まだ社労士でない人が社労士を名乗り
仕事をして報酬を得るって・・・
27条には違反するが、
26条は違反にならない
なんて明らかにおかしいだろ
問6、7は予想通りの
確定給付、確定拠出なんですが
問6は予想を上回って難しい
でも消去法で潰していくと、
Eが正しいと導けたのでは
問7はサービス問題ですね
個人型の運用機関は、
「国民年金基金連合会」
残りの問8~問10は、
やや難しいレベルでした
問8の国保法は、
AとDとEが明らかに×
でもBとCで迷うかも
問9はイとオが難しい・・・
アとエは直前講座の予想的中で、
自分のクラスではほぼ正解でした
予想通りの問題が2つも出る
なんて逆にビックリしました
問10の埋葬料の横断問題は、
意外な問題でした…
難しいと感じた人が多いようです
ただ健康保険法以外の法律、
例えば国保、後期高齢者医療などは、
5万円と限定されていない・・・
それが分かっていれば、
Cが正しいと導き出せた筈です
例年通り難しい科目でしたが、
5点は死守したいところです
【労災・徴収法】難しい。目標5~6点
問1:易しい 問2:普通 問3:難しい
問4:難しい 問5:?? 問6:難しい
問7:易しい 問8:易しい 問9:やや難
問10:普通
問3,4,5,6,9など、
本当に難しい問題でした
自分のクラスでも、
4点、3点などいらっしゃいます
ただ、まだ解答がハッキリしない
そんな問題もあるので、
「3点と思ってたら4点だった」など
有り得ますので諦める必要はない
比較的平易で点数を稼ぐとすれば、
まずは問1は確実に得点したい
退社後の帰路に寄り道せず、
公衆便所へ行く、
公園のベンチで短時間だけ休息、
短時間だけ手相を観てもらうなど
それらは、
逸脱や中断でない「ささいな行為」
問1は消去法で潰しても、
Aしか残らないし、平易でした
問2は偶然に直前模試の問2と、
全く同じ問題で「D」です・・・
模試で間違った人も多く、質問もあり
再度説明した記憶がありますが
仕事を終えタイムカードを打刻しても、
事業場内の階段で転倒したりの場合、
業務災害に認定されたりします
問3は,今回改正の出題確実項目で、
「精神障害の認定基準」
個数問題なので難しくキツい
認定基準を全部読みこなさないと、
なかなか解けないですね
問4も難しいですが、
正答のDは偶然に直前模試の問4にて
出題した問題と同じでラッキーでした
複数事業労働者は絶対に出題されると、
予想して答練、模試で出題していたので、
自分のクラスの方は解けたと思います
今年も直前の予想問題が的中しまくり、
自分的には楽勝の試験でしたが…
問5は以前に申し上げた通り、
意図的に「エとオ」のカッコ書きを抜き、
誤りとするのか原則だから正しいのか
或いは単なる出題ミスなのか
本当に正答がわかりましぇん・・・・
問6もCでは第3種特別加入者は、
「派遣先の国の労災給付とは調整しない」
という通達があり、誤りのようですが、
Dの赴任途上等は給付の対象外
これも誤りではないかと・・・
問6もCかDか自分的には不明
解答の公表でどうなるのか
問7と問8は平易なので、
確実に点数を稼ぎたいところ
問7は個数問題ですが、
かなり基本的な支給制限の問題でした
問8は過去問でもお馴染みですが、
「かつ」と「又は」の引っ掛け
こんな問題に引っ掛かってはダメ
問9は少し難しいながらも、
イレギュラー(単発)なものは、
口座振替はできない
そんなルールが分かっていれば、
正答を導けますね
問10は今回やたら出題されていた
「翌日」「翌月」のルールですが
時効の起算日は通常は翌日なので、
Dが誤りだと導くことができたのでは
以上ですが、
この数年、試験委員が択一式において
とにかく労災の問題を難しくしてます
健保と並んで最も難しかった科目です
自分のクラスでは上位の優秀者でも、
労災が4点、3点という結果も出ています
逆に8点以上得点している人もおり、
労災は感覚的に得意な人、逆に
不得意な人がハッキリしているようです
今回は正解がハッキリしない問題もあり、
それがミス問扱いなのかじゃないのか
ミス問(全員正解など)だと、3点の人が
4点になったりして救われる・・・
反面平均点が上がるので、
合格ラインも上がる可能性が…
いずれにしても、
合否結果に影響を与えそうですね
【雇用保険・徴収法】普通。目標6~7点
問1:易しい 問2:普通 問3:難しい
問4:難しい 問5:やや難 問6:易しい
問7:難しい 問8:易しい 問9:やや難
問10:普通
レベル的には決して易しくはなく、
かと言って労災に比べれば簡単
労基法と同様、平易な問題で確実に
得点しなければ合格は遠のきます
もっとも簡単な問題が問1で、
「代表取締役の被保険者になれる」
問2は「離職して1年経過すると、
前の被保険者期間は繋がらない」
という基本知識を問う問題ですが、
事例問題なので苦戦した人もいる
問3も平易な問題で、
傷病手当金>傷病手当という優先順位
そして・・・問4が強烈に難しい
最初に問題見た時、解答がない
全て正しいと思いました…
しかし、敢えて誤っているもの、
怪しげなものとしては「D」
失業等給付は不服申立ての対象です
でも「就職状態だから受給資格が不認可」
ということは、ハローワークの窓口で、
「そもそも、あなたは勤務してるから、
失業保険はもらう資格はありませんよ」
ということなので、最初から、
失業保険をもらう資格が発生してない
だから「業等給付がもらえないから」
という文句は言う権利もない
ということからすると「D」が誤り
ややこしい問題でちょっと参りました
問5の不正受給の組合せ問題も、
決して平易ではなく、
アとエとオで迷った人が多いみたい
でも「ウ」については、
適法に受給したものまで不正ですか
返金しなければならないのですか
と考えれば解けた筈です
問6の雇用継続給付は平易なので
確実に1点取らないとダメ
問7は雇用調整助成金で、
かなり難しい・・・
受給期間が原則1年と知っていれば、
簡単に「E」が正解と分かりますが、
最高3年間で受給可能という例外もあり、
そのパンフ等を見ていた人などは迷った
問8は「C」でサービス問題的
「手続は10日以内」
問9は「D」が正解ですが、
普通に読むと正しく見える、
日本語の引っ掛け的な・・・
イヤらしい問題です
問10は模試の問8の問題が的中
「D」が正解ですが、過去にも、
数回出題されたことがありますね
こういう問題で確実に点を取れば、
6~7点は取れますが・・
8点以上の高得点を取るのは、
ちょっと厳しいレベルでした
【労基・安衛法】普通レベル。目標6~7点
問1:普通 問2:易しい 問3:普通
問4:やや難 問5:難しい 問6:やや難
問7:普通 問8:易しい 問9:難しい
問10:やや難
今年は労災、常識、健保が難しいだけに、
労基法は点数を稼ぎたいところですが
そんなに簡単でもなかったですね
問1は開始前に訂正表が配布、
Dに訂正があり、正答はDでした
訂正文を読んだ瞬間に解答は「D」だ
と分かるようなレベルでした
出向社員の使用者責任は元か先か
責任と権限に応じケースバイケース
問2は初めての出題形式で、
選択肢は3つしかない
この3つ各々の〇×を答えなさい
一瞬ビックリですが平易でした
問3は7日目より後に給料日なら、
7日以内に支払う義務あり
7日目より給料日が先ならば、
給料日に支払う(解答はE)
労基法の目的は労働者保護ですよ
今年は、昨年の改正からの出題が、
散見されましたが問4がそうでした
今、話題の「給与のデジタル払い」
500万円と100万円を引っ掛け
問4の選択肢はほとんどA4が1枚の、
労働局のチラシに掲載されてました
問5は個数問題であり難問でした
「必ず」「のみ」「限る」「さえ」
等の表現があれば普通ならば誤り
そのルール通りでアとウが誤り、
正しいものは3つでした
相変わらずテレワークの出題も
問6はA,Bは簡単に外せますが、
CとDで迷ったのではないでしょうか
Cの斉一的取扱いは、
実務でよく問題となる事例ですが、
一般の受験者は苦戦したでしょう
問7の就業規則はオーソドックスで、
1点稼ぎたいところです
残りの安衛法3問ですが、
3問全てが平易はあり得ないのですが
問9と問10はちょっと難しい・・・
問8は本社や工場の事例が細かく記載、
凝った事例問題で難しく見えましたが
意外に簡単すぎて逆に疑うくらいでした
この問題で確実に1点稼がないと、
本当に厳しくなります
それくらい平易な問題でした
問9はDが正答なのですが…
66条の8が何なのか、
66条の8の2って何なのか
それが分からなければ、
手探り状態です
恐らく、「A」の問題文に、
「労働者の申出が必要」
と記載されていないので、
Aが誤りと判断した人も多いのでは
しかし・・・66条の8の2が、
「B」の問題文で「研究開発」
と明記されているので、
「面接指導は義務なんだから、
賃金支払い義務はあるだろう」
と解答を導き出せたのでは
問10は「大臣か監督署長か」
「14日前か30日前か」
を整理できていた人にとっては、
Cが正解だと簡単に導き出せた
自分のクラスでは、
一目でわかる比較表を配布、
なので簡単だったという人も
Cが正解だと分からなければ、
Eが難しく、かなり迷いますね
Eはあまり見慣れない動力プレスで、
5トン未満云々なんて知らない
以上のように決して平易ではなく、
でも、この科目で4点、5点・・
となってくると、
「どの科目で点数を稼ぐの」
という世界になり厳しくなります
自分のクラスの人たちに聞くと、
労基法が9点の人もおり、
ほぼ6点以上は得点できています
しかし労基法が高得点でも、
次の労災や常識、健保などで、
3点、4点という人もいました
次回は合否の大きなポイント
と言える「労災保険」の分析です
もちろん人によって異なりますが、
基本的には…
年金で一定以上の得点取らなければ
なかなか合格は難しい(不可能)
そんな状況になっています
問題の大半が、
「年金アドバイザー3級」
と同じような問題であり、
年金の基礎知識(ベース)
をマスターすることが必須です
単に「年金アドバイザー3級に合格」
というレベルの話ではなく、
土台を理解することが求められます
昨日のガイダンスでも択一式において
「労災、一般常識、健保が3点」など、
そんな人がたくさん相談に来られました
つまり、択一式においては、
上記3科目が難問で低得点の可能性大
合格ラインを45点と想定して、
労基6点、雇用6点、労災5点、
常識5点、健保5点、合計27点
とするならば、あと18点は
年金2科目で得点しなければならない
つまり上記の得点状況では、
年金2科目をほぼ満点でなければ、
合格は不可能となります
とにかく7科目中3科目が難問、
2科目がやや難し目となってくると、
得点源は年金2科目しかないのです
この数年の傾向としては、
とにかく年金2科目で点を稼げ
という感じです・・・
ただし、人によっては偶然かもですが、
労災で8点とか健保で8点など、
年金以外で高得点する人もいます
自分のクラスでも今年最難問の、
健康保険で8点の人もいました
しかし・・・
偶然ではなく確実に合格と考えれば、
やっぱり年金は配点(20点)が大きいので、
得意科目にするべきですね
この点も含めて、今年の択一式を
次回以降に明確に分析します
昨日の受講ガイダンスには、
ご多忙のところ多数の方にお越し頂き、
また、受講申込みを頂きまして
誠にありがとうございます
昨年は史上最高に近い
合格率も達成できましたし、
最後まで諦めずに粘れば、
かなりの確率で合格はできます
一緒に頑張って合格しましょう
昨日に2時間かけて説明しましたが
今の社労士試験は本当に「惜しくも」
涙を呑むという人が半端なく多いです
そこで大きな勘違いが生じます
「合格まであと1(2)点だったから
来年は同じように勉強すれば・・・
合格できるだろう」
そんな人が3年、5年、10年・・・
結局は長期間合格できない
数えきれないくらい見て来ました
20年以上不合格という人もいました
その人も決して惨敗ではなく、
ある程度は得点していました
この試験はそういう試験なのです
逆に合格する人は、
数か月の学習で簡単に合格します
その差は何なんだろう
2時間もかけて説明しましたが、
かなり熱気ある教室になりました
それから、ほとんどの方が
「年金基礎講座」を申込まれましたが、
問題を見れば一目瞭然であり…
今の社労士試験は年金のみが得点源
次回以降の分析で「なぜ、年金」なのか
について詳細に述べます
過去の推移から推測するとこの試験は
まずは「合格者数(率)ありき」
を前提にしていると思います
具体的には「合格者数2千人台」
いかにして合格者数を絞り込むか
つまり完全なる競争試験です
単純に考えれば合格者を絞り込むには
「問題を難しくすればよいだけ」
しかし過去の結果では逆なのです
全受験者の平均点、得点状況等によって、
合格基準点が決まってしまうからです
例えば何度も見られた現象ですが、
多数科目で受験者の選択式の点数が低く、
8科目中半分以上が2点或いは1点救済
そうなってくると、
多くの人が合格基準点を満たしてしまい、
逆に多数の合格者が出てしまう
具体的には例えば3年前の選択式(労一)
ほとんどの受験者が対応できない
そんな難問が出題されて、同時に、
国民年金も受験者の得点が低落・・・
ルール上は補正(救済)等はしないが、
補正しないと合格者が極端に少なくなる
そこで、ルールを無視の例外措置で、
労一1点、国年2点に引き下げ
逆に合格者約3千人、合格率約8%と、
広き門(合格し易い)になりました
特に5点満点で1点だけ取れば合格
そりゃ国家試験の権威が・・・
そんなこともあってなのか・・・
翌年から問題の傾向が変わりました
意図的に選択式の問題を易しくし、
難しい問題でも5問中2~3問は平易
つまり、補正(救済)は出さない戦略
2点以下が50%、1点以下が30%
が補正の基準なので・・・
5問中3問が難しくても2問が容易なら
補正(救済)しなくてもよい
つまり2点の人が50%存在しても、
1点以下の人が30%未満ならば、
3点が合格基準になります…
つまり、
選択式に1問でもそんな問題があれば、
その時点で50%以上が基準点割れ・・・
つまり、たった1問だけでも、
半分以上を篩にかけることができます
例えば、今年の労一や健保は明らかに、
2点以下の人が50%前後いるかもです
しかし、5問中2問は比較的平易なので、
0点、1点の人が30%存在するかどうか
そうなると補正はなく、
3点以上が合格基準になる・・・
さて、
問題の内容からすると、労一と健保では、
労一の方が補正の可能性が高いと予測
それと3年前のように例外的に、
合格者数を調整するために・・・
特例で補正するかもしれません
2科目とも補正は厳しいかもですが、
特例のことも考える限り…
可能性はゼロではありませんね
今回の労一と健保の2点補正の有無、
これが大きな影響を与えると思います
もしも選択式で補正がなければ、
その時点で昨年より合格率は低くなるかも
それと・・・
史上最難であった択一式が気になります
恐らくですが受験者の択一式の平均点は、
かなり下がっていると推測します
それに合わせて合格ラインが下がると、
逆に合格者数が増え過ぎてしまう
それと一部の問題において、
ミス問なのか、ミス問でないのか
これも影響を与えそうです・・・
次回以降で択一式の分析をしてみます
【厚生年金】平易。目標4点~5点
A:易 B:普通 C:易
D:易 E:普通
4点以上は確実に取れる科目でした
「C」は少し応用的な問題でしたが、
消去法で消しても差押えが可能な給付は、
「脱退一時金」しか残らない
「D」はよく択一式で出題される問題で、
喪失日から5年初診日から5年
この問題は
健康保険法の「B」とよく似た論点です
「E」も択一式で出題される問題です
当初から3級の者は65歳を過ぎてから
2級に増進しても改定請求はできない
なので、乙のみが請求を行うことができる
障害年金の基本ルールの一つですね
厚生年金は最も平易な科目の一つでした
【国民年金法】普通レベル。目標3点~4点
A:普通 B:やや難 C:難
D:易 E:易
問題を見た瞬間に・・・
ちょっと意表を突いた問題かな
という印象を持ちました
特に「C」は苦戦した人が多いと思う
A,B,Cがつながった問題なので、
この3つ全てを落とすと・・・
2点の基準点割れということにも
「A」は大臣が指定とは書いてないが、
「B」は大臣が指定したと書いてある
これが決定的なヒントになりますね
Aが指定されたとは書いていないので、
AとBの2つをまとめて「指定〇〇」
というのはどう考えてもおかしい
なので「C」は指定納付受託者でなく
「納付受託者」が正解になりますね
「B」は「円滑」「確実」で迷う
でも保険料徴収の事務を任せる場合、
「確実さ」が求められますよね
「A」は大臣から指定を受けるまでもない
つまり本来の保険料徴収機関でもある
「市町村」であることは分かると思う
「D」「E」はコメントも不要な
まさにサービス問題レベルでした
この2つが平易なだけに…
労一や健保に比較しても、
2点補正(救済)の可能性は薄い
でも意外と2点の人も多いでしょうし
可能性が全くないわけでもなく、
この科目が救済となってくると・・・
まさに「サプライズ」
【社会保険 一般常識】普通レベル。目標3~4点
A:やや難 B:普通 C:易
D:易 E:普通
「A」「B」は予想問題が完全的中で、
何となく出題されそうな気がしました
予想の根拠は「高齢化社会と年金」
「介護認定者の増加が社会問題」
そんな日本の国の象徴的状況があるから
なので、答練や模試、一般常識対策で、
高齢者白書と厚生労働白書の関連統計を
予想問題で出題しまくりました
Aは「収入は年金だけ(100%)」が、
44%を占めているという問題ですが
100%なのか?80%~なのか?
60%~なのか?
ちょっと難しい問題でした
「B」は労働一般常識の「B」と同様、
簡単な割り算で求められます
問題文にハッキリと「認定者は677万人」
と明記されています
日本の65歳以上(第1号被保険者)が、
3千万人台ですので、
677÷3千=20%前後
つまり正答の「18.9%」を容易に、
導き出せるので平易な問題でした
ただし、高齢化率が30%弱(3千万人台)
という基本を知らない人は苦戦したでしょう
この問題もそうですが、近年では・・・
年金アドバイザー3級の問1~問2の問題が、
毎年のように選択式で出題されています
特に択一式の年金2科目においても、
年金アドバイザー3級の問題が、
多数出題される傾向にあります
「C」は以前に出題された問題と同じで、
国保法の目的条文ですね
この問題も予想通りの問題でしたが、
「D」も平成29年と同じような問題で、
何度も出題されている「国民の共同連帯」
今回は「C」「D」で確実に2点稼げます
なので2点補正(救済)は無さそうですね
最後の「E」は前期高齢者の財政が
全ての保険者がお金を出し合うことで成立、
つまり、保険者間の「費用負担」です
講義では必ずその旨を説明してます
【健康保険法】やや難しい。目標3点
A:難 B:普通 C:易
D:易 E:難
「A」と「E」が難しいだけに、
B~Dで確実に得点したい問題
Aの治験については、選択肢を見ると、
②、⑤、⑨、⑱すべてが文章として、
普通に成立するので迷います・・・
治験の趣旨が情報提供を前提とは、
恐らく大半の方は知らなかったのでは
Bは資格喪失後の継続給付の要件を問う、
基本レベルの問題でしたが…
最後のC~Eの家族訪問看護療養費は、
Cの「被扶養者」は簡単に解けても、
DとEで苦戦した人も多いと推測します
例えば、療養の給付や保険外併用療養費等、
5つの給付は「家族療養費」として支給
なので「D」を家族療養費にしてしまうと、
「E」も芋づる的に間違えてしまう…
「D」が家族訪問看護療養費と分かれば、
「E」は家族療養費しかあり得ない・・・
基本的知識を問う問題でありながら、
落とし穴的要素も含まれており、
「2点しか得点できなかった」
そんな人も多いと推測します・・・
とにかくB~Dで確実に3点取るべき
ただし今年の選択式の問題においては、
2点補正(救済)があるとするならば
「労一」「健康保険」の2つが候補ですね