ワビとサビ -12ページ目

一人旅へ出た理由

過去に何度か一人旅に出たことがある。とはいっても仕事もあるし予算もそんなにはないので一泊二泊程度のものである。これでは旅ではない!そう思われるとは思いますがその点はご容赦いただきたい。いつか何週間かあるいは何ヶ月か、住んでるところから遠い場所で違う町の一部として過ごすことは僕のささやかな夢でもあります。


初めて旅に出た理由は失恋だった。どうしても沈み込んだまま気持ちが引っ張りあがらず四苦八苦の末に旅に出たのだ。二泊三日だった。古都として名高いK市へいった。歴史ある場所、エピソードの数々をガイドブック見ながらひたすら散策した。町全体が古都としてのオーラを放っていてぼくはK市をとても気に入ったのだ。(以後年1回はK市へ訪れている)


一人旅だと一人ゆえその町その場所、その空気を堪能することに専念できる。ただ長所もあれば短所もありやはり夜、安いペンションなりビジネスホテルなりの一部屋で夜を明かすのは多少心寂しいものがある。そんなときは大抵夜の街へ繰り出し一杯酒を飲む。僕がK市をいたく気に入った理由の一つが夜にのみに行ったバーでとても楽しいひと時が過ごせたことも要因の一つなのです。一人でのみに行くと店にもよるけど煙たそうにするバーテンもいればひたすら無関心に、歓迎も嫌悪もせず必要なことのみを接するバーテン、いろいろ要る。このときK市でのバーテンはテンガロンハットをかぶり陽気で人当たりのいい人だった。そしてバイトの男の人は僕と同い年でやはり人当たりのいい好青年だった。傷心で旅に出て黙々と散策した夜、やはり誰かと何かをしゃべりたかった僕にはぴったりのお店だったのだ。類は友を呼ぶのだろう。人当たりのいい常連も僕を温かく迎えてくれ、移住しろ!などとも言った。見知らぬ人とこれほど話すのもやはり一人旅故だろう。旅はいいものだ、心底そう思った。


とりあえずきょうはここまでにして気が向いたらその続きを書こうと思ってます。

珈琲

引っ越して住んでるところが遠くなってしまった友人に久しぶりに連絡を取った。

もともと同じ会社で働いてた人なんだけど、このところ失恋やら何やらでだいぶ堪えてたようだ。


彼女自身、今後の夢があり実現に向けて頑張ってるようだ。いくつか具体的な話をしてくれたけど僕には半分くらいしかわからなかった。でも頑張ってること、これはひしひしと感じましたぞ~。僕はウィスキー、友達はワインを飲みながらしばらく電話でいろいろ話したのだ。


頑張ってる人の姿はいい刺激だ。このところいい刺激がなかったから大いに僕は僕なりに頑張っていい日々を過ごしていきたいそう思ってます。

ジョニーウォーカー

このところ行動が裏目にでる。一つ一つは些細なことなのだけどそれらの積み重ねはボディーブローのようにじわじわきいてきてる。


一番堪えたのが坂本龍一のチケットを取ろうとしてたんだけど取れなかったこと。一緒に行こう!っていってた人が1日時間くれ~っていうんで発売日に買う気満々だったんだけど一日待ったらソールドアウトですよ。

さすが世界の坂本。


嗚呼…見切り発車で買っとくべきだった!と激しく後悔。

あまりのショックに普段はお酒飲まないんだけどスーパーの一角のお酒やさんでウィスキーを購入。

(最近読んでる本の影響、もしも僕等の言葉がウィスキーだったなら・村上春樹著)

ウィスキーは素人で全くイロハを知らないんですがとりあえず「ジョニーウォーカー」の赤ラベルを購入。(ジョニーウォーカーも村上春樹の海辺のカフカの影響です。)黒ラベルもあったんだけど値段の他になにが違うのかわからなくて店員に聞いたけど店員も知らないっていうんで軽い失望感も味わいました。


つまみはチーズ。ソーダとジンジャーエールも購入。これから飲みます。今夜も泣けるよウォーケン。


あとプロレスの録画を忘れたのも地味にショックです。明日はいいことあるといいな~。

感銘

会社への通勤は車ですがここ最近オーディオの調子が悪い。CDを読み込んでくれないのがちょっとした憂鬱。(お気に入りのCD聴くことがほとんど、ラジオは聞かない)クリーナーもほぼ効果なし。


通勤のささやかな慰みがなくなり車内の空気が少し重苦しく感じる今日この頃。

ちなみに通勤のときに聞いてる音楽はピアノ曲が多いです。ゴールドベルグ変奏曲、平均律クラヴィーア曲などがヘヴィーローテーションです。(でした、か)演奏家はグレン・グールドです。気になった方は是非聴いてみて下さい。流行の音楽と違いあまり聞くことのないピアノ曲ですが癒されますよ~。


最近職場の朝、出社してから仕事までの間に読んでる本が三島由紀夫の仮面の告白。

感想は読み終えてから書くものだとは思いますがまだ読み途中なんだけどどうしても書きたい感想があったんで一点書きます。

途中の文書に「愛とは求めるもの、そして求められるもの」といった趣旨の言葉があるんですよ。

この言葉には長年うすうす感じてたけど明確な言葉にできなかった。かゆいところに手が届かなかった。そんな僕のもやもやした気持ちを吹き飛ばす一言でした。

感銘の一言、あとは多くは語りません、いや語れません。





ご無沙汰

ブログもちょいとひさしぶりだったりします。

少し傷心を慰めるために先週末は一人旅に出かけたりしてました。そのときのこともつれづれに書こうと思ったのですがいかんせん僕はモグラ並みの知能、すでに大半を忘れてたりします。う~ん。困ったなぁ


さて、そんなわけで今日は近況報告を書いておこうと思います。職場では同僚の桜庭さんが寿退社をされました。お幸せに。

同僚の宮サゴさんが入院した。早くよくなって下さい。


と、そんな感じです。

しばらくはきちんとブログを書こうと思う。まずはネタ、そして文章、この2点に力を入れたいです。

今日はこれで撤収。おやすみなさい。

季節感~奇譚集

都市になくて田舎にあるもの。というとまず季節感、があげられる。

都市部の賑わいも好きなんだけど、暑い、寒い、くらいしか感じられないのは寂しい。

田舎は賑わいはいまいちなんだけど、四季折々の変化が楽しめる、これはこれでいいのだ。

自分の住んでる街は山を四方に囲まれてるので季節の移り変わりは顕著である。紅葉がこれから始まろうとしてる山を見て朝晩の肌寒さに納得。


先週ひいた風邪がまだ直らない。これはこれで困り者。


さて、懇意にしてる高菜さんから借りた本。

東京奇譚集  村上春樹

読み終わりました。いやはや、長編もいいけど短編もいいすね。

短編集なのでいくつかのお話がありますがいくつかのものがあれば当然1番人気は出てくるもの。

僕は1番「品川猿」というお話が好きです。2番目は「日々移動する腎臓の形をした石」

内容に関してはあまり触れないけど品川猿は春樹ワールドを最も感じた短編で一押しです。素晴らしいの一言。日々移動する~はややパンチにかけるものがありますが主人公の心理、行動、共感できます。激しさはないものの静かでいい話だった。



かぜっぴき

両親が旅行に行ったのをいいことに羽を伸ばそうとした矢先、風邪をひいてしまった。

仕事は忙しくて休めない、プライベートでも食事の約束があり言いだしっぺだし、久々に女の子と食事の約束だからキャンセルもままならない。でもすこぶる調子が悪い、という情けない境地に立つ羽目になった。不摂生がたたったとしかいいようがない。しかも食事に行ったら定休日、閉口の一言…


ともあれ気合で乗り切りました?!自分にもまだ底力が残ってたようですw


そして旅行に行った両親からのお土産は数珠、Tシャツでした。

のびのび

両親が旅行に出かけた。行き先は台湾、木曜の夜まで戻らないのでしばらく気ままな一人暮らし。いつもより少し静かなうちでいつもよりも息を深く吸うように自由と孤独の生活。とりあえず洗濯物が干しっぱなし、なのと食卓の上に食べかけの食パン(マーガリンとマーマレードを塗った食べかけ)があるのが信じられない。残り物をきちんと食べるように。とか言ってたけどこれを食えということか?飛ぶ鳥あとを濁さず、もう少し家事やってけよ、お袋、お昼頃出発なんだから朝飯の片付け位してけ。あとはレトルトのカレーを4食分とお釜にご飯、そしてたけのこの比率の多い酢豚が残ってる。


とりあえず夕飯の片付けと明日の弁当の支度をしようと思う。

不摂生

普段規則正しい生活をしてるのですが木曜から不規則な生活スタイルになった。もっとも私生活の自己管理が甘いだけなのですが寝不足で頭がボーっとしてるし、食事も外食が多く時間も不規則なため体調も不調。散らかった部屋といい、自己管理能力の低さをとことん骨身にしみる。そして今よりほんの少し若いころならきいた無理がきかなくなってきてる、これが1番身にしみる、そんな今日この頃です。


仕事も忙しいし、来週から4日間両親は某国に旅行に行くので不摂生に拍車がかかりそうな気配…


胃袋

あさ目を覚まして胃の調子がすこぶる悪い。27年生きてきたけどこんなことは初めてだった。

胃袋の辺りが鉛のように重たい感じだ。食欲はないものの食い意地は捨てられないのかご飯に納豆、大根と油揚げの味噌汁と牛乳を突っ込んで会社へ。


いっそ休もうかと思ったものの仕事が忙しいのでそんな甘えは通じないのだ。胃袋をかばうように少し前かがみになりながら仕事をさばいた。


何故こんなに胃の調子が悪いのか!?思い当たるふしと言えば昨日のそばである。お湯が少なくそばが多かったためゆで加減がまだ固いものがけっこうあった。多分これかな?なにはともあれ失敗は体で覚えるのが1番身にしみるものですね。


そして、村上春樹新作の短編集 東京奇譚集をすこしずつ読んでます。

村上春樹は作家の中で1番お気に入りの大先生だったりします。