掃除婦は見た -4ページ目

コノカカク…って耳障りだな。

あまりTVを見るほうじゃなかったんだけど、このごろは寝付いてる父につきあって、TVを見てる時間が増えた。

で、変なことが気になるんだよね…。

 

チューリッヒとかいう車の保険。

そのCMに、なんかイラッとする。

 

何のCMでも、繰り返しってウザイもんだけど、チューリッヒのは、ひときわイラつく。

若い女性の受信係がお客さんに答えてるのが、

「その場合はこの価格です」

「車両保険をつけて、この価格です」

…と、5回以上「この価格です」が続く。

 

珍しくもない言い回しだし、出演者も多少わざとらしいだけなのに、どうにも耳に障るのは、たぶん、「K音」が続くからじゃないだろうか。

KONOKAKAKU.

言いにくい言葉ってのは、聞いても不快なことが多いんだよね。

 

3回目あたりからは、ちょっと表現を変えてみたらどうだろう。

「こうなります」とか「このお値段です」とかさ。

 

でもきっと、ほかの人たちは気にならないんだろうなあ。

それが気になるのは、同じ表現が重ならないように神経を使ってた、三文作家時代の後遺症かもしれない。

 

神宿る島に、今日は男たちのハダカが宿る

私はフェミニストというより、ただの男嫌いなわけですが。

「女はダメ」と言われると腹が立つのに、この島についてだけは、なぜかそういう気持にならない不思議さよ。

 

世界遺産登録が現実的になってきた、福岡県の「沖ノ島」のこと。

今日は現地大祭だったので、TVニュースでも取り上げられてました。

遠景だけど、上陸を許されたメンズが裸になって海に入ってる映像もバッチリと。

すごい、1人の例外もないのね、島の掟には。

もし天皇家の人があの島を訪問されるとしたら、やっぱり裸になってみそぎをなさるんでしょうか。

いや、むしろ、一般人より神道になじんでおられるのだから、何でもないことなのかもね。

 

沖ノ島のことを見聞きすると、なんだかワクワクします。

禁制とか禁足という響きが、琴線に触れるのかな。

「男だけ」というところに、腐女子魂が反応するのかもしれません。

 

ということで、今日はトンデモ本をご紹介!

なんと、沖ノ島(もちろん名前は変えてあるけど)を舞台にしたBL小説があるんですよ、知ってたー?

 

いつき朔夜「神凪の恋」

「全裸でみそぎ」の描写はちゃんとあるけど、イラストが無いのが残念です。

 

 

 

アフィリエイトとかやってないんで、ほんとに紹介だけw

 

 

 

 

 

在宅ホスピス頓挫の危機

とってもさくさく進んできたんですよ、ここまでは。

 

まず主治医@大病院Aと話し合い、院内のサポートセンターに繋いでもらった。

 

次に、センターの支援員から、訪問看護サービス(大病院Bに併設)に紹介してもらった。

(なぜなら、ガンの手術をしたA病院は急性期主体で、緩和病棟は無く訪問診療も取り扱っていないから)

 

訪問看護師2名が病室を訪問、父・私・支援員を交えて、退院後の家庭訪問の約束をした。

 

退院した日の午後、訪問看護師が家に来た。

(今後の方向性を決め、契約をするだけのはずが、父が発熱してたので、CVポートの具合を診たり、清拭をしたり、さっそくお世話をしていただいた)

 

とりあえず週2回訪問看護をお願いして、順調な滑り出し。

 

3回目に、「そろそろ医師の往診も」という話になったところで、父がお断り宣言。

 

父はもともと「変化」を嫌う人。

家をリフォームするときも最後までゴネた。(私の家なのに)

近所に新しいスーパーができても、以前からのスーパーに操を立てて、1年ほど行かなかったほど。

 

だからこそ、在宅を選んだんだけどなあ。

転院するのにはすごく抵抗があるだろう、と思ったんで。

病院を替わるのはもちろんイヤだけど、主治医が替わるのもイヤだったらしい。

でも、A病院の先生も、家庭医の先生も、往診はしてくれないんだよ。

 

説得しようとしても、二言めには「もう死ぬんだから放っといてくれ」だもんね。

ラクに死ぬためには医師の処方が要るんだってことを、婉曲に告げるのって、元三流作家には難しいです…。

 

 

 

在宅ホスピス開始。

警察署で一緒に「記者発表」を目撃してから、まだ10日しかたってないなんて信じられないんだけど。

父が「在宅ホスピス」状態になってしまった。

胆管ガンで手術したけど転移してたから、いつかは…と思ってた。

でも、あまりに元気だもんで、ずーっとこのまま何年もやっていけるような気になってて…。

急に食欲が落ちたところで、ちょうど定期健診。

そこで「CVポート付けましょう」という話になって、それって緩和ケアの準備ってことだよね。

退院時には、「次は緩和ケア病棟のあるところに入院か、または在宅療養」を言い渡された。

後はあれよあれよというか、いろんなことが押し寄せてきて、2年前に覚悟はできてたはずなのに、実は何の準備もできてなかったんだなあ、と。

父の状態はそれほど悪くはなくて、これなら確かに家のほうが居心地いいに違いない。

今はまだ、私の手を煩わすこともあまりないんだけど、ブログの更新とか、クラウドワークなんかは全然できない数日だった。

物理的に時間をとられるというより、精神的に余裕が無くなるものなのか。

 

在宅療養に当たって何をどうしたのかは、もうちょい落ち着いたら書いておきたい。

きっと誰かの役に立つだろうから。

 

 

「記者発表」を間近で見ちゃった

先日、所用で地元の警察署に出向きました。

ぶっちゃけ、落し物を引き取りに行ったんですけど。

デパートの会員カードで、キャッシングなんかはできないから、落としてもそこまで不安はないです。

でも個人情報とか貯まったポイントとかもろもろ考えて、デパートには「止める」手続きをお願いしました。

そうしたら、数日後にデパートから連絡があって、カードが警察に届いてるんですって。

それで、さっそく取りに行ったわけです。

 

窓口で名乗ったらさっと出てくる…わけじゃなく、しばらく待たされました。

で、どこかに腰掛けようと思ったら、椅子の上に上着があったり、テーブル上にノーパソが開いてたり、大きなリュックみたいなものが椅子の足元にあったりで、座るとこがない。

人はあんまり座ってないんだから、ちょっとムカつきますよね。

 

やがて呼び出しを受けて、書類にサインし、無事カードを引き取ることができました。

玄関から出ようとすると、年配の事務職みたいな人が手を上げて、「こちらへ」と合図をしてる。

それに応えて、ロビーに散らばってた人たち(民間人)が、一画に集合しました。

切れ切れに聞こえてきたのは、

「未明に消火」「連絡がつかないのは7人」「火元は調査中」

…えっ、これって警察の記者発表っていうんじゃないの?

発表者を囲んでメモをとってるこの人たちって、新聞やTVの記者だったのか。

あちこちに置いてあった荷物やPCは、そういうことだったのね。

夕方の新聞に、さっき漏れ聞いた事件が載ってて、あの中の誰かがこの記事を書いたんだろうなと思うと、不思議な感慨を覚えました。