日中はまだ暑い日があるものの朝晩はだいぶ過ごしやすくなった。
涼しい夜風、以前よりはやい日没、それらは僕に確実に秋を感じさせる。
以前の勤め先が廃業になってそろそろ一年近くたつ。風の便りではまだ就職先が決まらない人もいるし、再就職し、また、退社して別の道を歩く人もいるようだ。
自分にしては、という前書きのもと、この一年は、再度の就職に当たって不安な日々を随分と過ごしたし、職業訓練校にも通い、「働く」とはまたちょっと違う経験もした。家族が入院したり、畑違いの職種に再就職し始めはとまどったりまあ、なにやかやで一年近くあっという間だった。ここ2,3年の中では自分史の中では激動の時期だったかなと思います。だいぶ誇大表現な気がしますけど。
環境の変化の中でたくさんの人と出会い、あっという間にわかれたりいろいろだった、その経験の中には苦いものもたくさんあったから今後の自分の精神的な骨肉となってくれるんじゃないかと思う。文章としては短いけど濃度の濃い時間、貴重な体験をしたと思ってます。
そういった環境の変化の副作用なのかわからないけど、以前より孤独を感じることが多くなった。どちらかというと孤独癖があったかもしれない僕にとってこの変化は自分に戸惑いを少し感じている。時間の流れの中で人が変化してくのはある意味当然のことだとは重々承知してる、願わくばその変化が良い方向にいってくれればと切に願う。