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本日のいのちとこころのセミナー、

ほっとほほえみのみなさん、スタッフのみなさん、明峰高校の放送部のみなさん、
そして、清水康之さん

と記念撮影です。



テーマは生きやすい地域を、、、


ということで、公演と音楽にてメッセージを伝えるセミナ―でした。



1部はNPO法人 ライフリンク代表の清水康之さんの公演。


もう、すさまじかったです。

自殺防止に全力で全国各地をとびわまっているパワフルな方です。

以前NHKのディレクターをされていて、自殺されたご家族を持つ遺族の方を追う番組の中で、
思い立たれ、ライフリンクを設立。この自殺防止について取り組まれるようになり、現在に至っているとお話されていました。

内閣府参与にも就任されたことがあり、
そこで、2009年に自殺対策基本法を成立に結実されました。

国を動かし、具体的に自殺の数を減らすことに大きく貢献されている

本当に素晴らしい方です。



動画の紹介から始まりました。

東京マラソンの映像でした。スタートのゲート付近をビルの上から清水さん自身が撮影したものを流されていました。


すごい数の人です。

さまざまな人生、それぞれの想いをもった希望にあふれた人たちが、
走っていました。


参加者約3万人。



1年間の国内自殺者の数も、この数と同じぐらい。3万人なのです。



どれだけの人が、いるのか、一瞬で理解できました。
とんでもない数です。


交通事故死の6倍。



自殺のエピソード、実際に清水さんが、残された家族より話を聞いた内容を
話してくださいました。

紹介されたエピソードの中で、
家庭内に閉じ込められ、暴力を受け、相談する場所も与えられなかった、
父親から最後には「24時間以内に死んでくれ」と言われた中学生。

完全にいる場所がなくなり、そして自殺をした。

その父親は逮捕されました。

これを望んだ死というのか。


また別のエピソードでは、
現在大学生のかたが、中学生だったときの話、

毎日、学校での授業を終え、部活から帰り、汗を流すためお風呂にはいる。
それが日課だった。

ある日、同じように家に帰り風呂に入ると、
本当に珍しく、父親が風呂に入ってきた。

中学生だった彼は、恥ずかしくなって急いで風呂を出た。

翌日、その父親はビルから飛び降り自殺。命を失った。後に事業が失敗し多額の負債を背負っていたことに気付く。
家族が亡くなったことを、友達にも先生にも近所の人にも言えなかった。

何より、父親は命を断つ前に、
自分に助けを求めていたんではないか

自分がひとこと言ってあげれば父は死ななかったんじゃないか

と後悔している。と


残された家族の悲痛な心の叫び。
痛いほど伝わってきました。


自殺は残された家族の人生にも大きく影響します。


『自殺は自分で死を選択する。ということだからほっといてもいいんじゃないか』
と安易に思うことはできません。

自殺に至るまでの経緯があり、

問題なく、明るい環境、楽しい環境、がもしあれば自ら命を断つだろうか。

生きたいと願っていたのではないか
当然そうだと思います。



自殺の危機経路の事例を教えてもらい、
”そうなのか!”と納得したことがありました。

だれかが自殺することは決して他人事ではないのです。


例えば、労働者の例、

昇進する→仕事の責務が増え過労→仕事の失敗→職場の人間関係の悪化→自殺

主婦などの例

DVを受ける→うつ病+離婚の悩み→生活苦→多重債務→自殺


こういった事例で

失業、犯罪被害、職場の配置転換、介護疲れ、解雇、子育ての悩み、身体疾患+家族の死


など、日常の問題の連鎖の中で自殺のきっかけが生まれる。


追い込まれての死。

なんです。


社会がこの問題を相談できる、また解決にむけてサポートできる仕組みを創れれば、
自殺は防げる


というのです。

自殺で亡くなる前に、「専門機関に相談していたか」、

というアンケートで、相談していた
7割の家族の方が答えたそうです。

「生きよう」としていた人が7割いたということです。


当事者本位の生きる支援をする。

「もう生きる道がない」と八方ふさがりのような状況に陥ったとしても、それでも「生きる道」を選べるように支援する。


と。

そんな八方ふさがりの状況をそもそも出さないような社会をつくる。
自殺対策は地域・社会づくりでもある。

と話されていました。




僕らちめいどが普段伝えているメッセージ


「生きること・生命の大切さ」を訴えています。

ですが、
本当に自殺まで追い込まれる人が、そんなことを求めていません、

具体的な解決方法を求めています。


清水さんは、その具体的に「命をどう守れるか」を真剣に考えている人だと、
話を聞いて思いました。


自殺。

は何が問題になっておこるか特定はできません。

ありとあらゆる分野でサポートが必要です。

地域の人を巻き込み、アンテナを高くはる。


この重要性を感じました。

いざというとき、すぐに動かないといけない緊急を要するとき、

支援を求める方に対する、基本的な知識・対応が

このブログでもざっくりとした説明になってしまいましたが、
それでも、ざっくりでも理解するのに時間がかかります。


地域にそういった、受け入れる土台ができあがっていなければ
いつまでたっても減らすことはできない。


本当にそのとおりだと思いました。



すなわち、つながりを大事にする。

地域の人が、自分たちが、どんな人にも手を差し伸べ、
全ての人間の幸せを願えるように、


関わりを大事にする、小さな出逢いでもなんでも、

絆にしていく。


手を差し伸べた手、そしてその反対の手はまた違うだれかの手を命綱として、
しっかり握る、


その手を握られた人の手が、また逆の手で違う人の手を握る。


そうして救いあげることができると
感じました。


「解散することを目的としている」

とライフリンクの清水さんは言います。

めちゃくちゃカッコイイですよね。

自分のことだけ考えていたら、絶対出てこない言葉です。
自殺防止で必死に動く、人のために常に動いている。



素晴らしいです。


そして、自分たちの音楽、発信しているメッセージが間違いでないことに、
確信を持ちました。


全ての人の命が尊いのです。

大事なんです。


自殺を軽視する人間の心こそ、
対峙しなければいけない問題だったんです。


関係ないところでおこっているんじゃない。
身近で、しかも、社会を変えていけば救える命があるんです。


その救った命が、今度は何十人、何百人、何千人と救う可能性を持っています。
自殺に行かないまでも、希望を失っていた人に

光を照らすことができます。


それぞれの分野で、1歩でも2歩でも挑戦できることがあるはずです。
全体を劇的に変えることなんてできません。


こういったセミナーに今こそ青年が勇んで参加すべきであると
心の底から思います。



ほっとほほえみさんに、

本当に最高の出会いを創っていただきました。


代表の村瀬さんとの出会いが「ストリートライブ」なんです。


全部そうです。

僕らの原点はストリートライブです。



一生懸命に、歌でメッセージを伝えることに、
僕らはより一層使命を感じました。



みんなで、
力をあわせていきましょう。



きっと世界が変わる


そう希望を持てる今日でした。


車椅子で参加してくださった元木さん。
元木さん作詞、ちめいど作曲の「笑顔がみたいから」新曲を

初披露しました。


病気と闘う姿。

病気が治らないことが負けているんじゃない。


その病気に心が負けてしまうことが恐ろしいことです。

周りの支えに感謝し、助け合う、


これが、こころを大切にすることなんだと感じる詩です。


友人、蔭山武史さんも会場に来てくれました。
武史さんもまた、詩に想いをこめて


人の心は病気に負けない。
支えてくれる人が、仲間がいるから。


と訴えいています。


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繋がりは、大事なんです。

家族は大切なんです。




本日の演奏、文化会館のみなさま、照明、音響、裏方のみなさんも
本当にありがとうございました。



すべての人に、またそれぞれの家族、仲間、友達、

つながりがあり、

そのすべてが尊い命で、

そのすべてが悩み、それと向き合い、戦っている魂です。



本当に尊いです。



雄介






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【ストリートライブの日程】

※直前での時間変更や中止の可能性がありますので、参加前にブログのチェックをお願いいたします。

2月

17火 18:00 阪急西宮北口駅
20金 17:00 阪急川西能勢口駅
21土 17:00 JR伊丹駅
25水 19:00 JR三田駅




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