手術3日目
ドレーンが抜けた。「ドレーンが抜ければもう退院できますけどどうします?」と言われる。えっ胸全摘でリンパも取ってもう退院て早くない?手術終わって3日目よ?そしてこんな異常なだるさでは家帰っても何もできん。そしてこのだるさは骨転移のせいのだるさならばいつ帰ろうがだるいのは変わらないし入院してようが家で寝てようが同じだし。あまりにだるくて昨日は飲まないでいられたオプソ(医療用麻薬)を飲んでしまった。
手術2日目
だいぶ昨日よりは動けるようになった。朝から少し体調はいいし痛みもないし癌のだるさも感じなくて今日は一日のんびりしてよ〜なんて思ったら突然下痢吐き気。パニック障害のような症状が。癌だからパニックになのか癌の症状なのか術後の症状なのかが判断できない。とりあえずデパス飲んだら1時間くらいして落ち着いた。
看護師に吐き気どめを頼ん だら2時間後くらいに持って来た。間に合わないだろ。吐かずにすんではいたけど。
その後デイルームに行ってみようかと立ち上がったらだんだんまた血の気が引いて来て貧血みたいになってしまってフラフラに。またデパス。
もう気の休まる時がない。パニック持ちが癌になったらそれこそ逃げ場がないのが困る。だってパニック起こしても死なないけど癌は死ぬかもしれないんだからそらパニック止まらないw
癌でパニック持ちの人ってどうしてるんだろう。
手術翌日
薬のおかげで眠れたけどトイレのために起き上がるのもご飯を食べるのに起き上がるのも寝転がるのもなにもかもがしんどい!手術中に喉に入れられたチューブのせいで喉の奥の方、甲状腺の奥あたりが物を飲み込む時痛い!
ドレーンが脇から出てるし血が管から助けて見えるしグロい!血の気が引きそう!だのにそれ首から下げてトイレ行かないとならない!
そして左胸の痛いところ取ったらしんどさも消えるのかと思ったら消えない!まあ痛いのが消えたからそれはいいんだけどそもそもこの手術、治すってんじゃなくて症状緩和なだけだからな…
それがなんというかこんな辛い思いしても 治るわけじゃないってんで絶望的な気分にはなりますよね。
手術
手術前日、癌そのものの症状もしんどさがさらに進行してる感。
手術当日、朝から9時までにOS1なる経口補水液を1.5リットル飲めという。ブドウ糖せっかく摂取しないで頑張ってたのに!そして9時以降は手術まで何も飲むなという。
緊張なのか癌のせいなのか動悸が激しい。喉はカラカラ。14時に手術着に着替え、足むくみ防止用の靴下を履いて手術室へ歩いて行く。待合室で名前とどこの何を手術するのか、などの確認。間違えて反対の乳取ったらまずいもんね。
手術室は3部屋くらいあってそのうちの真ん中の部屋へ。ドラマの中の手術室とおんなじだーなんて思いながら手術台に登り、体に色々心電図などペタペタ貼られる。腕に麻酔用の静注薬が刺さり、酸素マスクをつけられ、深く息を吸ってー吐いてーを3回くらいやったらもう意識がなかった。
友達と楽しくショッピングしてる夢を見てた所無理やり起こされたら、金縛りにあったように身体は動かないし声も出ない。「ギムロさーん?大丈夫ですかー?」の声にこくこく頷くしかできない。「移動しますねーよいしょっと」と移動ベッドに乗せられそのまま病室へ。頭はボヤーっとしている。親が顔を見に来たが何を話したかは覚えてない。「このまま三時間酸素マスクつけてて下さい」と言われ、意識はどんどんはっきりしていくのに三時間ベッドから動く事ができない。これが1番きつかった。
掛けられてる布団は暑いし酸素マスクは苦しいし喉はカラカラだし。動こうとすると尿道に刺さったカテーテルが動いて気持ち悪い。暑いけど靴下は脱げない。数分おきに血圧を自動で測られるから寝落ちることも出来ない。仕方がなさすぎて初期あいのりメンバーって誰が誰とカップルになったんだっけなどという残された人生の時間からしたらあまりに無駄すぎる時間の使い方をしていた。
ようやく地獄の3時間が過ぎ、飲み物が飲みこめるか、立ち上がってトイレに行けるかの確認。立ち上がるのは相当キツイけど頑張った。そしてカテーテル外す瞬間のあの気持ち悪さ!
ベッドに戻って栄養剤を点滴されながら睡眠薬で無理やり眠る。
「手術なんて全然痛くないし簡単ですよー」なんて先生に言われたけどいや確かに痛くはないけどしんどいよ!
入院
日に日に具合が悪くなっていく感が…手術による緊張のせいとホルモン剤の副作用のせいならいいんだけど癌がどんどん悪くなってるようなイメージがどうしても消せない。
具合が良い時はそんなの思わないのに。ちょっと悪くなるとすぐ不安感と恐怖感にとらわれてしまう。デパスを飲んでもスッキリとはならない。
こんな状態で手術に耐えられるのか?ますます悪化するんじゃないのか?不安で不安で仕方がない。
恐怖
最近はちょっとどこかおかしくなると「癌が広がってるんじゃ」「私の命は一年も持たないんじゃ」とパニックになってしまう。
今はどうにも膀胱に違和感を感じていて(尿が出にくいような感覚)pet時の肝臓検査でも少し反応が出ていたあの影響なのか、乳腺科の先生はそこまで気にしなくてもいいと言ってたし緩和ケアの先生も「そんなこの数週間で癌は大きくなりませんよ」なんて言ってたけど、だいたい私の癌は一年でここまで大きくなったんだから。2年前の検査では何とももなかったんだから進行スピード早いんじゃないのか。
色々調べてると、癌サバイバーの方々はこの心理状態を通ることが多いようだ。
私はさらにパニック持ちでもあるから厄介である。
昨日は動悸がとんでもなく激しくなって倒れそうになった。これはどうやらホルモン剤の副作用だろう、と自分の中で落ち着いたら少しは楽になった(ホルモン剤は更年期障害の症状が起こる)。
しかしこんな心理状態から抜け出せないままだと「新たにどこそこに転移してます」と言われるたびに絶望的な気分になり続けなければならないということだ。
なぜ癌が広がると怖いのか、もちろん死ぬのが怖いからだ。ではなぜ死ぬのが怖いのか。
老齢の母や父に私を看取らせるなんて耐えられない。父母の気持ちを思うと辛すぎる。
親戚や友達も酷く悲しむだろう。
やりたい事も色々あった。家を立て替えて優雅な一人暮らしをしてみたかった。仕事もこれから頑張っていこうと思ってた所だった。
死んでしまえば寂しさも痛みもない世界に行けるわけだから私自身は辛さも感じないけど、残された人たちのことを考えるとやはり生きてる間は辛い。
あとはもちろん死に至るまでの痛み苦しみと失う事の恐怖。
痛み苦しみは現代医学ではそこそこ取り除けることがわかった。
あとは精神的な恐怖の乗り越え方を学んでいかないと。
手術日決定
痛いなら取ったら楽になる、と言われて取ることに決定。
取ったからといって癌が消えるわけではないけど痛みから解放されるならそれはいい。
でもこの息苦しさはどこから来てるんだろう。
胸を取るだけで消えるのかな。
高濃度ビタミンC静注も75gやって来たけどどうもやってる間から具合が悪くなってくる。そんな耐えられないほどでは無いんだけども。
食べていいもの悪いものについても聞いて来た。
これで1日糖質5g以下を目指す。
しかし強い痛み止めを飲んでもまだ痛みが。もうモルヒネを飲むしかないのか。少し前までは痛みはそんなに強くなかったのに。癌の勢いが増してるんじゃないかと不安で仕方がない。
緩和ケア
ちょうど緩和ケア相談を入れていたので、昨日の具合の悪さ、薬を飲んでも痛みが消えない話をしたらもう少し強めの薬を出してくれた。
緩和ケアってもう手の施し用のない末期の人が使用するものって思い込みがあったけど、初期だろうとなんだろうと癌の辛さや痛みをできるだけ取り除いて、生活の質を向上させるためにあるもの、という事を知った。
痛いだけじゃなくて息苦しさもあるんだけど、これは多分痛みで体に力が入るため緊張して体が硬くなるせいもあるので、とにかく癌治療は体力勝負なので痛みに耐えて体力を奪われる方がもったいないので積極的に緩和ケアを利用したほうがいいと知りました。
糖質制限もやりすぎないレベルに必要カロリーをちゃんと取る、体力温存しておいてくださいとの事。
どんだけこの先辛いの…と思ったら怖くなって来たじゃないか…
薬
痛み止めはトラムセット、だるさには抗不安薬のデパスが効く。これを毎日辛い時だけ飲むようにしてるんだけど結局一日3回飲んでしまう。
あとはトラムセットが効かない時もある、と言ったらモルヒネを出してくれた。医療麻薬ですよ。シャレにならない。
デパスは依存性が あるというしモルヒネに今の段階から手を出したら癌が落ち着いたとしてもその時には既にヤク中になってるんじゃという不安感。あまり薬を飲まないようにしてた人生だったからなあ。そして辛い症状を抑える薬ってやっぱり気分爽快!となるわけじゃなくて辛い症状がベースになってるけどどこか麻痺させてる、って感覚もちゃんとわかる。
だから根本的に爽快にるわけじゃない。
いままで病気になれば寝たり薬飲めば治るのが普通だったのに、寝ても薬飲んでも良くならない今の状況は結構しんどい。しかも一日糖質2g以内というスーパーケトン食もやってるので食べれる物が少ない。ケトン食はよくないとも効くし癌には有効とも聞くしこの辺の民間治療系は言ってることが皆違うので本当に振り回される。
高濃度ビタミンC治療
今朝からタモキシフェンを飲み始める。高濃度ビタミンCの50もやってみた。結構夜まで調子良かったのに20時くらいからだんだん苦しくなってきた。また癌の進行が進んでるような感覚がして辛い。ホルモン剤もランマークも効いてないんじゃないかと感じてしまう。でもどうしようもないのが歯がゆい。痛み止めを飲んでもまだ痛む。おかしい。